HKK入院日記 10日目 回復を止めるな
骨盤骨折した男の入院日記です。
ここまでの内容
→38歳(男)がニセコのスキー場にてスノボ中、立木に衝突
→左骨盤を骨折
→入院、手術(札幌徳洲会病院)
Day10 2019.3.8(金)リハビリ四日目
7:00 起床 たぶんうっすら計6hくらい
9:15 F根さんと車椅子でトイレ。排便成功!車椅子トイレチャレンジ0
10:15 リハビリ 車椅子でトイレに行くやり方、歩行器での歩行練習。O本さんとのリハビリは楽しい。
11:30 傷口のチェック U田先生
11:45 お風呂へ 迫り上がる湯船に感動
12:15 お昼ご飯カレーライス完食
13:00 車椅子トイレチャレンジ1
14:00 昼寝
15:00 車椅子トイレチャレンジ2
17:00 車椅子トイレチャレンジ3
18:45 BDさん
ターミネーター2見る
19:50 車椅子トイレチャレンジ4
21:00〜 カメラを止めるな見る
寝る前、車椅子トイレチャレンジ5
今日の昼担当はスーパー看護師F根さん。
9:00頃
便意が来て、踏ん張ってはみるものの、なかなか出ない。やはり寝たままの状態では精神的にも身体的にもいろんなブレーキがかかってしまう。
F根さん「車椅子でトイレ行きましょうか」
思いもよらない提案でした。そうか車椅子に乗ればいいのか。まだ1人では車椅子に乗ることはおぼつかない状態でしたが、サポートしてもらえれば車椅子に座れます。
車椅子でトイレに行ったこともありませんでしたが、F根さんが丁寧にサポートしてくれました。トイレのドアは手がとどくギリギリの所にノブがありました。トイレに入り、車椅子を便器近くに持っていくのですが、どの位置に持っていくべきなのか最初は分かりません。車椅子から立ち上がり、便座に着席するまでの体の動かし方も自然とはできないなと思いました。
F根さんから安全な足の置き場所・体を動かす順番を習います。
生まれて初めて車椅子で車椅子用トイレを使いました。
車椅子用トイレはすごく広い作りに見えますが、あれでギリギリのサイズなんだということが分かりました。車椅子での方向転換はかなりのスペースを必要とします。
ちょうどぴったりなnoteがあったので参照に。
久しぶりに便座に座りました。便座に座るとお腹に力を入れやすい。寝ていたときとは全く違います。なんとか排便成功。
10:15 リハビリ
マッサージ後、今度はO本先生から改めて、ベッドから車椅子への座り方、車椅子からの降り方(ベッドに戻るやり方)、車椅子でトイレを利用するやり方を教わります。リハビリ室では歩行用手すりを使って数メートルを2往復ほど歩く練習をしました。これだけでも少しふらつく。
O本先生からリハビリについて、筋肉についてお話を伺う度、自分の無知を知ります。自分の筋肉についてなんにも知らない。自分を動かす体なのに。
11:30 傷口のチェック U田先生
経過は良好とのこと。一安心です。
11:45 お風呂タイム
今日は湯船に入れるということでワクワクしていました。寝たきりで動けない患者用のお風呂です。これがすごくて、寝たまんま湯船に浸かることができます。
専用のベッドに寝た状態で、お風呂が下から上がってくるのです。言葉ではどうにも伝わりにくいと思いますがお湯の張られた湯船全体がせり上がってきてベッドを越えていくというか。ベッドをお湯が包み込むというか。
ともかく骨折前夜以来の湯船でした。もうこれが超絶気持ちいい。もうお風呂最高です。感動して泣きそうでした。いやちょっと泣いた。
ただ、このお風呂は車椅子で動けるようになった患者は使えないということで、僕はこれが最初で最後になりました涙
気持ちよかったなあ...
12:15 お昼ご飯カレーライス完食
13:00 車椅子トイレチャレンジ1
ここからは1人で車椅子に乗り、トイレに行くというチャレンジが始まりました。ゆっくりと体を動かし方向転換しながらベッドから車椅子に移り、手で車輪を漕いで廊下にある車椅子用トイレに向かいます。
トイレにたどり着くまでの時間、もしトイレが使用中だった場合の待ち時間なども考慮して自分の体をコントロールしなくてはなりません。ガンガンといろんなところに車椅子をぶつけながらなんとかチャレンジ成功。
1人でトイレに行ける喜び。
その後も嬉しくて何度もトイレに行きました。
そうこうしていると、Twitter友達のBDさんが来院。頼んでいたお水を買ってきてくれました!本当に助かります。世間話やTwitterトークなどして気分転換させてくれました。
メンタルが前向きになってきたのでNeflixでターミネーター2を鑑賞。最高。
この日の夜は「カメラを止めるな」民放初放送の日だったので見ました。テレビはテレビカードを購入すると見ることができます。テレフォンカード式ですね。ちなみに大部屋では冷蔵庫もテレビカードが必要でした。
イヤホンして消灯時間を過ぎてもTwitterとカメラを止めるなを楽しみました。ケガをする前の日常を少し取り戻したような気持ちになりましたね。
だんだん普通の日記になってきた笑
続く