HKK入院日記 2日目
ここまでの内容
→38歳(男)がニセコのスキー場にてスノボ中、立木に衝突
→左骨盤を骨折
→入院(札幌徳洲会病院)
骨盤骨折した男の入院日記です。
入院初日のことも少し。
20:30頃 妻🐼も帰り、夜間担当の看護師さんと挨拶。
担当は20代中頃のF根さん。細身の美形で超優しい。
ベッドは自動で起きることのできるボタン付き。
ただし、症状的に45°までしか起き上がれないと医師からの指示。
F根さん「ベッドはこのボタンで上がったり下がったりしますので」
わし「あ、はい。でもこれどこが45°か分からないですね...」
F根さん「そうですよね。寝てたら分からないですよね...。あ、あじゃ、内側にテープで印を貼りましょう!」
わし「ありがとうございます涙」
そう言って、ビニールテープでベッドの内側に45°まで曲がったことの分かる印を作ってくれました。
入院初日の自分。45°まであげる許可はあれど、30°くらいが痛み的に限界でした。30°くらいでご飯食べるの大変でしたね。箸は無理。スプーンとフォークで食べてました。料理も細切れにしたものを用意していただきました。白いご飯は俵むすびのおにぎりにしてくれました。
初日の夕ご飯。この角度が限界。
2019.2.28(木) 入院二日目。
朝
細かくしてもらった。ご飯。
昨夜は腰の痛みでほとんど寝られず。
患部の少し上?の腰回りが筋肉痛のような鈍い痛み。立木に衝突したことからくる打ち身のような痛みだったと思う。
処方してもらっていた痛み止めを今日から少し強くしてもらうことに。
痛み止めの副作用となる吐き気を止める薬も同時にとる。
昼担当の看護師はY田さん。
Y田さんはハキハキとした恰幅のいいお母さんキャラで信頼感ありまくり。
午前中は点滴やら採血やら色々検査をして過ごす。
13:30 体を洗ってもらう。
「はーいkoni氏さーん、お風呂入れないんで体洗いますねー。」
身動きが取れないので、三名がかり。
女性看護師三名に取り囲まれて服を脱がされる。
「今日男性看護師がいなくてごめんなさいね。ちょっと我慢してくださいねー」
症状として"左側禁(体を左側に向けるのはNG)"なので、右向きにしか体を傾けられない。
その隙に浴衣風の入院着を脱がされる。
少しでも左足が動くと激痛が走る。その度に30秒くらい声も出ず動けなくなるくらい痛い。
そうして下着も全て脱がされる。股間にはハンドタオルをかけてくれた。痛みを堪えることに全部集中していたので、羞恥心はほぼ無い。
それよりも、1日しか風呂に入っていないだけの自分の体を暖かいお湯につけたタオルで3人もの看護師が洗ってくれていることに感動していた。タオルをかけながら股間も洗ってくれた。お尻も洗ってくれた。暖かいタオルがとても気持ち良い。自分の体を清潔に保つことにこれだけ時間を割いてもらっている。一人間として扱ってもらっていることに感謝の念が湧き出る。
看護師さんってすごい。
その間、妻🐼からは根室花まる*で食べている超絶うまそうな寿司の写真がバンバン送られて来ていた...。
*根室花まる→超絶うまい北海道の回転寿司屋。いつも長蛇の列。
そんな写真をうらめしく眺めているとBDさん(ツイ友)が来てくれた。
「どもども」
そう言って、心配そうにいろいろ聞いてくれる。お菓子とかガラナとか買って来てくれた。
妻🐼と同行していたKずま、Yっこさんも来てくれた。
その後BDさんは帰り、妻🐼が買って来てくれた入院グッズをもらったり。
血栓予防の装置がついてる足を眺めるKずま。
空気で膨らんでマッサージしてもらってるみたいになる。
集合写真。
Kずま、Yっこさんはツアーの予定通りこの日の便で東京へ。
妻🐼はしばらく札幌に残ってくれることになった。
大通駅の近くのビジネスホテルに連泊することになった。本格的な入院も手術も初めてだった自分にとって、看護師免許を持っている妻🐼の存在はとてつもなく大きかった。
この日の夜担当看護師 K本さん
痛みはやや治り、1〜2hおきに目が覚めるも昨日よりは眠れた。
痛み止めの効果かな。
静かな院内。廊下に出たところにナースステーションがすぐあって、他の部屋がナースコールした時にかかる電話の保留音みたいなメロディー、看護師さんの声や廊下を歩く音が時折聞こえてくる。
続く