HKK入院日記 4日目 ついに
ここまでの内容
→38歳(男)がニセコのスキー場にてスノボ中、立木に衝突
→左骨盤を骨折
→入院(札幌徳洲会病院)
骨盤骨折した男の入院日記です。
Day4 2019.3.2(土)
6:00 採血2本。点滴再開。
昼担当はT江さん。かわいらしい柔らかい雰囲気の女性看護師さん。
午前中はYっこさんがお見舞いでくれたこんまり(「人生が片付くトキメキの魔法」 近藤麻理恵)を読んで過ごす。
ネトフリでこんまり見る (Netflix)
かなり影響されますねこれは。健康になったら家の片付けやろうと決意。
次はこんまりでnote書きたい。
片付け実践ドキュメントをnoteに書いて行こうかな。
11:35 妻🐼来る
いろいろ出てくる必要なものを買って来てくれる。水やゼリーなども。
せっかくの北海道なのにろくに観光もせずホテルと病院を往復してくれている。もう本当に頭が上がらない。
12:20 痛み止め内服
入院生活はとにかく規則正しく過ぎていく。
8時に朝食、12時昼食、18時夕食。あったかいご飯を食べたいので、その時間は死守して予定を組むようになる。
ご飯も超バランスのよい食事。そして毎日きちんと3食食べていると、間食するお腹の余裕はなくなる。もちろん入院してるから動いてないのでお腹もあまり空かないんだけれども。きちんとした栄養を結構な頻度で摂取できていることに気づく。自分がどんどん健全になっていく感じがする。
14:00頃 Tラくん来てくれる。
北海道のお菓子詰め合わせを持って来てくれたので、念願のバダーサンドを食べることができて超嬉しい。
大事に大事に食べました。Tラくん、ありがとう。
そしてついに16:00頃
便意が到来。下剤の効果もあり、来ました。
手術前にはかならず腸をキレイにしておかなくてはなりません。全身麻酔で筋肉がゆるんで全部出てしまうからです。怪我の前でも毎日お通じがあったわけではないので、こっちとしては普通なのですが看護師さんたちはとっとと出してほしいみたいでした。
ちなみに看護師さん達は便のことは"お通じ"と呼ぶことで統一していました。
さて寝たままでどうやって排便するかというと。
通常であれば、ベッド上では差し込み便器を使用します。
こういうやつです。ただ、自分の場合は腰を動かすことが不可能でした。一度差し込み便器で試そうとしたんですが瞬間的にもう痛過ぎてこれじゃ無理なことが判明。
すると看護師さんたちが3名ほどやって来て、体(腰を)を固定したまま浮かしてお尻の下にオムツシート(給水用シートみたいなの)を敷いてくれました。
その間僕はといえばパンツ脱いで股間丸出しなわけです。ハンドタオルをかけてくれました。
腰が動かないもんだから下にシートを敷くのだけでも超大変。
看護師さんたち「じゃあこれでどうぞー」
わし「え、あ・・・はい・・・」
どうぞーと言われましても...。です。
まず、
・寝たまんまだとふんばれない
・状況が特異過ぎて便意が消失
となってしまってなかなか出るものが出ません。
尿は尿瓶にするのですが、便と同時に出たらどうする?そもそもこのシートの外にもれない?けっこうゆるい便だったらどうなるの?という感じでいろんなことが気になり、便意が再来しません。そのまま20分ほど経過。
看護師さん「じゃぁ浣腸してみましょうか」
という流れになったのですが、浣腸かあ...と思っているとやっと便意が復活!!この大波に乗ろうとなんとかどうにかこうにかお腹に力を入れて何度か力みます。ところが最初の硬いヤツがなかなか飛び出してくれません。たぶん硬いのは最初だけなはずなので、こいつを突破できればそのまま勢いで出てくれるはずと、かなり腹筋に力をこめる感じで何度も力む。ひたすら力む。ベッドに寝たまま排便するという意識のリミッターも解除するのが大変でしたが、なんとかかんとかいたすことができました。
安堵と排泄の快感と寝たまましている罪悪感と恥ずかしさと...。味わったことのない感覚に襲われました。
もうかなりの軟便でもうほぼ液状だったのですが、ベッドに漏れることはなく。そんなオムツシートの性能に驚いている間に、看護師さんたちが黙々と片付けをしてくれました。二人がかりで体を傾けている間にもう1人がシートを片付けて、お尻を拭いて股間を拭いてくれました。
下の世話の大変さ。世話するのもされるのもいろいろ両方大変です。身を以て知ることになりました。
そしてここからはオムツ装着となりました。赤ちゃん以来36年ぶりくらいのオムツ生活です。
なんとかひと段落した頃にはもう17:00に。
1時間以上経っていました。大変。
この日の夜間担当はO山さん。またしても20代女性。この病棟は若い看護師さんが多かったです。嬉しいような恥ずかしいような。
18:25 痛み止め投入
晩御飯。妻🐼の買ってきてくれたふりかけを白飯にかけてなんとか1/2くらいを目指して食べる。ごましお。
20:50
かかとを立たせる固定器具(なんかこういうやつ)をつけて寝るのですが、これつけると筋が張り、足がちょっとでも動くと超痛むので外してもらいました。(左足を全く動かせない状態なので、自然とつま先が下に向いてくる。そのままの状態で足首が固まってしまうと歩く時の障害となってしまうので、それを塞ぐ器具をつける)
眠れなくて体力消耗するならば、今はこれは外しましょう。とO山さんが器具を取っ払ってくれました。
22:30 就寝前に痛み止め、また下剤を飲む
26:00 やはり寝付けないので追加で痛み止め飲む
この痛み止めを飲んでから6:00まで眠れました。
入院後初めて通して3時間ほど眠れた。
続く