温冷交代浴とおいしい朝ごはん / 小杉湯@高円寺
週末はスーパー銭湯に行って、お風呂にゆっくり浸かり、サウナで整い、たまには岩盤浴でたくさん汗を流して、日ごろの疲れを癒しているのですが、今日は、めずらしく昔ながらの銭湯に行ってきました。
昭和八年創業、高円寺駅から徒歩5分の場所にある「小杉湯」。
土日は朝の8時から開いており、朝一から銭湯に入ってきました。
銭湯においてあるものって、何もかもかわいい。
入口の木の鍵の下駄箱を見るだけでテンションが上がってしまいます。
料金
入浴するだけなら500円、レンタルタオルやバスタオルを借りるなら+α。
スーパー銭湯に行きなれているので、バスタオルやボディタオルはもちろん持参しています。
アメニティ
小杉湯はまず、アメニティの充実っぷりがすごい。
シャンプー、リンス、ボディーソープまでは当たり前ですが、洗顔、クレンジング、化粧水、乳液まで揃っているのはなかなか見ないです。
タダで使えるものは使っておきましょう。
メーカーも、どこのなんだかわからないものではなく、シャンプーやリンス、ボディーソープはクラシエのもの。
なんとなく、ちょっと良いやつ感があります。
お風呂
さて、肝心のお風呂のラインナップは、ミルク湯、水風呂、ジェットバス、あつ湯です。
ミルク湯 | 41度
水風呂 | 16~19度
ジェットバス | 42度
あつ湯 | 44度
ジェットバス、あつ湯は日替わりでお湯が変わります。
私はジェットバスはバナナファクトリーの湯、あつ湯は山コーラで、バナナの方はよくわかりませんでしたが、あつ湯はネットにコーラのスパイスが入っていて、香りがとても立っていて癒されました。
フリーマガジン「find(er)」vol.1の小杉湯特集によると、日替わり風呂は「もったいない風呂」と呼ばれ、業務用の入浴剤を使うのではなく、本物の果物などをお湯に浮かべているそうです。
形が悪いなどの理由で廃棄処分されてしまうものを生産者に提供してもらっていて、フードロスを減らす手助けにもなっているんだとか。
今日のコーラのお風呂のように、銭湯の利用者は人工的ではなく自然なスパイスな香りを楽しめ、生産者は自分たちで作った食品が無駄にならず、まさに一石二鳥。
ミルク湯の甘い香り、ジェットバスのマッサージ感、あつ湯と水風呂での温冷交代浴による極上の気持ちよさ。
コンパクトな空間にこだわりが詰め込められていて、最高に堪能できました。
お風呂上り
番台の目の前のところには水飲み場があり、お風呂上りにはここで一杯水分補給。
普通の水より吸収効果が高く、お肌にも良いんだとか。
銭湯ではおなじみの牛乳、コーヒー牛乳はもちろん、サイダーなど、お風呂上りに飲みたい飲み物やアイスが充実しています。
たまたまクラフトコーラのフェアをやっていました。
待合室はギャラリーになっていて、この日はTシャツが飾られていました。
牛乳のキャップモチーフの銭湯ぐらしTシャツとてもかわいい…。
マンガも置いてあるので、お風呂に入った後も少しゆっくり楽しめます。
朝風呂の後の朝ごはん
小杉湯の隣には、「小杉湯となり」という、そのままの名前のコワーキングスペースがあり、そこでは毎週日曜日朝ごはんが食べられます。
メニューは日によって変わるようですが、今日は卵焼き定食か冷や汁定食の二択。
朝から気持ちよくお風呂に入った後に、美味しい卵焼きを食べる朝、最高です。
(梅干しは食べられなかったので、近くに座っていた知らない梅干し好きなお子さんに食べてもらいました、ありがとうございます。)
小杉湯となりの前には、可愛いケンケンパのチョーク絵。
チョークもケンケンパも懐かしいですね。
あつ湯と水風呂の往復に夢中
いっしょに行った方々と「どのお風呂が一番良かった?」って話になりました。
どれもミルク湯もジェットバスも良くて好きなのですが、私はやっぱり温冷交代浴が一番気持ちよかったです。
あつ湯に何分か浸かり、そのあとに水風呂1分入って、ゆっくり休む。
このルーティンをただただ夢中で繰り返していました。
あつ湯は44度と本当に高温で、「これは人間が浸かっていい熱さなのか!?」とちょっと思ってしまうほどの熱さですが、ただ熱いだけではなく今日はコーラのスパイスなど、日替わりで良い香りがするのと、あとで水風呂の気持ちよさが待っていると思えば多少は我慢できました(それでもやっぱり熱いけど)。
お風呂もお風呂上りも楽しめる小杉湯。
ちょっと遠い場所にありますが、十分また行きたいと思える銭湯でした。