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0.2 DXの全貌を俯瞰してみましょう



DXは社会を包む

2018年頃からでしょうか今日に至ってもなお、IT関連の記事、ニュース等々で盛んに「DX」なる言葉が乱舞しています。時の政権の掛け声も有り、デジタル化推進で「デジタル庁」や「DX」が政治経済関連記事にも頻繁に表れるて来ています。もちろんこれは良いことです。
そこで、細かな技術知識からの断片的理解でなく、まずは「DX」の全貌を「鷹の目」で見ていきましょう。

デジタル化の始まりは「コンピュータの誕生」からとしますと、それは半世紀以上も前になります。その頃は、「電子計算機」という言葉の方が通りもよく、デジタル化などという言葉は有りませんでした。そう、最初は電気で動く当時としては超高速の計算機でした。それが、ご存知の様にパソコンになり、インターネット、スマフォ、Webが2010年以降、個人利用としても極々普通になってきました。今では、仕事上は勿論、個人の遊びに趣味に仕事に買い物に、そしてこのnoteのように毎日の生活で使われいます。一言でいうと、私たちの日々の生活、世界の人々の生活すべてがデジタル化の中で営なまれているという事でしょう。「DXが社会を包む」とはそんな意味を表しています。その「包み」が「暖かく心地よい包み」であるようにしたい、との思いもこのnoteの狙いの一つでもあります。

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いよいよ、DXの全貌俯瞰

DXの最終的な狙いは「社会」です。「社会」が対象ですからそれは広大です。
次に示す図では、俯瞰しやすいように広大な社会を次のように階層的に分解しました。先ず「社会」と「会社」の2階層です。そして更に「会社」を「経営者」「業務担当者」「IS部(ITシステム担当者)」「ITSystemそのもの」です。「社会」を最上位に、次に「経営者」・・・と階層化です。

それぞれ、人は自分の役割(業務)を担って日々の活動をします、デジタル化はその業務の中で役立っているわけです。ですから、DX時代はすべての人がそのデジタル化に関わっていくのです。

それでは、「DX関連領域」を、次の図のようにまとめてみました。

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 「経営者」の役割は、会社の事業を改善・変革そして新事業の創出することです。その為の手法の代表的なものを「➀事業変革・創出」としています。その事業を「業務担当者」がどう展開実施するか、業務設計を行います。それを受けて「IS部」が「②ITシステム設計」し「③ITシステム構築技術」「④IT新要素技術」を用いて、ITシステムを実現します。

このように「経営者」の方針施策が、徐々に詳細化して、最終的には「IS部」の技術者によりシステムが構築されます。経営とITシステムの連動が実現されます。

「経営者」が事業方針の検討の際に参考とする一つが「⑤社会新潮流」です。社会の変化・今後を見定めて方針を検討する訳です。

「DX時代」のこれからのシステムは、色々な役割の人と人のリンクで出来あがっていくのだとゆうことです。どうでしょうか?

「DX」に類語が沢山あることは当方の最初の記事で紹介しましたが、それをまとめて表示したのが、左Topの「⓪DXの類語」です。これからも色々出てくると思います。

 https://note.com/konibe/n/n91b8516f58de

DX実現は全員参加で


デジタル化はコンピュータの事だから、IT技術屋だけのことと、昔のように思っている経営者の方、営業部長の方、それでは御社の「DX」は全く進みません、そしてそれはとてももったいないことです。また、IT技術しか興味の無いIT技術者の方、IT技術がどのような仕組みで社会で役立っていくかを知ることは、あなたの次の成長に大いに役立つことでもあると思います。

「DX時代」のこれからのシステムは、色々な役割の人と人のリンクで出来上がっていくのだとゆうこと、と申しました。

「DX時代」は、色々な人と人とのリンク(繋がり)ができる時代だとも言えますが、如何でしょうか?

上手に繋がるためにはどうしたら?も、「人の成長」「組織の成長」で触れていく予定です。

よろしく。            (210131,240127)


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