恐怖!「月ノ美兎」に嫉妬する女
私は今、虚無である。
というと少しかかっこいいような気もするのだが、要するにスランプだ。
何も書けないし、何も思いつかないし、味気ない日々を送っている。
何も生産しなければ数字として見える成果が伴わないのは当たり前で、余計に何もする気が起きず日々腐っているというわけである。
そんな中、フォロワーにオススメされたものがある。
「月ノ美兎」
にじさんじ所属の人気バーチャルYouTuberだ。
黒髪ロングに制服、委員長キャラらしい。
そして、
虫を食べシーシャを吸い発言がイカれてるらしいのだ。
は!? と思った。
フォロワーは「飴ヌさんも似たこと(虫、シーシャのことか?)してたから新しい刺激になるかも」と言ってくれたが、私がその紹介を聞いて抱いたのは激しい嫉妬であった。
私は趣味で虫を食べ、シーシャ屋で働き、イカれたメンタルを薬で誤魔化し暮らしてきた。
悔しい!俺も、もっとなんか発信していけば、人に勧められるほど面白くなれたのかもしれない! と一瞬でも思ってしまったのである。
それは思い上がりだ。傲慢だ。
「もっとこうしていれば」「私だってきっと」
それは、私以外にも厳しい物言いだが負け犬の遠吠えでしかない。
私は面白くないし、ただ虫食って、シーシャ吸って、薬飲んでるだけだ。
逆立ちしても月ノ美兎にはなれないだろう。
というか、私は月ノ美兎ちゃんの動画を見たことさえない。
激しい嫉妬心と劣等感に駆られて、見られなかったのだ。
だから、ひとまず動画を見ることから始めようと思う。
私はどう面白くなくて、でもどう輝けるか見つめなおすためにも、必要なことなのだ、きっとそれは。
私は飴ヌと言います。
月ノ美兎に、「面白いもの」に嫉妬する女です。
自分が誰より面白くなりたいから。
(ちなみにオモコロチャンネルも見られてません。面白いと評判だから)
(結局最悪の逆張りオタクなんだよなぁ)