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呪物商人体験記vol.1

こんにちは。今、私は家族で京都旅行に来ています。
京都はここ1年で4回も来てます。

宿の近くにあった

 京都(西陣?)では神棚?仏壇?のようなものが至る所で見られます。これなんのために置かれてるんだろう。調べてもよくわからないので、有識者の方いれば、教えてほしいです。
 こんな風景を見て、宗教がタブー視されている現代の日本で、あたりまえのように神様やご先祖様などを大切にしている京都の人々はさすがだなと思います。長い歴史と伝統が現代の京都の人々の暮らしを支えている感じがして、うらやましいですね。京都の人々から感じられる品や誇りってこういうところからきているんですかね。いつか住みたい。

 そんなこんなで、今週も張り切って書いていきます!!

1呪物商人体験記vol.1

 私が呪物商店で働いていた頃は、閑散期だったようで、お客さんは多くありませんでした。今回は、そんな中で訪れたある一人の来訪者についてお話しします。

やっと来た、お客さん

 お昼頃まで、店主と「no people」と嘆きながらおしゃべりしていました。そんなときに、近くを歩いていた観光客がお店に入ってきました。

 このお客さんはインドネシアから来た女性でした。
※店主の話では、インドネシアと中国とミャンマーとタイは宗教が一緒だから、呪物(お守り)も一緒なんだとか。確かにどこも仏教信者?がいる国ではありますね。

お客さんと店主

なんだかお金持ってそう。商品を見て、これいくら?みたいな話もしてて、冷やかしではない感じ!これは行けるのでは!と見守っていました。

いざ、値段交渉

 タイのマーケットに置かれている商品はほとんど、値札がついていません。店主の言い値に客が納得して商品の価格が決まります。そのため、商人はお金持ってそうな人にはふっかけたり、客は値引きしてもらわないと買わない!といったやり取りが発生します。私はこのやり取りが大好きで、市場に訪れては値段交渉を楽しみ、余計な買い物をたくさんしてしまいます。

 このインドネシアガールは、「3つ買うから半額にして」と言うストロングスタイルのお客さんでした。店主はいくらまでなら値下げが可能か必死に上司と連絡を取り、呪物を売ろうとします。
 さすがに、半額は無理だったみたいで、
店主「4割引きなら」と提案。
 女「それじゃあ買わない。」とお店を出ていく
店主「仕方ない」
 女 もう一度見に来る。「半額にしてくれないか。半額だったら買う」
店主「それはできない」
 女「それじゃあ買わない」とお店を出ていく。

結果:呪物は売れませんでした

 このやり取りが終わった後、店主は「さすがにあの値段では売れない」と苦笑いしていた。

 売り上げがなければ、商店の経営はできませんが、安い値段で販売してしまうと、その商品をより高い値段で購入してもらう可能性はなくなります。商品はその店の財産なのでね。

 タイは観光業が盛んで、観光客相手にぼったくって儲けようとする商人も少なくないと思います。でも、あまりにも安い値段で商品を買いたたくのは、それらを販売している商人や商品自体へのリスペクトが欠けているように感じてしまいます。値段交渉はこのようなやり取りで感情が揺さぶられる中、自分と相手の合意点を探る営みです。コミュニケーションを取っているということが体感できるので、ほんとにおもしろいなと思います。

 ぜひ皆さんもタイに行った際は、値引きを依頼する強さやうしろめたさ、自分のプライド、店の経営など様々なことに想い巡らせ、値段交渉を楽しんでください。

今回はここでおしまい。

2今週の呪物

 今週は私が一番気に入ってる呪物(お守り)を紹介します。

イ・ミンジョン(仮)

この馬に乗っている像です。イ・ミンジョン(私が店主から聞き取ったものなので、正しいかは不明)という高僧を象ったものです。

この僧侶は、酒・たばこ・ギャンブルなど悪いことをするのが好きみたいです。(だめだろww)

彼を教師としてあがめる人もいるみたいです。
タイ人はギャンブル好きな人も少なくないらしいので、納得ですね。

これらの情報は翻訳機使って聞いたことなので、解釈間違ってるかもしれません。
タイ語をちゃんと勉強して、聞き直します。マジ、すみません。

3次回予告

 来週は呪物市場から離れて、地獄寺と呼ばれる仏教の教えに基づいた地獄の世界を描いた像が大量に置かれている寺院のお話をしようと思います。

 ちゃんと続けているの偉いですね。では、京都楽しみます。
 今週も読んでくださった皆さん、ありがとうございました~。

 ではまた来週!!

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