階級社会を生き抜く為に
第四革命(AI・ロボ)や外国人労働者の受け入れ、働き方改革等によって人生は昭和・平成と大きく変わる。較差社会から階級社会への移行が人生設計を大きく狂わせる。国民は危機感と警戒心をもって日々に当たるべきだ。
例えば「リカレント教育(学び直し)」。これはシニア以外であれば、時間と予算がある者に許される権利となる。
正規社員は同一労働同一賃金によって、非正規との差別化を余儀なくさせる。さもなくば、復帰率が一割の非正規の所得水準と人生における「期待収益」に堕ちる。
有能な外国人ホワイトカラーも、ブルーカラーも脅威だ。グローバル市場が意味するところは、賃金水準のアジア全域における均一化。
とある国内エコノミストは、年収二十万の家庭が出てくる事を予測。そのエコノミストは現在の平均年収・三百万円を十五年前に予測し、当てた。
一方で今、富める者も第四革命と世界情勢によって、更に富める者と堕ちる者に分かれていく。「人・物・金・情報」の内、金の力は逓減。人と情報を掛け合わせた人脈がモノを云う。
その人脈も高低差がある。確かな目利き、確かな洞察力が上下を分かつだろう。司法・立法・行政は既に呑まれ始めている。三権さえも手中に収めようとする者が今後、増えていく。
自身の学びや健康に投資し続ける者が勝つ。負ける者は負けるべくして負ける。負ける者は自身の人生に負ける者。社会や環境に負ける者ではない。
そういった者を知っておけば、対策が打てるというもの。
そういった者は、一重に怠惰である。学びを怠り、健康管理を怠る。通勤時間にゲーム等の非生産性な行為に最も価値の高い時間を浪費する。就業後には愚痴に精を出し、非生産性を高める。
休日は何の目的・目標もなく、時間を浪費する。臨機応変、環境適応といった思考には時間を費やさない。未来も見ない。そして周囲や政治に文句を言い続ける。
自身は変革せず、ただ自身を変えてくれる様な変革を待つ。その結果、マイナス変化が訪れ、悪循環の人生に入る。それでも恐らく何もしない。
何も考えない。現実逃避を日々、心掛ける。心は荒み、人を信じれなくなり、挙句に自身さえも信じなくなる。気力は尽き、惰性の日々を送っていき、じわりじわりと所得を下げ、出費を増やしていく。
自己主張は結果を出した者、責任を負った者のみが発言権がある事を知らない。故に誰からも支持されずに、流される。人生を何者かの為に費やす。
これが、そういった者だ。
人生を変える為には情報は欠かせない。その情報でさえも、自身が興味あるものや知能指数の低そうなコンテンツしか選ばない。プラスに変革する要素が何も無い。だから上向かない。
賢き読者は、そういった者と反対の事を行う。常にアップデートの機会を伺う。
世界の変革は始まっている。自身の最速を更に超え、自己更新をし続ける。
階級社会は歴史上、幾度か崩れた過去があるが、今回は崩す勢力が存在できない。それが第四革命の最大ベネフィットだ。人と人の間にAIとロボがいる時代に入る。
(了)