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グラビア写真で勝負したいのよ(後編)
(前編のあらすじ)
20代から憧れてはいたものの 今までグラビア撮影の機会がなかった職業カメラマン。
未練があるのなら気のすむまでやるしかない。何のツテもないながら肌色多め界隈での活躍を夢見て、自らの今後の身の振り方について思い悩むのであった。。。
普通に考えて正攻法で行くには時間もコネも足りない。今年で43歳だし。さて、どうするか。情熱だけでは進めないので少し冷静にグラビアを取り巻く環境を考えてみた。
近年 グラビアをはじめ、掲載するメディアのあり方も変わって来ている。今まで王道だった紙媒体=出版社に掛け合うプロセスはむしろゴールから遠くなる可能性が高い。とりあえずは自分の手が届く範囲でグラビア寄りの活動を始めた方が時間の有効活用になるのではないか。
個人活動となると、活動に賛同してくれる仲間やファンに自分の力で出会わなければならない。SNSの発達により 新たな人に出会うハードルは以前より格段に低くなった。とはいえ闇雲に裸写真アップしてフォロワーを増やしたところで 厄介な人々を呼び寄せるだけになる。ていうかその前にBANされちゃうか。まぁ兎に角、ターゲットにしたい層を絞って効率の良いリレーションを築いて行く必要がある。
では、ターゲットとすべき“自分にとって良質な関係”とは一体どういう人なのか。ものすごく要約すると「自分のやっていることを応援してくれて、時にはお金も払ってくれる人」なんだと思う。あらヤダ、考えただけで良い人。そんな人たちに囲まれて活動出来ればどんどん頑張れちゃいそう。しかし、それってターゲットではない層から見ると「エロ写真で下世話に金巻き上げるようになっちまったのか」って思われそう。既存のクライアントは吃驚するんじゃなかろうか。そんな考えがどうしても頭をよぎる。
でも、別にええんちゃう?いちいち全方位の反応を考える必要ってある?
そもそも好き嫌いがはっきりする分野なんだし。刺さる人にだけ刺されば良い。そして、自分はロドリゲス金剛なんてふざけた名前で活動してる時点でその辺はもう良いでしょ。もちろん名前がふざけてるからと言って不真面目に活動する訳ではないけれど、一生懸命やってそれが評価されなかったら諦めがつく。よし、金巻き上げるぞ。
と、進むべき道が決まってきたところで、今後の具体的なアプローチを箇条書きにしておく。それぞれ改善の余地あればどんどん変更していくだろうけど、とりあえずの道筋として。
1.まずグラビアを撮っていることを認知してもらう。
SNS利用するしかないとは思うけどアカウントBANされない範囲でやらなくては。そういえばnoteでも画像メインの投稿出来るぽいけど、ここでやって大丈夫なのかね?
ファンティアでやれ、って?
そんなこんなで発信に向いたメディア探しをしてみる。
2.興味を持ってくれた人向けの有料コンテンツを用意する。
SNSで出すものよりは皆さんの思う”核心”に近いものにする予定。内容が内容だけに初めはクローズドなもの(手作り出来るZINE的なもの)で良い気がしてる。売上は全て次の製作費へ=内容の充実。
3.(需要がありそうなら)オンラインコンテンツ販売。
手作りだと追い付かなくなってきたら…の話。ダウンロードコンテンツとしての販売?いっそAmazonでサブスク(Unlimited)用の電子書籍にするか?noteで有料マガジンでも良いのか。でも画像がデータとして出回って価値下がるのは自分的にも被写体になってくれた人にも悪影響。デジタルデータの価値を担保…今話題のNFT?言うなれば「メタバースグラビア」?!なんか面白いかも。”デジタルならでは”なこともやりたい。
と、ここまで言っといて。
∞. なんだかんだで最終目標は「週プレ」
結局、大手の紙媒体やないか〜い!!
果たしてこの先どのように展開できるのか?
どうぞ暖かく見守っていただければ、と思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。