日常にインストールできるワクワクを探して。【船頭町市】
僕の住むまち、「船頭町」には、季節に合わせてまち歩きイベントが行われています。その名も「船頭町市」。船頭町で産声を上げた新たなイベントについて、改めてご紹介したいと思います。
このイベントについて書くにはやはり、あの男の存在を明らかにする必要があると思うのです。。。
船頭衆が暮らし、育てたまち
「船頭町」とは、読んで字のごとく船頭さんがたくさん住んでいたから船頭町。佐伯を作った殿様が、四国に住んでいた水軍衆を佐伯に呼び寄せ「諸君、このエリアに住みたまえ!」と住まわせたのが船頭町の始まりと言われています。(四国の水軍と言えば、村上水軍!僕のご先祖様です)
そんな背景を持つ船頭町は、佐伯ができた400年前くらいに初めてできた商売の街。商店会組織が佐伯で初めて立ち上がったのもここ、船頭町(誇らしげ)。昭和の時代はにぎわっていたこのまちも、平成、令和を過ごす中で地方都市の例にもれず"往時の隆盛"とのギャップが明らかなまちに。
店舗数、世帯数、人口も僕が子供のころに比べると激減という名の減少を続けています。
住みたいまちランキング第一位!?
こう書くと船頭町やば!みたいになりますが、実はそうでもないのです。最近では、佐伯市移住者ランキング、佐伯市新店開店希望エリアランキングでともにナンバーワン。(自社調べ)まちの不動産屋さんに話を聞くと、船頭町の物件に関する問い合わせが一番多いと言っていました。(わぉ)
行政の方々も船頭町界隈に熱視線で「船頭町、いいね!」という空気感が段々と高まってきています。なんと大分県知事も船頭町の若手衆が面白いことやってるから話を聞かせて!とわざわざ佐伯まで来てくださったこともありました。
ここまで船頭町に熱視線をいただけるのはなぜか。
その仕掛人!とも言えるのが、、、、この男。(べべん!)
佐伯市役所
スーパー公務員 河野功寛(かわのかつひろ:左)
出身は臼杵市ながら、縁あって佐伯市役所の建築関係の試験を受け見事合格。その後、大学で学んだ都市計画の知見を仕事に、プライベートに活用しながら彼らしい視点でマチヅクリに携わり続けています。可愛い娘ちゃんを持つ父でもあり、船頭町のイクメンチームの一員。
いよいよ本題の船頭町市のお話へ
公務員でありながらまちにダイブし続ける河野功寛くん(以下:カツオくん)。彼が描いている「こんなまちだったらいいのにな!」が全開の船頭町市は、イベント当日の爆発的な集客や売上ではなくて、もっと穏やかに緩く日常と非日常が溶け合い重なり合いながらまちに溢れ出していくイベントとも日常とも言えないモノ。
分かりやすい例えをすると、たとえば「花火大会」。
これは良い悪いの話ではないのですが、夜空を照らす大輪の火花を目指して数千人、数万人の来場者がイベント会場にやってきますが、翌日にはあの人混みが嘘だったかのような日常に引き戻されます。
船頭町市が目指すのは、カツオくん曰く
花火のような単発的なものではなく、『日常につながっていく1日』
だそうで、花火が最大瞬間風速的な賑わいとするならば、船頭町市は日常に寄り添った賑わいを目指しているそうです。
これがなんとも言葉にしにくいけれど、町市に確実に存在する緩いけど、確固たる信念がイベントににじみ出てるような、、、、、、、、
ちょっと説明が良くわからないので写真でご紹介。
普段は人通りの少ない通りにもちらほらと歩行者たちが
イベント出店者だけでなく、地元の商店も一緒になって盛り上げるスタイルも町市ならでは
ちょっと外にはみ出して非日常を体験してみるのも町市らしさかも。
保育園、幼稚園、小学生の子どもたちも自前のどくだみ茶やお手製メッセージ付きホッカイロなどの販売でイベントを盛り上げます
新しく藍のお茶やマスクなどを商品開発中のくれのあいさん。ポップアップショップというか、チャレンジショップというか、何か新しいお店を始めてみたい!という人にチャレンジの日を提供できるのも町市の強み。
他地域のお店も町市の趣旨に賛同して出店する光景も。町市に参加することで新しいファンとの出会いが生まれていて、町市きっかけ→いつものお店みたいな流れも生まれています。
なんだかモコモコした人が多いなぁと思いませんか。実はこれ、イベントコーデを指定したのでみんささんモコモコの服を着て、イベントに来てくれています。イベントコーデがあるのも町市の楽しさの一つ。
カツオく~ん!
ここからはカツオくん本人に直接色々な話を聞きながら、船頭町市について、これからの船頭町や佐伯、自分自身の人生についてなどなどお話聞いてみようと思います!!
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というところで今日のお話はお時間がやってまりました。ここからいよいよ!という段ではありますが、また次回をお楽しみに!
カツオくん、よろしく!