日常にあるのにきづかないこと

ふとした時に聞く言葉がとても新鮮な時それがずっと頭に残る

日常生活を送るうえで知らなくてもほとんど不自由することのない

そんな言葉が実は日常に溢れている

もしかしたら以前聞いたかもしれない

でもその時は何事もないように自分の中を通り抜け

何の痕跡も残さずに消えていった

そうした言葉を自分の中に落とし込むには

意識的に使っていくしかないのか

日本人の識字率は高い

国語能力が先進国の中で下がっているとどこかのニュースで見たが

本を読まないからという理由だけで片付けてしまうには

なんだか寂しい

私は世界が広く浅くなったせいだと思う

SNSを含むインターネットや本へのアクセスのしやすさで

たくさんの言葉が日常にあふれているから

ひとつひとつを厳選して深めていくには

世界が広すぎる

おのずと、コアな世界で使用される用語はそこのコミュニティのみで

使用される特定言語として残り、

自分が興味を持ったその時、言葉の門が開かれ、世界が広がるのではないかと思う

日本人は優しいから、無意識的にも相手にわかるような言語を用いて

コミュニケーションをとっていく

それが多数に共感されたときに‘‘バズる‘‘という現象が起こるのではないだろうか

私は今日「ふらんすおとし」という言葉を聞いた

フランス落とし・・・なんと不思議な響きだろうか

そのものがそんな名称だなんて知らなかったと、

Googleの検索フォームで調べてみると、

昔Twitterで見たことのある画像が流れてきた

見たことがあったのにそれを見るまで忘れていた

フランス落としは一度私の体を通り抜けていたのだ

フランス落としはフランス落とし錠と言うらしい

戸の下部にある動かないようにロックするタイプのカギである

語源は両開き窓のことをフランス窓、両開き戸のことをフランス戸

というから、両開き=フランスなのだろう

不思議な話しかネットでは探せなかった

きっと不動産業界であれば常識的な問題なのであろう

こうやって、言葉から知らない世界を垣間見るのは楽しいものである

願わくば、今日の体験を糧にフランス落としを見たら

フランス落としだなぁと思えるように

今回は私の中にフランス落とし錠の小さな穴をあけて

忘れないようにしたいと思う




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kurikone
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