私が学術振興会DCに採用されるまでの話。①
はじめまして!
こんにちは、初めまして。
子猫のキッチンです。現在、博士課程の、ピチピチの(?)大学院生です。
記事を読んでくださってありがとうございます。
実はnoteの初めての投稿です。
私の経験が少しでも誰かの役に立てばいいな~と思い、投稿します。
不慣れな部分も多く、拙い文章ですが、ご容赦ください。
私は現在、日本学術振興会特別研究員(DC2)(通称:学振、DC)に採用されています。
「学振ってなんぞや?」という話は置いておいて、この記事では、私が学振に通るまでの流れをザーッと書いていきたいと思います。
学振に申請しよう
実は私は、旧帝大(国公立の大学)所属ではありません。
多くの方が、「学振って、旧帝大・国公立か、かなり名の通った私立大学しか通らないのでは?」と思っておられるかもしれませんが、
そんなことはありません。
だって私が、そうでないのです。
だから、そもそも申請すること自体を諦めないでほしいのです!
この記事では、国公立や有名大学でない私が、採用されるまでを記します。
この記事を読んでくださった皆様が学振に採用されることを、心より応援しております。
学振申請までの流れ
私は昨年2023年に採用内定され、この度2024年からDCとなりました。
正直、私も、私の指導教員も、採用されるなんて夢のまた夢くらいに思っていました。(笑)
寧ろ、そもそもDCに申請すらしようと思っていませんでした。
申請しようと思ったきっかけは、別のラボの先生。
いつも困ったときに相談にのってくださる優しい先生です。
2023年初め(申請まで約5か月前)
2023年1月ごろは、「(採用されるのは難しいだろうけど、)とりあえず申請してみよう!」と思っていました。
が、指導教員と周囲の先生方から「無理だと思う」と言われました。(悲しひ…)
私の所属する大学は有名でないから、とのこと。
個人的にも「まぁ、そうだよね~~」と納得し、申請することを諦めて、DCのこと自体をすっかり忘れかけていました。
2023年3月ごろ(申請まで2か月前)
ところが、2023年の3月ごろ、大学から学振についてのお知らせが届き、
その別のラボの先生から「学振申請してみたら?」と言われました。
すっかり忘れかけていたので、「おお、そうだったそうだった」と。
自分で言うのもなんですが、私は結構チャレンジ精神はあるほうですので、この時、申請することを決断しました。
指導教員の先生も「やってみるのは個人の自由だから、やってみたら?」という感じでした。
2023年3~4月(申請まで1か月)
申請しようと決めてからは、いそがしい毎日の始まりです。
研究と申請書の作成が同時並行です。
学内での申請の締め切りは5月初旬でしたので、約1か月しかありません。
おそらく他大学のかたは、申請書の作成は半年前~早い方は1年前くらいから作成されると思いますが、私は急に決めたものですので、地獄でした。
(ですので、申請すると決めたら、とにかく早めに取り掛かることを強くお勧めします…!)
通るためにやったこと
「やるからには、死ぬ気で、全力で頑張る!」という強い気持ちを持ちました。採用されるためにやったことは、以下の3つです。
通った人の申請書を集める
学振DCについての情報を収集する
先生に何度も見てもらう
1.通った人の申請書を集めよう!
私は、周囲に学振が採用された友人や知人がいなかったので、とにかくネット上で公開してくださっている申請書を収集しました。
ここには、かなりの時間と労力を費やしました。
皆さんご存じの大上先生の申請書も、穴が開くくらい読みました。
他の方の申請書で、「素敵だな、良いな、読みやすいな」と思った文章にはハイライトをして、文章を参考にしました。
2.学振DCについての情報を収集しよう!
1と同時に、こちらもネット上で行いました。
「学振 通るには」「学振 採択 コツ」とか、色々なキーワードで検索してみてもらえばわかるのですが、他大学の、専門の方が書いた「科研費採択のコツ」みたいなスライドが案外ネット上にpdfで載っていたりします。
そこに書いてあるコツは、有難く申請書に活用させていただきました。
3.先生や周りの方に何度も見てもらおう!
私は、①指導教授、②申請を勧めてくださった別のラボの先生、③家族 に主に見ていただきました。
指導教授の先生には、研究計画の部分と、全体を通して筋が通っているか。別のラボの先生には、(専門が少し違うので)客観的に見てどう感じたか・専門外のかたがみても分かりやすいか。
家族には「少しでも疑問を感じたら教えて」と言いました。
あと先輩にも見てもらいました。
そんなこんなで、およそ20~30回くらいは修正したのではないかと思います(笑)
2023年5月(申請!)
4~5月は毎日のように、夜中までコンマや句読点を書き換えたり、引用文献の書き方を整えたり、太字・ゴシック体、下線を引いたり…といった細かいところまで修正する毎日が続きました。寝不足続きです。
そしてようやく5月に完成しました。
申請は、「JSPS電子申請システム」から。
学内で発行していただいたIDとパスワードを入れて、ログイン。
電子入力する部分は、ポチポチと入力していきます(自分の情報など)。
申請書はWordファイルで提出(だったと思います)。
一通り確認して、OKだったら、申請!
ふぅ~~~。この時は涙が出るほど達成感に満ち溢れていました。
頑張った!私!
2023年5月 申請したと思ったら
申請を終えてすぐに、学内の専門部署から連絡が来ました。
何だろうと見てみると、
「(一部の文章で)あまりこのような表現はしないので、書き換えたほうが?」「誤字脱字がある」といった旨の連絡をいただきました。
ようやく終わった~~と思いましたが(笑)、素直に、すぐ修正しました。
そしてそして、Finally、申請が完了しました。
②に続く
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