「女性だから」

こんにちは、こねこです。
今日は久々にフェミニズムの話題を。


つい最近、宝飾店の催し物に母と二人で足を運んだのですが、その際に販売員の方に
「僕は男ですから、女性にはこうした可愛らしいものを身につけていていただきたいです」
と可愛らしい指輪を勧められました。

こう言われて特に何も思わない方もいらっしゃるでしょう。
しかし、私には違和感がありました。

なぜ女性だから可愛らしいものを身につけなければならないのか。

悪意からの女性差別もあれば善意からの女性差別もあります。
今回のように。

これまでの私の人生を振り返ってみると、私は善意からの女性差別によく遭遇してきました。

「君は僕が守るよ」
「女の子は力仕事やらなくていいよ」
「君みたいな女の子は男に微笑んでたらOKだから」
などなど。

私はこのようなセリフを聞く度に
「じゃあ、もしあなた自身が私の脅威なら私からあなた自身を遠ざけてくれるのかしら」
「私は確かに非力だけれど、男よりも力のある女性はいるわ。人力車のバイトをしている女の子を知っているもの」
「どうして私が微笑んで男の人のやる気を出す役割をしなければならないの。それは芸能人やアイドルのお仕事でしょう」
と思っていました。なんと性格の悪い笑笑

でも、実際そうじゃありませんか。
なぜ私は男の人の理想を押し付けられてその通りにしなければならないのでしょう。
そう思いつつ、男の理想を具現化している方が生きやすい世の中なので、私は真意を隠して微笑んで生きています。
だから、ずっと息苦しいし誰も好きになれない。

殻に閉じこもっていると心地よいのですが、そろそろ出なきゃいけない気はしています。
でも殻の外は魑魅魍魎しかいない……。

「女性だから」という言葉に今日も縛られる女性が一人、ここにいます。

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こねこの徒然草
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