根無し草は本当に根無しか
フラフラしてる人、いますよね。故郷はどこかと聞くと全く違う土地の出身だったりする。職業はと聞くとよくわからない感じ。そうした人は根無し草と言われ敬遠されがちですが、本当にそうでしょうか。
根無し草とはgoo辞書によれば
確かなよりどころのない生活のたとえ。
だそうです。私はこの、よりどころのないというのがポイントだと思っています。
諦めて全てを流れに任せた結果、そうした状況になっているのであればそれは根無し草でしょう。だって、よりどころを失い流れ着いた結果ですから。
しかし、それを選んでいたら?望んでその状況であれば?自分の信念というよりどころがありますよね。つまり、根無し草ではないということです。
私はどこかに定住するつもりは今のところあまりなく、出産や老後を除けば、どこで生活してもいいやと思っています。それが日本であれ、海外であれ、どこでもよいのです。しかし、私の根底には故郷を愛する気持ちがあり、そこへの帰属意識もあります。それが私のよりどころとなり、軸となっているため世界のどこへ行こうとも厭わないのです。
フラフラしてると思われがちな人は意外と壮大な計画を考えていたりするかもしれません。勿論、そうではなく緩く生きていたい人が根無し草的な生き方をしている可能性もあります。しかし、根無し草だからと言ってあいつは能力がないとか、だらしないとか、そういった決めつけがなくなればよいなと思っています。
気負うことない、空気のような場所であってほしい。 記事に共感していただけたら、 サポートしていただけると幸いです。