見出し画像

【パラ陸上 | あれこれ #3】 世界選手権 2019 ドバイ 一人で盛り上がる企画 その2

 世界パラ陸上がUAEのドバイで開催されます。日程は、2019年11月7日から15日までです(何度も言いますw)。大会の熱戦はNHKで放送予定ですので、皆さんご覧ください!現地での応援も良いかもしれませんね!!

 前回大会の日本選手の競技は、下記に一部まとまっています。

 というわけで今回、勝手に取り上げる選手は、

 鈴木徹 選手 T64 クラス・走高跳

 鈴木徹選手は、2000年のシドニーパラリンピックから2004年アテネパラリンピック、2008年北京パラリンピック、2012年ロンドンパラリンピック、2016年リオデジャネイロパラリンピックにかけ5大会連続パラリンピックに出場しています(凄すぎる、、、20年です、徹さん)。何かを継続する意味を教えてくれます。世界パラ陸上では前回の2017年ロンドン大会にて、銅メダルを獲得しています。今大会でもメダルを獲得し、来年の東京パラリンピック(6大会連続)に向け弾みをつけて欲しいと(勝手に)思います!

 鈴木徹選手のオフィシャルサイトはこちらです。

 下記の、運動感覚獲得における試行錯誤の様子が競技を長く続けることができる要因かもしれません。

 このクラスにはどのような選手が出場しているのでしょうか。日本パラ陸上競技連盟のHPから確認できる、「分かりやすいクラス分け(こちらから)」から下記を抜粋したいと思います。

画像1
画像2

 鈴木徹選手が出場するT64走高跳には、T64クラスの他、T44クラスの選手も出場することができることになっています。詳しくは世界パラ陸上の参加要項から確認することができます(誰でも検索できるページですこちら)。

画像3

 さて、これらを前提に、2013年以降の世界パラ陸上3大会パラリンピック1大会の合計4大会の男子T64走高跳(過去はT44というクラスでしたのでT64クラスに相当するクラスも含めることとします)の結果を整理して上位4位までを、表にしてみたいと思います。

画像4

 過去4大会を振り返ると、全ての大会での1位はポーランドのラピアト選手(LEPIATO Maciej;1988年8月18日生まれ)です。彼はさらに、2011年の世界パラ陸上;クライストチャーチ(ニュージーランド)大会、2012年のロンドンパラリンピックでも優勝しており、2010年代の世界の主要大会を全て優勝しています。これまた凄い。2019年の世界ランキングでも1位で2m14を6月に跳躍しています。出場してくると、要注目選手となります。

 過去4大会を振り返ると、全ての大会での2位はイギリスのジョナサン選手(BROOM EDWARDS Jonathan;1988年5月27日生まれ)です。2019年の世界ランキングには、名前がありませんので、出場してくるのでしょうか。2018年2月には2m03を跳躍しています。注目して見ておく必要があります。

 前回大会3位は鈴木徹選手でした。2m01を跳躍した後、2m04にも高さをあげ、実に惜しい跳躍でした。前回大会同様に2m00以上跳んで欲しい(と勝手に思っています)!

 ちなみにIPCのYoutubeのタイトルが、「Tori Suzuki」になっているので訂正をお願いしますw「Toru Suzuki」です!

 この他に、ベネズエラのラファエル・ウリベ選手(Uribe Pimentel Rafael Augusto)は2018年に2m00を跳んでおり、ウズベキスタンのジヤゾブ選手(Giyazov Temurbek 参照記事)も1m95を跳んでいますので、これらの選手と勝負して行くためには、やはり2m00以上が必要だと思われます。

 2019年の世界ランキングを統合すると下記となり、

画像5

 各選手がそれぞれ最高のパフォーマンスを発揮すれば、メダルラインは、リオパラリンピック時と同様に2m00以上になってくるものと思います。鈴木選手は、3月のドバイ遠征でも本番と同じ競技場で試合と練習を行なっており、経験を踏まえて、着実に高さを上げてクリアを重ねて欲しいです!

 ちなみに上位選手の中で義足選手は鈴木徹選手のみ!

 下記は、2019年3月のドバイGPの競技の様子です。

 ちなみに自己記録2m02の跳躍の衝撃wは今でも忘れられません!

がんばれーーー鈴木徹選手!!

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?