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【過去問&模範解答】法政大学 経営学部3年次編入 合格体験記

「過去問が手に入らない」

「模範解答を知りたい」

「とにかく情報が足りない、、!」
編入試験受験者のみなさん、こんな悩み、ありますよね?


初めまして、近藤彗です。

私は法政大学経営学部経営学科の3年次編入に合格しました。

情報過少の編入試験。これからは、この試験に果敢にも挑戦するみなさんに向けて
・編入試験当日のスケジュール
・編入試験に向けた勉強方法
・おすすめテキスト
等についてご紹介できたらなと思っています。

その先駆けとして、

今回は、2019年度の過去問と私近藤彗の合格者再現答案を公開させていただきたいと思います。



↓↓↓過去問はコチラ↓↓↓

2019年度法政大学経営学部3年次編入試験問題

3分野(経営・会計・経済)のうち2つの分野を選び、それから1問ずつを選択して合計2問を解答しなさい。経営・会計・経済で問題用紙は別になっています。
※※解答用紙の最初に選択した問題の分野・番号・問題を書くこと(問題は最初の10文字程度で可)
※※分野ごとに解答用紙は別にすること

【経営分野】
問題1 下の問いに簡潔に答えなさい。
(1)規模の経済とは何か、説明しなさい。
(2)経験曲線とは何か、説明しなさい。
(3)コストリーダーシップ戦略とは何か、その戦略の実現方法を含めて説明しなさい。このとき、規模の経済と経験曲線に必ず言及しなさい。

問題2 下の問いに簡潔に答えなさい。
(1)範囲の経済とは何か、説明しなさい。
(2)無形の経営資源の特徴を説明しなさい。
(3)多角化が、企業の業績を向上させるのはどのような場合か、説明しなさい。企業業績が向上する場合だけを述べるのではなく、なぜ企業業績が向上するのかも説明しなさい。このとき、範囲の経済と無形の経営資源に必ず言及しなさい。

【会計分野】
問題1 次の7月におけるA商品の取引記録から、継続記録法に基づき先入先出法を用いて、下記の(1)〜(3)の問いに答えなさい。
7月におけるA商品の取引記録:
7月1日 前期繰越 20個 @150円 3,000円
5日 仕入 50個 @200円 10,000円
10日 売上 40個 @300円 12,000円(売価)
20日 仕入 60個 @150円 9,000円
25日 売上 50個 @300円 15,000円(売価)

(1)カッコ内のア、イにあてはまる金額を答えなさい。
7月のA商品売上高( ア )円
7月のA商品売上原価( イ )円

(2)7月の1か月を1会計年度と仮定して、7月31日(期末)のA商品に関する次の資料により、カッコ内のウ、エにあてはまる金額を答えなさい。
実地棚卸数量 35個
このうちの30個:
1個あたり正味売却価額 290円
正常品の1個あたり再調達原価 145円
このうちの5個:
1個あたり正味売却価額 140円
棚卸減耗損( ウ )円 商品評価損( エ )円

(3)上記(2)の5個の評価損の原因がキズ・汚れなど物理的劣化が原因であるとき、その会計処理につき、洗い替え法と切り放し法のいずれが適切か、理由も含めてあなたの考えを述べなさい。

問題2 減価償却の自己金融作用について説明しなさい。

【経済分野】
問題1.ある自然独占の市場を考える。この市場における独占企業は正の利潤を獲得しているとする。以外(1)、(2)に答えなさい。
(1)この市場を説明する典型的な需要曲線、限界費用曲線、平均費用曲線を図示し、それを用いて政府による規制がない場合における、この市場における価格と生産量について説明しなさい。
(2)この市場に対する政府による価格規制について、以下の□内のすべての用語を1回以上用いて論じなさい。

平均費用 限界費用 補助金 総余剰 損失 インセンティブ

問題2.外国との貿易が行われない閉鎖経済において、政府が政府支出を1兆円増加したとする。45度線分析を用いて以下(1)、(2)に答えなさい。
(1)このとき同時に一括税(定額税)によって1兆円の増税を行った場合、この増税と政府支出の増加が国民所得に与える影響について、適切な数式と、以下の□内のすべての用語を1回以上用いて説明しなさい。

政府支出乗数 租税乗数 限界消費性向 均衡予算乗数
(2)税額が所得水準に比例して大きくなるケース(予算の均衡は考えない)と(1)の1兆円の一括税(定額税)増税のケースとを比べるとき、政府支出増税による乗数効果はどちらが大きいか、適切な数式を用いて説明しなさい。



↓↓↓近藤彗の合格者再現答案はコチラ↓↓↓

2019年度法政大学経営学部3年次編入試験模範解答(一部)

【経営分野】
問題1 下の問いに簡潔に答えなさい。
(1)規模の経済とは何か、説明しなさい。
規模の経済(性)とは、企業の規模や生産量が増大するのに従い、単位あたりのコストが逓減していく現象のことをいう。
規模の経済が生じる要因としては、主に固定費の分散が挙げられる。例えば、X社がA製品を製造する状況を考えてみる。A製品の単位あたり変動費は20円、固定費は100,000円と仮定する。
(ⅰ)A製品を1単位生産する場合
単位あたりコスト=20×1+100,000
=100,020(円)
(ⅱ)A製品を2単位生産する場合
単位あたりコスト=(20×2+100,000)/2
=50,020(円)
(ⅲ)A製品を3単位生産する場合
単位あたりコスト=(20×3+100,000)/3
≒33,353(円)
(ⅰ)〜(ⅲ)より、生産量の増大により単位あたりのコストが逓減してゆくことが確認できるだろう。
規模の経済は、経験曲線と比較し、静的なものであると表現される場合もある。

(2)経験曲線とは何か、説明しなさい。
経験曲線(効果)とは、製品の累積生産量が増大するのに従い、単位あたりのコストが一定比率で低下していく現象のことをいう。この一定比率は習熟率と呼ばれ、同一製品・サービスにおける習熟率は概ね等しいと考えられている。そのため、個別企業の経験曲線を把握することは困難であるものの、産業毎に経験曲線を推定することは可能であるとされる。
経験曲線が生じる要因としては、主に作業者の熟練や生産工程・生産設備の改善が挙げられる。
経験曲線は、規模の経済と比較し、動的なものであると表現される場合もある。

(3)コストリーダーシップ戦略とは何か、その戦略の実現方法を含めて説明しなさい。このとき、規模の経済と経験曲線に必ず言及しなさい。
コストリーダーシップ戦略とは、マイケル・ポーターの3つの基本戦略(差別化戦略、コストリーダーシップ戦略、集中戦略)のうちの1つである。ポーターによると、この戦略は業界全体を戦略ターゲットとし、低コスト地位により競争優位を打ち出すものとされる。
この戦略は、主に製品の大量生産によって実現する。製品を大量生産することで、規模の経済と経験曲線を源泉としたコスト削減効果を志向するのである。
ここで、コストリーダーシップ戦略とはあくまで低コスト地位を競争優位の源泉とする戦略であるため、必ずしも製品を低価格で販売するわけではないということを注意しておきたい。



経営分野の再現答案はここまでです。私は試験当日、あと1問、経済分野の問題1を選択しました。

今回は経済分野の再現答案を載せることができませんでしたので、また近いうちに公開できたらなと思っています。

冒頭にも申し上げましたが、みなさんは情報も少なく、厳しい戦いになる試験に果敢にも挑もうとしています。

そんな方々のお力になるべく、今後は試験当日のスケジュールや編入試験に向けた勉強方法、おすすめテキスト、その他合格体験記も順を追って紹介していく予定ですのでぜひ参考にしてみてください。
みなさんの合格をお祈りしています。


それではみなさん
See you soon…

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