クラウドデータベース
自法人内でのDBシステム開発として、Excel、Googleスプレッドシート、MS Access、kintone、salesforce 等、各種検討しています。
現状は、Excelでの独自開発システム。
作成した者がずっと業務を続ける分には、特に大きな課題は無いのかもしれません。ただし、事業の永続性に比べ、特定職員の業務永続性は、一般的に短いもの。どこかで引継ぎなり、業務分散なり、変化が求められます。
ここしばらく、Excel業務の引継ぎを試みたところ、まぁこれが非常に困難。
業務引継ぎ者の技術力の差異もあり、システム作成者の意図、思いまで、引継ぐことは非常に困難。すると、想定されていないデータが入力されたり、関数セルをデータで上書きしたり。
Excelシステムも複数ファイルで一機能が構成されているため、必要ファイルの取り扱い誤り等の事例も多々。
OneDrive上で展開すると解決できる事象もあるのかもしれません。
当法人は、G Suiteを既に導入していたので、Excelを断念し、Googleスプレッドシートへ移行挑戦。
Googleフォームの入力がそのまま自動処理されて、ピヴォットテーブルも自動更新。各種機能に正常異常シグナルを設置し、それらを集計したファイルのみ監視すると、なんちゃってBIツールで、異常発生時にドリルダウンのようなことまでできる。
これはすごい!
と感動したのですが。
システムを拡張すると、Googleスプレッドシートのセル数の制約に引っ掛かり、エラーの嵐。
セル数を制約し、何とか大丈夫かなと思ったところ、計算式の反映がやたら遅い・・・? サーバーでの処理時間数の制約?
これではダメだ。。。
MS Access・・・? クラウドからのアクセスが非常に難しそう。。。
kintone・・・? salesforce・・・? え、私は本当に社会福祉法人の業務をこなしてる? システム業者になってない?
いや、システム発注に比べれば法人内コストの削減にもなるはず。
システム開発業者様とおしゃべりしていると、、、
「ホームページビルダーがあったらプロのHPが作れるわけではないですよ。」
「安価に見える独自開発を進めた結果、環境変化への対応、システムトラブル、メンテナンス等で、結果として発注の数倍から数十倍のコストになることは、あるある話ですよね。」
「腐海の森の入り口を安全に過ごすことができたからと言って、下には安全できれいな水も空気も確保されていることを知っているからと言って、そこまで安全に往復できる保証はないですよね。危険な虫はオーム以外にもたくさんいますよ。」
そうですよね。
結局は、自らの業務について、何が課題で、何をどうしたいのか。
求めるシステムの仕様を明確に固めて発注し、システム構築に必要な時間を他の業務に充てる方が、よほど効率的のようにも思えてきました。
システムトラブル時にも「止まってるよ」の一言で、深夜の間に修正しておいてもらえるわけですし。
世の中、なかなか難しいものです。