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「しょんぼりしている人たちを見ていられなかった」バイト経験しかない事務員が近藤組の社長になった理由

こんにちは!広報担当のヨシダです。

いつも投稿をご覧いただきありがとうございます!

今までの投稿では、近藤組の業務内容や社会貢献活動などを中心にご紹介してきました。

今回は社員インタビューの第一回として、近藤組の社長である百武 伸晃(ももたけ のぶあき)にインタビュー

社長の百武は近藤組の5代目社長。事務員として入社して40歳前半で取締役、そして社長へと出世した人物です。

近藤組に入社したいきさつや社長になったいきさつ、今の仕事のことや近藤組の未来などについて語ってもらいました。


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父親の推薦もきっかけ?近藤組に入社したいきさつとは

――百武社長、今日はよろしくお願いいたします!まず社長が近藤組に入社したいきさつを教えてください。

百武社長(以下、百武):こちらこそよろしくお願いします。

実は私、近藤組が初めての就職だったんです。入社する前はホームセンターの値札貼りや引越しセンターなどの短期間バイトをしていました。

焼肉屋でバイトしていた時「正社員として雇ってほしい」とお願いしたのですが、断られてしまって…(笑)。正社員の仕事を探そうとハローワークへ行き、そこで近藤組をすすめられたのが入社のきっかけです。

――そうだったんですね。近藤組に入社した決め手は何でしたか?

百武:銀行に勤めていた父親からの推薦でした。私は本当は大手企業に就職したいと考えていました。それに近藤組の募集職種である事務職は合わないと思っていたんです。

でも父親に「やりもしないうちから諦めず、やってから諦めろ」と言われて、近藤組の面接へ行きました。

面接へ行くと、なぜか採用する方針で話が進められていて…。そのまま晴れて採用となりました(笑)。

どうも、近藤組のスタッフの方が父親のことを知っていたらしく、それで話がスムーズに進んだようです。

「交通費の上限を上げてほしい!」そんな希望も即採用された事務員時代

――実際に働いてみて近藤組はどんな会社でしたか?

百武:とてもよい環境の会社でした!とにかく風通しの良い会社。

当時私は通勤に2万円かかっていました。でも、交通費の上限は1万8千円。ダメ元で「交通費を2万円にあげてほしい」と意見を言ったら、翌日には交通費の上限が2万円になっていました

――それはすごいですね!

百武:はい!それに残業もなく、ほぼ定時で帰れましたね。定時の5分前には仕事の片づけを始めて、定時になったら「誰が一番早く帰れるか?」みたいな感じで帰宅していました。

先輩も話しかけてくれましたし、部長も気さくな方でした。私が入社したのは近藤組の2代目の社長の時でしたが、今の私の社長としてのやり方は、その2代目をトレースしたもの。それだけ働きやすい職場だったんです。

「今のままではこの会社はダメになる」事務員からなぜ社長へ?

――他にも入社した当時の印象に残っているエピソードはありますか?

百武:直属の上司が辞めた月の決算が印象に残っています。初めて決算を担当して、数字が合わなくて苦労しました。最後は合わないまま税務署に行って「合わなかったです」と頭を下げましたよ(笑)。

その時に「次は絶対に失敗しない!」と心に決めました。そして、金額のチェックがしやすいように業務改善したんです。それが上手く行って、仕事への自信にも繋がりましたね。

――その自信が社長という職へと導いたのでしょうか?

百武:そうですね、それもあると思います。私はおかげ様で出世が早く、30代で課長、40歳ちょうどで部長、それから2年後に取締役になり常務三役になりました。

「社長になる」ことを意識したのは常務三役になった頃からです。

実はその頃、会社の経営が思わしくありませんでした。社員がどんどん辞めていき、会議を開いても、誰も発言しないんです。みんなしょんぼりとした顔をしていて…。

そういう顔を見ていられなかったんですよね。「みんなが好きに意見を言えるような会議にしたい!」、そう思いました。

当時の社長は健康上の不安もあり、経営に注力できる状態ではありませんでした。そこで「社長は逃げてください、私が何とかします!」と言って、社長になることを決めました。

謝ることが仕事?社長は実際どんな仕事をしているの?

――そんな経緯があったんですね!そして、社長になってからは、どんなお仕事をされましたか?社長職って、私たち一般社員だと想像がつかないので興味があります。

百武:私は社長は「仕事がやりやすいように調整する」のが仕事だと思っています。他にも、新しい仕事を生み出すのも社長の仕事ですね。

例えば、営業職なら営業のスペシャリストがすでにいます。だから私は不動産の新しい活用方法などを考えています。

活用方法を考えて、スタッフが安心して働けるように、安定収入を得るにはどうしたらいいか模索しています。それも社長の仕事です。

他には、我慢したり謝ったりするのも社長の仕事ですね。

――我慢や謝罪が、でしょうか?

百武:はい、私は社長で、スタッフよりは上の立場ですよね?私が意見を言ってしまうと、他のスタッフが何も言えなくなってしまう。だから、自分は我慢して口を開かず、スタッフに意見を言ってもらっています

謝るのは、スタッフに成長してもらいたいからです。スタッフには失敗を経験して成長してもらいたいといつも思っています。

例え失敗しても、私が謝ります。それも社長の仕事だからです。だからスタッフには失敗を恐れずにどんどん挑戦してもらいたいですね。

失敗は敬遠されるものかもしれません。でも、私はトラブルも「よし、乗り越えよう!」と思うタイプ

「失敗をした」という事実は一つだけですが、同じ失敗でも受け取り方ではプラスにもマイナスにもできる。プラスに受け止めてトラブルを乗り越えれば、きっと成長できるはずだと思っています。

「楽しく仕事がしたい」そんな方は大歓迎!

――社長がそこまでやってくれるなんて、社員は安心ですね!ちなみにどんな方に近藤組の社員になってもらいたいですか?

百武:覚えることを楽しんだり人と接するのが好きだったりする方がいいですね。建築や土木の仕事は覚えることがたくさんありますし、意外と人と接する機会も多い仕事。近藤組では今、建築の施工管理技士と土木作業員を募集中ですが、どの職種もそんな方は大歓迎です!

あとはやっぱり人を喜ばせることが好きな人ですね。人の役に立つことが好きな人にも向いている仕事だと思います。

――確かに、建物を建てた後に「ありがとう!」と言われるのはうれしいですし、それをうれしく思ってくれる方にお仕事をお願いしたいですよね。

百武:そうですよね。近藤組では、市内でも2.3くらいの会社しか作っていない大きなテトラポットから市内の小学校まで作っているので、やりがいはあると思います。

もちろん、楽しく仕事ができるような環境も整えています。社内では管理職以下の意見を聞く会議が定期的に行われています。この会議では何でも発言することができますよ。

社内独立制度もあります。社内独立制度とは、近藤組のスタッフのままで独立ができる制度です。

スタッフがやりたいことには、いつでも背中を押せる会社でありたいと思っている。

「社員もお客様も一番に考えたい」今後も近藤組は頑張ります!

――独立っていろいろなリスクがありますから、社内で独立できる制度はうれしいですね!ちなみにスタッフのやりたいこととありましたが、社長にはやりたいことはありますか?

百武:65歳になったら、あてのない旅をしたいという目標があります。気の合う友だちとキャンピングカーとかで。

社長職は65歳ですっぱりと引退するつもりです。次世代には口を出さないことにしています。

今から社長候補を探していますが、なかなか社員の中で社長になりたいという人はいませんね。

でも、私も事務員から社長になりましたし、「社長になりたい!」と思ったらなれる会社です。そういう意味では夢のある会社だと思っています。

――これから近藤組をどんな会社にしていきたいですか?

百武:地域やお客様に必要とされる会社になってほしいですね。でも、もちろん最初はスタッフに売上を還元したいです。私は社員もお客様もどちらも一番に考えています。

そして、稼いだ分は社員、お客様、そして地域のために使っていきたいです。

――最後に近藤組へ応募をご検討されている求職者の方へメッセージをお願いします!

百武:近藤組は何でも自由にやりたいことができる会社です。楽しく仕事ができると思います。そういうやりたいことを自由にしたい方にはきっと働きやすくやりがいのある会社だと思っています。

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まとめ:社長インタビュー、とても勉強になりました!

今回は近藤組の社長インタビューをお送りしました。

インタビューにご協力いただいた百武社長、ありがとうございました!

私も社長にインタビューして、近藤組の歴史やどういう会社にしたいのかがわかり、とても勉強になりました。

このnoteでは今後も近藤組で働く人たちにインタビューする予定です。ぜひ読んでいただけるとうれしいです!