【知っているようで知らない】消防団って何をしているの?Part2 ”地域防災に力を入れている近藤組”社員に話を聞いてきた!
こんにちは!
今回は2月22日にアップした記事に引き続き、消防団についてお話したいと思います。
前回は「消防士と消防団の違い」についてや、当社の消防団に入団している社員が数人いることなどを記事にしました。
Part1の記事を見ていない方はこちらをご覧ください!
今回は実際に現在、分団長として活躍している近藤組の社員にインタビュー。
直接聞いてきたお話を皆さんにご紹介したいと思います!
今回取材に応じてくれたのは、営業部の早川さん。
近藤組に入って25年以上のベテランでありながら、現在は消防団の分団長(正式名称:新潟市消防団中央方面隊 入舟分団)をされています。
※「分団長」とは消防団における階級の一つ。団長・副団長に次ぐ位で、災害現場などで直接指揮をとったり現場指導をしたりします。
地域防災・社会貢献に力を入れている近藤組社内に、分団長をされている社員がいる!との情報を聞き、「これはぜひお話をうかがいたい!」と思い取材に協力していただきました!
近藤組に新卒入社して27年以上!早川さんのプロフィール
ーー早川さん、今日はよろしくお願いいたします!まずは簡単な経歴からお聞きしてもいいですか?
早川さん(以下、早川):こちらこそよろしくお願いします。
僕は近藤組に高校卒業後から入社していて、ずっとここで働いているので今は27、8年程経ちます。
ーー長く勤務されているんですね!こうして今回のように色んな社員に経歴を聞いていると、近藤組は長く働いている方が多いと感じます!近藤組にはなぜ入ろうと思ったんですか?
早川:正直に言うと流れですね(笑)
今は営業として勤務しているけど、入社当初は土木部配属だったんですよ。
高校も工業高校の土木課で勉強していて、建設会社に就職しよう!っていうのは決めていたので…。
ーー最初から営業部だったわけではなかったんですね。現場仕事を経験してからだと営業のお仕事にも活かせそうな気がしますが、いかがですか?
早川:最初の5年くらいは土木部の現場員として働いていました。そこから部署異動で営業部に配属になって今に至るという感じ。
でも実際、土木も建築もそうだけど、現場の仕事は奥が深くて…5年では分からないことはまだまだあるんですよ。
少なからず土木部で良い経験と知識は得られたなとは思っていますけどね!
営業するにもお客様に土木などの説明ができないと、やっぱり仕事にならないので日々勉強です。
「人々の役に立ちたいと思った」入団を決めたきっかけは?
ーー消防団に入団したきっかけを教えてください。
早川:17〜8年前だったかな?に、消防団の人から「入らないか?」って誘われたのがきっかけです。
ーーその時は即決で入団したんですか?
早川:いや実は最初はなかなか覚悟ができなくて悩みました…(笑)
当時はまだ近藤組が協力事業所(※下記で説明しています)ではなかったですしね。
だけど悩んだ結果、「何か役に立つことがあるのなら!」と思い、入団を決めました。
ーー早川さんが一番最初に消防団に入った(近藤組では)と聞きましたが、そこから近藤組内で団員を集めたんですか?
早川:そうですね、僕が入団してから当時の近藤組の社長に許可を頂いて、社内の社員に声をかけました。そうしていくうちに何人か集まってくれて…。
そのおかげもあって、今の協力事業所として認めてもらうことができたんです。
近藤組が受けている認定「消防団協力事業所」とは?
先ほどインタビュー内に出てきた「消防団協力事業所」とは、消防団活動に協力している事業所を認定する制度。
消防団協力事業所になると、表示証が発行されます。
表示証には、市町村等が交付する表示証(シルバーマーク)と総務省消防庁が交付する表示証(ゴールドマーク)の2種類があります。
近藤組が認定を受けているのはゴールドマークです!
また、総務省消防庁消防団協力事業所一覧表(令和5年4月1日現在)で当社がゴールド認定を受けている企業として名前が掲載されています!
2024年元日の地震でも活動した消防団員
ーー今年(2024年)は年明けから大きな地震がきましたが、その時は会社として何かうごきましたか?
早川:本当にびっくりしましたね、元旦からあんな大きな地震が来るなんて…。
僕の住んでいるところも避難警報が出ていましたから、近くの小学校に家族を連れて避難しました。
避難してから安全を確認しつつ、会社の人と連絡を取り合いながら、近藤組としても(協力事業所なので)消防団の活動はしました。
余震に気をつけながら、警報が解除されてから交代で地域の安全を確認するパトロールなどを行いましたね。
ーーこうやって地域の安全を守ったり見回ったりしてくれている方々がいるというのは、ありがたいことですね。消防団としての動きはまた別であるんですか?
早川:車両(消防車)を高台に動かしたり、避難場所で避難者の誘導を行ったりするのが本来の動きです。
今回に関しては、津波警報が出ていたので自分たちの命を守ることを優先せざるを得ませんでした。安全が第一ですから。
警報が解除されてからは、消防小屋に行って、近辺の施設が倒壊していないかなどの見回りはしました。
安全が確保されている地域の消防団であれば、各自の消防小屋で来れる人を募って、万が一に備えて待機をするというのはどこの消防団もしていると思いますよ。
「マイナスなことは1つもない」消防団のメリットとは?
ーー消防団に入団して良かったことや、やりがいなどはありますか?
早川:地域のために何かをするということはとても大切なことだと思っています。
未然に災害を防いだり、起きてしまった災害から人々を守る手伝いができたりするのもやりがいの1つだと感じますよ。
今まで僕たちが大人になるまでこうして地域を守ってきた親世代への感謝の気持ちもありますしね。
あとは人脈が広がるのも大きなメリットかなと思います!色々な知識も身に付いたので、家庭内での防災意識も高まりました。
ーー素敵なことがたくさんですね!消防団を通して交流や成長を感じることができるのも素敵だと思います。
早川:そうですね、色んな人と出会えるのでコミュニケーション能力も高まると思いますよ。
規律もありますから、社会常識なんかも身につけることができるんじゃないかな。
僕は消防団に入団してから、マイナスなことはなかったし、むしろプラスしかないと思っていますね。
実際に新潟市消防団中央方面隊 入舟分団の小屋と消防車を見せてもらいました!
新潟市中央区の新たな防火服をご紹介!
実は今年2024年の2月、新潟市中央区の防火服が従来の銀の防火服から、デザインや機能性がパワーアップして新しい防火服になったそうです!
デザインが一新されたのは見てわかりますが、軽量化に加え、安全性(耐熱性・熱放散)が増しました。
▼TeNYニュースでも取り上げられていました
せっかくなので早川さんに着てもらいました!
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まとめ
今回は分団長として活躍されている近藤組の社員の早川さんにお話をたくさん聞かせていただきました!
実は、私の父も以前は消防団の分団長として活動していたことがあるのですが…。
その頃は幼かったこともあり、「お父さん頑張っているなあ」くらいの気持ちでしか見ていなかったので今回のお話はとても興味深かったです。
日頃から、会社のお仕事を頑張りながら、消防団として活躍されているなんて尊敬しかありません…!
もっと身の回りの人に目を向けて、感謝の気持ちを忘れずに持つことが必要だと感じました。
前回と今回の投稿を通して、消防団に興味を持ってくれる方が増えたらきっと新潟県はもっとよくなるんじゃないかなと思います。
また、近藤組としても、これからも地域のために動いていきたいと考えています。
早川さん、お忙しい中、取材に協力していただきありがとうございました!
消防団に興味がある方はぜひ、最寄りの消防団へお問い合わせください!
▼新潟市消防団
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