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バズから学ぶ格言、参ってから着ろ。

 本日、バズ日和、何でかわからないがアクセス数が重なっていてびっくりしている。
昨日すごいインフルエンサーと繋がったのかも知れない。

本当にnoteをひと段落しようと思っていたので率直に不思議、しかし一時の何かの間違いだと思っているので触れない様にするのがクールだと思うのだが何かのキッカケで目に触れた方々があればどういう意図であっても、それは、例えAI的なバグであったとしてもこの場で御礼を申し上げます。

墓石ならまだしも神社にお参りしてお礼や願いを申し伝えるのがこの国の文化、例えばペッパー君や、自動販売機、冷蔵庫にお礼を申し伝えたり、ドラマでよくある電話越しにペコペコと頭下げている姿というのは滑稽な様にそういうお礼も馬鹿らしくていいじゃない。

 いよいよ旅の準備の終盤、大詰め、今日に備えて昨日はさっさと寝ようと思いながらトイレでふと、久しぶりにX・Twitterを開くと、あの、ぎょうざの満州のロゴのTシャツを紹介する投稿を発見!

な、何、しかも値段も無理すれば頑張れる。何より久しぶりに欲しいと思ってしまった。
その上にそのTシャツは所沢限定と書いてある!
折角、ブーブー言いながらも西東京に住むワタクシ、これは行くしかないと本日急遽予定に食い込ませて向かった。

旅の安全を願い、眼鏡の調整をしてから所沢へ向かう。

ライオンズは今日も負けたらしく旗も靡かない。

 所沢へ初めて降り立つ、腹の調子が良くないので先ず駅のトイレへ行くとライオンズファンが凄く多い、多分試合が終わった後だったのだろう。
松崎しげるさんの地平を駈ける獅子は聞こえなかったが家路を帰る獅子ファンを見た。
ユニフォームを着てワラワラ楽しんだであろう方々例え負けてもこの後ツマミにメシ食うたり軽く呑んだりしてまた明日を迎えるんだろうなと思えば何だか野球観戦が趣味っていうのは健全な気がした。

また予想以上に街を挙げて西武ライオンズに加担しているのが私は上方出身であるので南海ホークスとか阪急ブレーブスであったり近鉄バッファローズの汚ったない帽子やらブレザーを着て焼き鳥食うたり、ワンカップ啜ったり饂飩を食うてこましているおじさん達の笑顔が急に懐かしく蘇った。

そんなノスタルジーに浸りながら出来たばかりというショッピングモールへ向かう。
日曜の夕方過ぎで丁度減っている頃だろうと思っていたが中々いる。オープンしたばかりだからだろうか。

真っ直ぐ先ずお目当てのぎょう満Tを探しに、
あったあった所沢Tコーナー。
しかしながらその一画を四十周くらいはしただろうか、ない、ない、ないのである!
すると目についたのは、

QRコードを読み込んだが裸の写真は出て来なかった。

売り切れの文字。

まさかそんなに一晩のあのワンツイートで火が付いたのだろうか。

どうりでLIONの群れを掻き分けても見当たらない訳である。

よっぽどとち狂い隣にあったよく分からないリーゼントのキャラクターのシャツを購入しようと思ったのだが家族から見失い過ぎやろと言われてハッとして気付いた。

そういえばワタクシ恥ずかしながら杉並辺りで自称フィールドワークする生活をここ五年ばかり送りながらいつも入ろうと思いながらもっといえばこの十数年間、ずっと横目に入る機会を探すばかりで結局ぎょうざの満州に一回も入った事なかったのである。

あっぶねえ、ニルバーナ始め、ラモーンズ、ボブマーリ、メタリカ、ランシド、ポリス、ザ・ぼんち、西川のりお・上方よしおのシャツを着ながら一席も聴いた事ない若者が何かをキッカケにバレて街でよくボロボロに破けたTシャツ姿、ゴミ捨て場でノビているのを見かけるが私も危うく餃子の王将と大阪王将の合間で日高屋のあんかけをぶっかけられて往復させられる所だった。

何より今まで高円寺か荻窪がホームだと思っていたのだが、ふと、ぎょうざの満州のホームは所沢だったという事を初めて知った。

そして、コレは私はある意味選ばれているのではないかという錯覚に陥った。

というのはこれまで幾度と入ろうと店前まで行って躊躇していたのは、ぎょうざの満州に呼ばれていたのだと。
所沢の本店で私は処女を喪失する為だったのだ。

ワタシはエクストラバージンぎょうざの満州になる!

そういう思いに駆られてシャツ購入代を東口本店に先ず注ぎ込む事にした。
順番が間違っていた。自分を叱り飛ばした。

聖地巡礼!
期間限定メニュー注文!掟破りのムーンサルト秘伝豆のチャーハン

そして期間限定メニューを頼むという禁忌を破る掟破りに出たもののチャーハンと餃子を頂く。コレがマジで滅茶苦茶美味く、何で今まで律儀に王将に義理立てしていたんだろうかと私の人生を少し呪ってしまった。
“ぎょうざの満州”恐れ入りました。

また改めて例の私が踊らされたツイートを見返すと何百万も目についている様でバズってすげえきっとアレに踊らされた私みたいな人いるんだろうかなと思うと、やっぱりこの一瞬、刹那の時代においてSNSのチカラをまざまざと知った。

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