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民のファンファーレ

 本日衆議院議員選挙初日、快晴なり、全国でおマツリが始まる。積極的に参加して行こう。

午前からのバイトの休憩中に改めて自分の住居する区の歴史を振り返る。(といってもWikiっただけだ!)

 先ず何区かも知らなかった。


 そんな選挙に、政治にヅブのトウシロウがこの選挙で何を見るのか、面白そうだので記していく。


無関心こそが自分の生活を首を絞めてしまったとの自負がある。
どうせ何党が第一党になっても、と、劇的に良くなったりしないとは思う。
いやしかし、変わらないコトもないと思う。

誰がやっても欲に塗れたりシガラミ、足枷にかかってしまうものかも知れないが世界の終わりを延長させたり、もしかしたら止められるのかも知れない。

ここまで来たらもうワンチャンって奴だと思う。それぐらい世界は良くない方に向かっている気がする。気がするだけかも知れない。
ただ格差は開き、笑えなくなっている自分がいる。

もし、そのワンチャンって奴があるとしたら、それは考えたり向き合う国民が増える事ではないだろうかと今は思えるのだ。
前置きはこれくらいにしよう。

2024/10/15  衆議院議員選挙遭遇帖


15時30分

 午前からのバイト、ハンチクで終わる。
配達までの時間を公民館で休憩しようと向かう途中に、
 あ、早速発見‼︎

なんか幸先いい感じがする。

慌ててTwitter(新X)をチェック、何だかんだ街宣見物にTwitterは必須だ。

久方ぶりに開く、多分この期間またお世話になるのだろう。
ハローと溝板を剥がす。相変わらずの情報やアタマん中のドブ川よ。

吉田はるみ氏をチェック、16時から“第一声”とある。コレは幸先が良い。

自分の区ではないけれども全国的にも毎回注目される区でいわば“ハナガタ”である。


 ボトルコーヒーとランチパックを買い、鳩や我筆頭に自由人と思しき方々とベンチに座り支援者らを見守る。

1. 16時 阿佐ヶ谷駅 南口 

吉田はるみ氏

司会の方が5分くらい、参議院議員の方10分くらい。
主にジェンダーの話。大事な所。

16時15分から吉田はるみ氏、

 先ず自民党をつつく、そりゃそうだろう幾らでも突かれてしょうがない。
主に裏金案件、2027年まで現状で裏金を作れる制度、改める気持ちがない。野党は全て反対。
 次に庶民に寄り添った政策の訴え、立憲の分厚い中間層というワード、支援者の中には大根のぬいぐるみを持つ人もいる。
食品の税率をなくしたり、ほんまになったら助かるなあ、という展望、ほんまにそれぐらい低所得者はしんどい。一部のいわゆる資本強者層だけがブクブク肥腐ったアベのミックス批判から、庶民の生活に寄り添った“はるみックス”を展開したいという。

ほんまやったらほんまに頼んますという心境。

 時間帯もあるだろう疎らに緩やかに観衆増えた印象で16時半に締め、杉並区議終わりの応援も駆けつけて、終始和やか、徐々にワクワクして来た。
そして第一声ならではだろうか、吉田はるみさん陣営の今回の街宣の方針、いわゆる作戦だろう。
“一つのテーマで一つの街宣”という説明がなされた。

ここからはモロにヅブの邪推であるが前回のイシマルブーム以降の改善点ではないだろうかと思った。
弁士は現在の大衆に呼びかけねばならない、こういう風に試行錯誤しながらアジャストして新しい定番がまた生まれるのだろうか。

東京19区候補者のポスター

 私は配達へ向かう。
地元で19時から演説を一つ見つけたので配達の途中で合わせて見ようと思った。

 2. 19時 西国分寺駅 北口

末松 義規 氏

一旦帰宅して晩飯カッコんでランドセル担いでこりゃ遅刻だと慌てて向かう。
到着は19時5分から10分くらいか、

 唖然とした。コレが現実か、いや先程も現実なのだが全国的に有名な祭りがあれば地方の祭りも大小ある様に地元の現状を目の当たりにした。

選挙スタッフがパッと見4、5人かと思ったが改めてよく見てせいぜい6〜7名で10人は満たなかったと思う、閑散としている。

やはり東京8区は“ハナガタ”だったのか、
こちら同じ立民公認候補で現職である。
いわば前回、東京19区のチャンプ。

とにかくひたすらに、

「立憲民主党 公認候補の末松 末松と申します。この場所をお借りして夜のご挨拶を行っております。」

マイクを使い連呼する。

“ヨルのご挨拶でございます。”
“今日も一日お疲れ様でございました。”
「この後、ヒトっ風呂浴びて、晩酌される方もいらっしゃると思いますが、今日はお疲れ様でございました。」
「ヒトっ風呂浴びて明日への活力、一日の疲れは一日で垂れる?(トレるだろうか?私の悪い耳とノウタリンで聴き取られなかった。)というコトでその日の内に取って明日へ持ち越さないのが一番でございます。今日はごゆっくりされて“そんな感じ”でが一番でございます。
私が立憲民主党の 末松 末松 と申します。夜のご挨拶を“させて頂いておりますっ。”」 
繰り返し。

コレがこの時間帰宅を急ぐ層へ届ける技術なんだろうな。

誰もかれも通り過ぎて行く。
帰宅する住民の無興味の様子、というか立ち止まって聞くのは困難だろう。
その人が晒し者になりそうだ。
政策や想いではなく、帰宅の人に名前を植え付ける作業。
コレが現実‼︎
私とて後方柵越しから配達を待つフリをして様子を伺う。(堂々と聴けば良いのだがなかなかハードルが高い。スタッフが6、7人いるカウンターの店に入るようなものだ。)

バックネット越し、末松氏は中折れ帽をトレードマークのように被って街宣している様子

 電車が到着して人が纏まって降りて出る度ひたすらに繰り返し労いの言葉、印象付ける。コレがこの19区で効果的な街宣なんだろう。

人が途切れると、マイク置いてたまに知り合いの様な人やスタッフと語らう。

19時半
帰るスタッフにもマイク越しに、「どうもお疲れ様〜荷物持ったの?」と恐らく用事があり次へ向かうのだろう急ぐあまりに荷物を置いて改札に向かいそうになるスタッフに声を掛ける。
こちらも和やかな一面。


傍らでジャンパー着たスタッフが「最低賃金の引き上げにこだわっております。」
と言いながらビラを撒いている。
そこで政策面を効果的にカバーしているのだろう。

お姉さまスタッフからチラシ受け取っただけで凄い喜ばれる。その分、すぐ認識されるので観察しにくい。

 前後するが到着するなり場所取りに急ぐあまり、宗教のオバンのチラシを受け取ってしまった様だ。

私の定位置バックネットでチラシを確認する中で気付く、
以前勧誘された宗教団体だ。こ、コレはもしや動員⁉︎

ただ、その人は寧ろ街宣に乗じてチラシを配っている様にも思えた。

もし無関係だとしたら嫌がる有権者もいるだろうに、今の時点では真相は不明。

因みにその宗教のオバサマは途中で消えていた。

19時40分 
30分程延々と帰宅する人への労いを柵の後ろから眺めたので多分後20分時間ギリギリまでコレが続くのだろうと思い至りこちらも生活の為に配達取る。

20時15分 
配達一件終わり念の為に西国分寺駅戻ると流石にモヌケ、先程と違い一段と静けさの中、ただ家路を急ぐ人、アレでも結構賑やかなマツリだったと気付く‼︎

丁度、その時に“カラオケ”と黒板に書かれた看板を立てるガールズバーの立ちんぼガールズが二人袖長めの黒スエットで立ち始める。
いかにも夜の始まり。

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