時代の変わり目を突き進む世代
行きつけの居酒屋が店を閉める。
地元のヨーカドーが閉店する。そんな噂を聞いた。
なんだか悲しい気持ちになった。
バイト先の休憩時間にそんな話を同僚とした。
私はこの時間が凄く好きだ。
生活する為の金を稼ぎにバイトへ行く訳だがそれに準ずるくらいこの時間は、例えその場凌ぎの立ち消えてしまう内容でも私の生活に影響を与えていると思っている。
この前、“学びの美学”みたいな本がコインランドリーに置いてあって、パラパラと何気なしにめくると、多分その著者は過去に英語を習得したかったらしい事が分かった。あとは売文屋として生計を立てたかったのだろう。当時自動車の運転手を不本意にしながらその休憩中同僚とクッチャベったり仮眠していたそうだ。
そんな中、ある先輩から、「アホだら、お前本読め。」と言われてハッとなってそれから休憩時間同僚から変な奴と言われても本を読んで今に至ったらしい。大分端折っているけれど、先ずその言うた親方みたいなアニキかアネキは変な奴というレッテル貼られた時守ってくれたのだろうか。一緒に本を読んでた?それかその空いた席に座りたかっただけか。
本を読むという行為は誰も否定し難い、それがエロ本でも、陰謀論であっても、目の前で次々に子どもが殺されていても?ちょっと極端になって来たが私は、ひたすらに何かを極めるのも良いと思うのだが間合いとかもそうだしコミュニュケーションを疎かにし過ぎる事に不安を感じてしまう。色んなタイプの人がいて良い、こうなりたければという生き方はあると思うが近道に思える方は案外行き止まりかも知れない。
もちろんまた回り道すればよい話ではあるけど、結構人生は短い、焦らずとも良いと思うけど後悔ないよう今を過ごすようにせんといかんなと思い、私は振れない振り袖の合間をぬって配達へ向かう。
成人おめでとう。