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「有気と無気、聞き分けられる?」(有気のコツ)

突然ですが、台湾語(台語)の子音には、無気音と有気音、さらに有声音(濁音)があります。

ご存じの方も多いかもしれませんが、簡単に言うと、

有気音は、子音を出した後、(母音と共に)ためた息を一気に開放する音

無気音は、子音と同時にゆるゆると息を吐き出す音

という区別ですね。難しく言うと、有気音は「調音器官の開放より少し遅れて母音の声帯振動が始まる子音」となります(難しいので覚えなくてヨシ)。

有気を発音するときには、タハッ、パハッ、カハッのように、後ろに小さな「h」をつけるつもりで発声すると、うまくいきますよ♪

日本語は、清濁(無声か有声か)の弁別しかしないので、無気音と有気音の聞き分け/使い分けが苦手な人、多いですよね。

そこで、ちょうど、「T」と「Th」(台語だとこう表記します。わかりやすい!)の区別をしっかり解説してくれている動画があるので、ご紹介します!

↑こちらは、無気の「T」解説。中には、「T」と「Th」聞き分けのクイズもありますよ♪

↑こちらは、有気の「Th」解説。

実は台語の中でも、Thを語頭に使う単語はやや少ないのですが(辞書でもそこだけ薄い!)、その中でも大切な言葉をピックアップしてくれているので、参考になりますよ。

このシリーズで、k-kh-gの弁別が出てきたらより面白いなあ。またお知らせしますね♪ ではでは、bái-bái,tsài-huē(再會)~!


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近藤 綾の「台湾語って面白い!/Tâi-gí tsin tshù-bī(台語真趣味)!」
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