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#16 初心者・高齢者には「ウエスタン乗馬」がお勧めな理由
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( 2024.8.30 タイトル・本文編集)
今回のお題は
安全な乗馬を体験したいならウエスタン鞍の乗馬がおすすめ
ですが、本題の前に少し脱線
2024パリオリンピックの乗馬
2024パリ大会では、「初老ジャパン🇯🇵」の皆さんが活躍され、なんと92年ぶりの日本のメダル獲得でマスコミを沸かせてくれました。
とても素晴らしい快挙です!
初老ジャパンのみなさんは「初老」と呼ぶには申し訳ないほどにイケてる中年男子たちですが、じいちゃんは初老になってから始めた正真正銘の
老人ジャパン男子
の馬乗りです。
彼らは馬術の王道であるブリティッシュ乗馬を極めた面々であり、欧州で転戦しながら活躍した選手達だと聞いている。
趣味ではじめた「老人ジャパン」であるじいちゃんとは
「月🌕とスッポン🐢」
いや頭と尻尾くらい、
いや、お馬の立髪と馬糞くらい
レベルが違うのだ💦
小生がもっと若い時から乗馬を始めたとしたら、たぶん障害飛越やクロスカントリーに挑戦する事も夢見たかもしれない。
だが現実は
「高齢者になり暇になったから乗馬でもやってみるか。若い女子にモテそうだし(ふふふ )」という不埒な動機で始めてみのだ。
基本的には怪我をせずに永~く馬と付き合えれば良いレベルなのだ。
じーさんの乗馬は、高望みをせずに
安全第一さ❗️
さて、ボチボチ、今回の本題にはいろう。
乗馬初心者はウエスタン乗馬で慣れよう!
です❗️
「若い頃にちょっと乗馬を経験したよ」という方は別だが、もし高齢者になってから、「まっさら」の状態から乗馬を始めようとするのであれば、ブリティッシュスタイルではなく、ウエスタンスタイルの乗馬から入ることを強く勧める。
(あくまでも個人的見解)
他の項目でも触れたが、ブリティッシュスタイル(以下Bと略す)に比べて、ウエスタンスタイルの乗馬は、高齢者が始めるのに適している理由がいくつかある。
(ウエスタンは以下Wと略す)
理由を列挙してみよう
①W鞍は鞍自体の安定性が高い
②W鞍にはホーンと呼ばれる取手があるのでバランスを取りやすい
③W鞍は座席が広く座りやすい
④W乗馬用の馬は背が低いものが多い
⑤W乗馬ではジーンズを履くので怪我しにくい
⑥W乗馬では鞭を使わない
①~③については、要するにW鞍はB鞍と比較して、鞍は馬にしっかり固定されており、鞍からも落ちにくいと言うこと。
(ということは、落馬もしにくい)
B鞍は乗り手が鞍に掴まって乗るような体勢を想定してデザインされていない。
「鎧と足、坐骨で乗れば体は安定するはずだ!」
「乗馬は気合いだぁ!落ちるやつは気合いが足りな~い!」
と言うコンセプトでB鞍は作られている。
(あくまでも個人的見解デス🤭)
言い換えれば、B鞍は落馬する場合に安全なように、体が引っかかるような余計なでこぼこがないのだと言える。
これと比べると、W鞍は落ちないようにデザインされている。
![](https://assets.st-note.com/img/1724285790349-0MlYYDzT5l.jpg?width=1200)
中古ではりますが、マイ鞍でございます
ところで筆者がまだ初心者の頃、伊豆の国でB鞍ではじめてレッスンを受けたことがある。それまで、W鞍で外乗ばかりしていて、すっかり乗馬できる気になっていた自分の自信は砕け散った。
「え?ほ、ホーンが無い!」
馬上でバランスを崩しかけても、ホーンに掴まることでバランスを取り戻していたのだから、自転車から一輪車に乗り換えさせられたようなギャップだった。
(この衝撃の体験については、改めて別の記事で紹介)
また、W鞍は馬の体にもフィットするようにも作られているので、馬体に対しても安定していて、ズレにくい形状をしている。
カウボーイはホーンに掴まって、投げ縄を操りだしたり、牛を追って確保したりするのが仕事なので、安定の悪い鞍を使って、いちいち落馬してたら仕事にならない。
可能な限り安定が良く、ちっとやそっとの事では落ちないようにできている。
他所のクラブの事はよく知らないが、外乗を体験させてくれるクラブであれば、外乗用の鞍はW鞍を使うのが常である。
④W乗馬用の馬は背が低いものが多い
④について言えば、ウエスタン乗馬の競技では、クォーターホースと言う馬種が活躍する。
これはサラブレッドやアラブ種のように身体はデカくないのだ。
重心も低く、体験乗馬で初めて乗る場合でも恐怖感が少ない。また、万一、馬から落ちるようなことがあっても乗り手のダメージは少ない。
⑤W乗馬ではジーンズを履くので怪我しにくい
⑤については、ジーンズを履いていたお陰で怪我を防いだ実体験がある。※
本格的にB乗馬を目指してレッスンを重ねるのであれば、キュロットも必要になるが、最初のうちはブーツカットかスリムフィットのジーンズで十分だと思う。
⑥W乗馬では鞭を使わない
⑥これもBとWの大きな違いだ。
Bでは鞭は必需品。
Bスタイルの乗馬でも、体験乗馬レベルや初心者レベルでは、鞭を持って乗らせることはない。
馬上でバランスを取るのに必死で、鞭など持ってる余裕はないからだ。
鞭を持ったまま、手綱の長さを調整するのは乗馬のど素人では無理な作業である。
まずは馬の上で両手を持ち上げ、鞍に掴まらずにバランスを取れるようになる必死がある。
クラブからそろそろ鞭を持ちますか?と言われたら上達しましたねと言うことらしい。
勿論、BとWでは、馬上の姿勢や脚による扶助( 指示)のニュアンスが若干異なるので、最終的にBを目指すなら、馬に乗る事に慣れ始めた適切な段階で、B鞍に路線変更が必要なのは言うまでもない。
ちなみにW乗馬でも鞭を使うことは可能である。これは手綱鞭(たづなむち )と呼ばれる方法で、手綱を短く持ち余った部分を振って馬の首に当てて音を出して馬の注意をひく方法。
ジーンズで怪我を防いた話
※外乗では、木々の間の狭いスペースをすり抜ける事がある。
馬はちゃんと車幅感覚(馬だから馬幅感覚?)を持っているので、木にぶつからないように、本能的に上手にすり抜ける技を持っている。
だが、乗り手のことは残念ながらあまりというか全然考慮して貰えないので、乗り手のほうが障害物の中間を抜けるようにコントロールしなければならないのだ。
自分で言うのもなんだが、じーちゃんはこのコントロールには自信がある。かなり高速の駈歩で走っても木々の間を適切にすり抜ける技を持っていて、駈歩で木に接触したことはないのが自慢だった。
だが、あるとき、外乗のコースに馬の膝ぐらいこ深さの泥濘みがあり、これを越えるか迂回するような場面があった。他の外乗参加者の馬は、慎重にゆっくりとここを通過したのだが、自分が乗っていた馬は元気があり、その泥濘みに入るのを嫌がって飛び越えようとしたのだ。
おお!すげぇ!と思う間もなく泥濘みを飛び超えたのだ。
だが、右膝に衝撃がきた。
右膝が直結15センチほどの木の幹に接触した。ガツンと言う衝撃があったが、さほど痛みもなく泥濘みを渡りきった。
無事に帰着してから膝を確認したが、幸い軽い皮下出血だけですんだ。
ジーンズは乗馬用キュロットに比べて生地が厚いので、プロテクターの役目も果たしてくれるのだなぁと感心した出来事だった。
![](https://assets.st-note.com/img/1724992237693-Ypfu6MyFE5.jpg?width=1200)
画像は、乗馬ウェアブランドのARIAT社のジーンズ ブーツカットでウエスタンブーツに合うので愛用中
ということで、もし、
これから乗馬を体験してみようかな
とか
高齢者だけど乗馬に挑戦してみたい
と思う方には、
ウエスタン鞍のウエスタン乗馬がお勧め
という話でした。
つづく
🐎🏇🐎🏇🐎🏇🐎🏇🐎🏇🐎🏇
最後まで読んでいただき感謝🥲です。
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![大村義人(ペンネーム )/じーちゃん](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/147333579/profile_0653b57674f02b0621f1be80c7d07b97.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)