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映画 「アンドリューNDR114」 人の心をもったアンドロイドの物語

原題 "Bicentennial Man"
centennial が100周年のと言う意味なので、「200周年の男」あるいは「200歳の男」と言う意味のタイトルになります。


U-NEXTサイトから

https://video.unext.jp/title/SID0013834

本作品の原作の原作(? )はアイザック・アシモフの 映画の原題と同じ『バイセンテニアル・マン(The Bicentennial Man)』で、1976年に発表された短編集(日本語版タイトル『聖者の行進』)に収録されたものです。

『S-Fマガジン』1978年4月号掲載時の初訳時の題名は「二百周年を迎えた男」でした。(SF小説っぽいタイトルの付け方ですね)

 この短編作品は、発表の14年後の1992年に  "The Positronic Man"としてアシモフとロバート•シルバーバーグの共著で、長編小説化され英国で出版されました。


Wikipediaより


この共著の小説が7年後の1999年に、映像化され、映画「アンドリューNDR114」となりました。

映画化に当たっての編集はニール•トラビス。彼は1977年のテレビドラマ"Roots"や1990年公開のケビン•コスナー主演の映画 "Dances with Wolves"が有名な作品ですね。

⬆️全編無料公開(ソニー•ピクチャーズ)

一方、脚本はニコラス•カザン
彼の映画作品は、日本ではあまり有名なものがありませんが、比較的新しいところでは、キアヌ•リーブス主演の法廷劇「砂上の法廷(The Whole Truth)」(2016)があります。

監督はクリス・コロンバス
監督作「ホーム・アローン」(1990)が世界的大ヒットを記録。コメディ「ミセス・ダウト」(1993)、本作「アンドリューNDR114」( 1999)などの監督を経て、大ヒットシリーズの第1弾「ハリーポッターと賢者の石」(01)で監督と製作総指揮を兼ね、再び大きな成功を収めました。

さて、タイトルやスタッフに関する前置きが長くなってしまいましたが、先ずはストーリー紹介です。

ストーリー
そう遠くない未来のある日。郊外に住むマーティン家に届いた荷物は、父親のリチャードが家族のために購入した家事全般ロボット“NDR114”だった。最新鋭の機能を持ちながらも、礼儀正しく、どこかアナログ感も漂わせるこのロボットは“アンドリュー”と名付けられた。アンドリューの主な仕事は、彼が“リトル・スミス”と呼ぶ末娘の子守り。その仕事を通して、いつしか機械が持つはずのない個性 - 感受性や創造性を見せるようになっていく・・・。

スタッフ
監督:クリス・コロンバス
脚本:ニコラス・カザン
原作:アシモフ&・シルヴァーバーグ
音楽:ジェームズ・ホーナー
撮影:フィル・メフュー,B.S.C.

ソニー•ピクチャーズHPより

これだけではストーリーがわかりにくいですね。

ほぼ完全がストーリーがWikipediaで読めます。かなり完全なストーリーなので、ネタバレ注意ですが。。。



以下、ストーリーの続きを1.5倍速(笑 )で紹介しましょう

アンドリューの購入者のリチャードは、ある出来事からアンドリューの持つ創造性に気づきます。そこで、リチャードは技術や人間、ジョークについて教え学ばせ、アンドリューの木工技術を伸ばしてやります。

彼の作る木工作品の時計は高値で売れ、リチャードはその対価をアンドリュー名義の銀行口座に蓄えれるようにしてやります。

月日は流れ、リチャードは老い、アンドリューにひそかに想いを寄せていた「リトル•ミス」と呼ばれていたアマンダも成長し、結婚。
アンドリューは表情を作れるように顔の機能のアップグレードを受け、アマンダの結婚を祝福します。

やがて、アンドリューはリチャードの家を出て「自由の身」となるのですが、リチャード家の近くに家を建て、一人暮らしを始めるようになります。やがてリチャードが死の床につき、彼と最後の別れを交わしたアンドリューは、自分と同じNDR型ロボットで心を持つ仲間を探す旅に出ます。

数十年の放浪の末、アンドリューは遂に女性型NDRのガラテアと、その主人でアンドロイド研究者のルパート・バーンズと出会います。

バーンズはアンドロイドに人間のような外見をさせるための研究をしていたので、アンドリューは研究資金と、実験台としての自身の体や人工臓器の設計アイディアをバーンズに提供。遂に人間そっくりのボディを手に入れる。(ここから主演のロビン•ウィリアムズがロボットのアンドリューを演じます)

マーティン家に帰還した彼は、かつてのアマンダそっくりの孫娘ポーシャと年老いたアマンダに出会うのですが、やがてアマンダをも看取ることになります。

孤独になったアンドリューはポーシャとの対話を求めるのですが、ポーシャの不信と反感を買ってしまいます。しかしポーシャと対話する中で反感を解かし、2人は愛し合うようになります。

二人は結婚を望むようになりますが、「人類法廷」は人とアンドロイドの結婚を法的に認めてはくれません。法的には認められていない二人ではありましたが、お互いに愛する者が側にいる穏やかな生活を送ります。

一方、バーンズはアンドリューのおかげもあって成功し、ロボットのみならず人間の体でも使える「人工臓器」の分野における第一人者となっていました。

事故や病気で損傷した体の一部をアンドリューと同じ人工臓器で置き換えた人間(サイボーグ)も多い時代になり、アンドリューは「なぜ自分が人間でないのか」と改めて人類法廷に問うのですが、またも法廷はアンドリューの問いや訴えを否定します。

長寿をもたらす遺伝子活性剤を飲んでいたポーシャは、人生に疲れ、薬を飲むのを止めて自らの死を決意します。一方、アンドリューは「人間」として認められるために不死でなくなることを決意し、バーンズの協力を得て自分の体に人間の血液を輸血します。
血液は人工血管を介して電子頭脳を含む全身に行き渡り、そのまま凝固することでアンドリューの肉体の機能は停止するのです。

血液の影響でアンドリューは老化の進んだ外観となり、人類法廷に出廷します。
「あなたのどこが人間なのか」という反問に、自分の胸を指して「ここです」と答えます。

判決の下る日、アンドリューとポーシャは並んでベッドに横になって、テレビ画面を見ながら判決を待ちました。「人類法廷」が遂にアンドリューを「彼はあと数時間で200歳になります。人類の歴史上で最も長生きした人間です。」と認めた時、アンドリューは活動を永遠に停止したのでした。

ポーシャは、アンドリューを看取ったあと、看護婦として付き添っていたガラテアに、自分の生命維持装置を停止するように求めます。ガラテアはポーシャの頼みに従い生命維持装置のスイッチを切ります。ポーシャはアンドリューの手をとりながら死を迎え、アンドリューの200年のドラマが終わるのでした。


ストーリー紹介が長くなりましたので、感想まで書けませんでした。💦
この続きはまた明日⬇︎


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大村義人(ペンネーム )/じーちゃん
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