🏇乗馬記事　「エンデュランス鞍試乗体験！」　エンデュランスに憧れて⑥

エンデュランス鞍の馬装のための忘備録です

こんばんは！
65歳で乗馬初体験
エンデュランス競技を目指す
老年乗馬ライダー&ライター🤭の大村です。

エンデュランス競技への出場をめざして、エンデュランストレーニング（エントレ）を始めたばかりの頃、上達するにはやはり専用の鞍が必要なのかなぁと感じました。。。

八ヶ岳のエントレコースには下り坂が何百メートルも連続する防火帯の下りがあります

ここでは鐙が脱げそうになり、苦労しました。
お遊びに近い（自嘲）トレッキングとは大違い

速歩はやあしで降りる下り坂はきつかった😭です

「弘法筆を選ばず」という言葉がありますが、わたしはそんなに乗馬の達人ではないですし。。。

クラブの鞍ではなく、中古ではあったものの上等なウエスタン鞍を試乗した時に感じた、あの乗り心地の違いは、忘れられません

やはり、エンデュランス競技の場合、乗る距離も時間も半端ではないので、どうしても専用のエンデュランス鞍を試してみたいと思ったのでした

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懸念もありました

私は、まだ初心者🔰の頃から、トレイル（外乗）用にウエスタン鞍を購入して乗ってましたし、レッスンも当然ですが
ウエスタンスタイルの乗馬

「果たして混乱しないだろうか？」

というのは、エンデュランス鞍って、どちらかというと（かなりかな）
ブリティッシュ寄りなんですわ

むしろ
「ブリティッシュ鞍をエンデュランス仕様にしてみましたが、何か？」
という感じ

形も違うし、乗り方も違う（らしい）。。。

違わないのは「馬に乗ってること」だけかぁ

取っ手がないのも、とっても不安

ブリティッシュ鞍には
ホーンもありません（鞍の前の方=前橋　についてる取っ手というかハンドル）

付いてるのは、細い紐みたいな革だけ

不安定な体制になった時に
もちこたえられるのか？

不安材料ではありました。。。

ホーンのおかげで何度か落馬を回避できてたからなぁ。。。

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しかし、期待値も高い

エントレで長い下り坂を降りた時に、ウエスタン鞍だったので、鎧あぶみが何度も脱げそうになりました

鐙はウマの上で姿勢を保持するために大切な土台です。これが意図せず外れたら、転落の危険性もあります
（ 実際、唯一の落馬体験の時の原因は、鐙が脱げたことでした）


下り坂が大変だった日のトレーニングの時は、馬の反撞はんどうが大きく、しかも鎧革の調整が長過ぎだったんですね。
それで鐙が脱げそうになったので、下りの間じゅう、右手で手綱を掴み、左手でホーンをギュッと掴み、体が鞍から浮かないようにしていました
今思えば、ロデオしてました

手袋してましたが、後で見たら左手は完全にマメができてまして

「エンデュランス用の鞍と鎧があれば、もっとなんとかなったかもしれない」

その思いがありました

しかもエンデュランス用の鞍ならば、クッションがついた鐙がつけられるんです
厚手のスポンジがついた鐙ならば脱げる心配もらないしね

あの日以来ずーっと考えてきたことでした

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運命の試乗当日

試乗鞍がクラブに届いた、との連絡が入り、試乗日を相談しました

いきなり外乗で試すわけにもいかないので、ブリティッシュレッスンの枠で予約を取り、試乗に臨みました

👇試乗鞍はこんなカッコいいやつ😍

ボロライディングさんのWEBサイトより

当日は、馬装をゼロからお勉強です

ウエスタン鞍での馬装はできますが、ブリティッシュ鞍の馬装の経験がありませんでしたからね

エンデュランス鞍は、ウエスタン鞍と比べると、鞍全体が小さくて
ゼッケン（馬に直接触れるカバー）も
ボア（ゼッケンと鞍の間に入れるモフモフのカバー）も小さめです

ゼッケンの上にボアを載せます

ゼッケンとボアの位置をき甲に合わせてから、鞍を乗せます。
鞍も小さくて軽いなぁ〜！

自分の体格だとワンサイズ大きい方がいいらしい

鞍がズレないようにする腹帯はウエスタンに比べて細めの2本のベルトで留めるタイプ。
ゼッケンがズレないようにゼッケンの穴に通してから留めます。

鐙も、足が入り込み過ぎないようにバスケット型のカバーがついています
鐙革の長さの調整も、鐙革が一本のベルトだけなので、調整用のバックルで穴を変えて合わせるだけ

いやー、ウエスタン鞍とだいぶ違うんもんだなぁ
ブリティッシュ乗馬の皆さんからすれば、当たり前？🤭

今回は、全て馬装していただき、復習用に動画も撮りました

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「いざ、馬場へ、出陣じゃー！」🏇

今日の相棒🐎は
エンデュランスもブリティッシュもどんとこい！という、頼もしい玄武君🐴

馬場の中央で止めて、ステップを使って騎乗
特に違和感なし

馬を停めた状態で立ち座りして、鐙の長さをチェック
少し長めだったので、バックルを調整して短くしてもらいました

まずは、慣らし運転
常歩なみあしです

ウエスタンは足の位置がやや前方にくるようにのりますが
この鞍では、足の位置が腰の真下にくるように乗ります

これも問題なし

次が速歩はやあし

反撞はんどうの強い馬には随分と乗ってきたので、玄武君の反撞くらいでは驚きません。

馬の上で立つ座るを繰り返す軽速歩けいはやあしをする程でもないぐらい
余裕で軽く乗れました

この時点で、手綱の保持の注意を受けました。
ウエスタンスタイルでは、両手で手綱を持つときに両方の拳を開いて乗りますが、

ブリティッシュスタイルでは
1. 拳を開かない
2. 拳を持ち上げない
3. 手綱をだらーっと緩めない
このの3原則を守らなければなりません。
1. は油断すると直ぐに開いてしまいます
2. は鞍の前で立て髪に拳を付けるくらいに下げます
3. は手綱を短めにして、軽く引き続ける感じですね
　　いわゆるハミを譲るとか譲らないとか問題

意識すれば、なんとかなるんですが。。。
油断するとついついウエスタンの癖が出てきますなぁ

一応、常歩から速歩。
速歩から常歩の移行は合格。

次が駈歩かけあしの練習

玄武君はのんびり屋なので、鞭を持たされました。エンデュランスでは拍車を使わず、鞭も使わないのが原則です
しかし、玄武は馬場では鞭を使ったほうがいいらしい😥

「鞭は恥だが役にたつ？」

駈歩の脚の指示の前に手首のスナップだけで、ペシ！　
これがコツだそうで。。。

鞭でギヤを一段変えて、脚でクラッチを繋ぐ
感じ？に使うとのこと

さて、駈歩のスタートの脚の指示は、ウエスタンでも同じです。

常歩からの駈歩

先ず、内方足を当ててから、外方脚を使って後肢にスタート！の合図。

最初のうちは、「乗り手の気合いが入り過ぎている」と注意されましたが、その後、いい感じで走ってくれました
これで駈歩の発進もなんとかなりました

ホットしたのも束の間
インストラクターから

「次は、難しいんですが、速歩からの駈歩と駈歩から速歩の移行をやりましょう」

え？！

「駈歩から速歩にした時に、馬が止まらないように維持してから、また駈歩に移行するように」

ひー！　これは難しそう😓

駈歩から速度を落とす時に、アクセルを踏んだままでブレーキを踏む

でも止めずに速歩を維持しなくちゃいけないんですな

止めるのは簡単なんですよ

しかし手綱を絞って速歩に移行させてから
止めないで保持しなければなりません

ブレーキをかけ過ぎると、停止とまれや常歩あるきになってしまいます

駈歩の状態のままで.速度を落として（調節）乗るのは、結構外乗で慣れています。
速歩にまで落とすのは、停止させる場合の前段階としてしか経験してなかったかも

果たして、上手くできるか？

先ずは、速歩から駈歩へのシフトアップ。
脚を使って指示をだして、移行。

おー！　できた！

（才能あるんか？自分）

そのまま少し走らせてから、速歩へシフトダウン


手綱を絞って調整すると、ちゃんと速歩になってくれました

ここで手綱を更に調整して、速歩を維持

お！うまく行きそうです！
とまりませんっ！

ここで、脚で合図してシフトアップ！
おお、駈歩に移行しました。

「やったぜ！」

少し走らせてから、再び、速歩へシフトダウン
おお！
止まらない！
（自分、天才かも？）

止まらずに速歩を維持できました！

ここで、一度馬を止めて、褒めてやりました

続けて、同じことを繰り返します

鉄は熱いうちに打て！
ウマは忘れぬうちに乗れ！

一度も速歩で止まってしまわないように
練習です。

速歩➡︎駈歩➡︎速歩➡︎駈歩➡︎速歩

上手く行きました！

初の
本格的なブリティッシュスタイル鞍で
キュロット+チャップス+ショートブーツの
ブリティッシュのファッションで
ブリティッシュの乗り方を体験！

初老ジャパン🇯🇵ならぬ
養老じーちゃんジャパン🇯🇵
頑張りましたー！🌸

ブリティッシュもなんとかなりそうです
（歳の割には才能あり？🤭）

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乗馬を始めて116回目の出来事でした。

ご参考になれば、🥕をお願いします