自宅での日々。そして考え。
ヘッドの写真は父さん。父さんはこうしてほぼ一日本を読んで過ごしている。コロナ以前もコロナ以降も変わらない。
そして僕。
本来ならそもそも絵描きは日頃から家での作業が多いのだろうけど、僕は絵描きの中でも少し特殊で活動の半分くらいはライブペインティングというパフォーマンスが占めているので、外に出かけることも多かった。
3年ぐらい前だと月に8本ぐらい、近年だと月に4本くらいのライブペインティングやその他のイベントがあったのと、それと在廊や打ち合わせなので週の半分ぐらいは外に出ていたのかもしれない。それにたくさん飲みにも行っていたし。
それで今回のコロナで先月末ぐらいからずっと家にいる。
最初はちょっと慣れないかなぁと思っていたけれど、いくつかルールを決めたら1日家にいるのもかなり慣れてきた。
下が僕の大体毎日やっているルール。とにかくルーティーンにするとリズムが生まれていい。
それとこれは住む環境にもよるのだろうけど土に触れるというのは本当に本当に思ったよりずっと人を元気にさせると思う。
プランターでもいいからオススメです。
純粋にいつもと全然違う体の動かし方をするし、それになんだかとても清々しい気持ちになるのだ。
朝は6時半ごろに起きて速攻に着替えて、軽い運動をする。(僕の場合はこの運動はスワイショウという簡単な気功運動。これはこの15年間ぐらいほぼ欠かさずしている)
8時ごろから洗濯や軽い家事をする。
9時ごろから12時ごろまで絵を描く。
12時から昼ご飯を用意する。父さんと食べる。
13時からまた絵を描く。
16時から17時は英語。
17時から19時まで畑仕事。
19時から晩御飯の用意をする。父さんと食べる。
20時から父さんと一緒に少しテレビを見る。
21時ごろから23時ごろまでは読書したり映画を見たり。
,,,多くの人が感じていることだろうけど。
日々の生活の仕方、どういう風に人生を過ごしていきたいかとか、どんな社会にこれからなっていったらいいのかと考えるきっかけを今回は与えられているのはとても良かったことなのだと思う。
猛スピードで回転している車輪の中で、ある意味がむしゃらに、ある意味その回転の意味は問うこともせず突っ走ってきた世界や僕たち。
急に脱線してカラカラと音を立てて空転する車輪を、僕たちは立ちすくみながら眺めている。