企業が見習うべきはお母さんらしい
円安とインフレが気になって仕方がない昨今、無職の生活防衛は節約です。
海外赴任中に、娘がJCOMと契約した家のインターネットは、6,138円かかっています。
ネット以外に、ビデオパックという見逃したテレビ番組や、少し昔のコンテンツも提供されます。
YouTubeもテレビで視聴できます。
実は、解約手数料がかからない3月に他社への変更を検討しましたが、その時は乗り換える他社が決められず、ノーアクションでした。
最近ネット広告で、この会社の、インターネットだけなら900円の広告を目にしました。
単なるプロバガンダ機器でしかないテレビの、無価値、無意味さに嫌気がさしていたこともあり、この不要なテレビ関連サービスを終わりにしたくて、変更手続きを開始しました。
Web上に基本情報を入力すると、指定日時に折り返し電話が来る予定です。
日曜日の最初の電話では、ネットだけなら4,280円になるとのこと。
900円よりずいぶん高いですが、現状より2,000円も節約できるので、早速お願いしました。
別の担当者から火曜日までに、手続きやコストについて連絡するとのこと。
電話を待っていると、火曜日夕方の18:30に電話がかかってきました。
夕食の食べ物を口に入れたまま電話に出ました。
話を聞くと、ネットのみプランへの変更は、
長期プランなら4,280円、
通常プランなら6,180円と説明されました。
長期プランは、1年間契約で解約月以外は手数料がかかると言うものです。通常プランは、いつでも契約解除ができるものです。
不要とはいえサービスを減らすと高くなる”経済制裁”のような6,180円の価格設定に違和感を感じつつ、4,180円の長期プランをお願いすると、現行のビデオパックは解約となるので、解約手数料として10,000円かかりますと言われました。
「イヤイヤイヤ!解約じゃないでしょ。今まで通りのネット使って、無駄なテレビサービスを減らすだけです。」
「最初の申し込み時に説明させていただいております。」
「では、御社の顧客として、不条理な価格設定に大変困っているので、問題解決の代案を提示してください。」
「ビデオパック以外には、好きなCSチャンネルを6つ選べるサービスもあります。ジャンルは、ドラマ、韓国ドラマ、アニメ・・・」
「(だからテレビはもういいって・・・。)
いいです、もう。じゃあそのままで。来年3月に即解約することをメモに入れといてください。3月になったら解約手続きを進めてください。」
「解約はお客様からの申し出になります。」
「ハイハイ。」
電話の相手は、若い女性です。
おそらく私の娘と同じくらいの年齢でしょう。
「すみません」を連呼しておりましたが、顧客の役に全く立たない電話対応をさせられて、不憫でならなかったです。
自分が前職の旅行会社を辞めた理由はいくつかありますが、その中で一番大きい理由は、お客様への価値提供が難しくなったからです。
ネットもスマホもない時代は、海外旅行はもちろん国内旅行でも、旅行会社に出向いて申し込みをしなくてはなりませんでした。ところが今はスマホで、世界中どこでも情報収集や旅行予約を簡単にできるようになりました。
テレビほど、価値提供の観点で急低下しているものはないと思います。
”報道しない自由”などともっともらしく言ってる欺瞞に、多くの人が気づいたのだと思います。
自社の商材や資産に拘って、顧客のニーズを無視する自社都合優先の企業姿勢に、未来はありません。
そこで会社の指示通りに一生懸命働いていても、仕事を楽しめるとは思えません。
顧客目線でニーズを冷静に捉え、提供価値を創造すること。
それがやりがいであり、報酬の対価であり、仕事の面白みであるはずです。
価値提供ができる場所か?
自分が獲得できるスキルはあるのか?
と言う点で、職場は探した方が良いと思います。
その点で、価値提供に必ず成功しているのは、お母さんだそうです。
参政党の武田邦彦先生がおっしゃっていました。
家族のニーズを確実に把握し、24時間年中無休で価値を提供し続ける、
かけがえのない存在です。
今度実家に行ったら、母の仏壇を掃除して、遺影に感謝を伝えます。
あと、うちの奥さんへの気遣いも、少し増やしたいと思います。
J:COMは解約料を払って、WiMAXに変更します。