水泳肩(スイマーズショルダー)
今回は水泳選手に多い、肩の痛みについてです。
水泳選手、特に競泳選手では、肩の怪我がつきものになっています。怪我といっても痛みの事ですが、痛みの信号が体から出ているという事は、何らかの負担が肩へかかっているという事が重要になってきます。
これを無視して、痛いから痛みを抑えるマッサージや電気治療、鍼治療等をしても効果が半減します。そして、根本治療にならずに、対処療法だけにどんどんお金をつぎこむ形になり、最悪のケースでは、練習ができない程に悪化、又はタイムが伸びないという事に結びつきます。
つまり、何が良いたいかというと、肩の怪我を根本治療するという意味では、現場で個人に合わせた姿勢や泳ぎ方へのアドバイスがとても重要になってくるという事です。これを行う事によって、マッサージや電気治療、鍼治療等の効果が倍増する事になると私は考えています。
では、何故に水泳選手は肩を痛みやすいのかを説明していきたいと思います。
肩を痛めている選手の割合は、過去40年間、ほとんどの調査で3人に1人を下らず、3人に2人に上ることが分かっています。更に370人を対象に、肩の怪我とその他の怪我で調査した結果では、11歳~18歳の選手では肩のケガと無縁ではない事が示され19歳以上では、肩のけがの発生件数がほかのすべてのけがの発生件数を上回る事が分かりました。
それでは、肩の怪我の最大要因は3つ挙げられます。
①肩に悪い泳ぎ方
②肩の酷使
③筋肉のアンバランス
です。
これらについては、今後詳しく解説していきたいと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
また、よろしくお願いいたします。