スタローンプレゼン大会(9/27開催) 大会後記

 ことのおこり

それは9/23の夜Twitterでフォローさせて頂いているキリコさんが開くスペースが事の発端である。
映画好きが集まって、カンカンガクガクの楽しい馬鹿騒ぎをしていた。
集まったのは私を含め5名。
ホストを務める、キリコさん。
スピーカーで入っていた、ミューバッカさん、なまくらさん、ハンターさん。
そして、全ての事の発端。口火を切った人物。男たちに火を付けし者。
らくださん。

 らくださんは映画好きではあるが、いわゆるミニシアター系中心に鑑賞しており、私がごく自然に鑑賞してきたアクション映画などには触れて来なかったらしい。
 そして筋肉アクション映画を見続け、己がDNAに刻み込み、愛と勇気と希望をそこから学んだ男たちに言い放った。
「私、スタローンとか見たことない」と。
そう、らくださんは観ていないのだ。
「ランボーを」とか「ロッキーを」とかではなく「スタローン主演映画を見てない」と。
私を含む他の者にも衝撃が走ったのが、スピーカー越しでもわかった。
もし、現実で席を共にしていたら、彼らの目が丸くなる瞬間を見れただろう。
 私達はそうなることが当然であるかの様に、スタローンの素晴らしさを伝えたくて、伝えたくて堪らなくなっていた。
 らくださんに観てほしいあまり、それぞれバラバラにスタローン作品を語る中、誰かが言った。

「1人3分でプレゼンをしよう」

そう、好きの押し付けもそれっぽい名前とルールを決めてしまえば、立派に楽しめるエンターテイメントになる。
 要約するとスタローンが大好きボンクラ男子4人が、スタローンを観たことない人に見てもらう為、本気でプレゼンすると言うことである。
決戦は9/27 22時からとなり、その日は解散した。

大会ルール

 この世界的関心時である「スタローンをどう紹介するのか?」のルールはシンプルイズベスト。
 自分たちが好きなスタローン映画を一人1本3分目安で紹介する。
 今回特別ルールとして、紹介作品に「ランボー」と「ロッキー」を外す事が決められた。あれほどの名作は流石に取り合いになるので英断。
 しかし一方で不安もあった。
 この超名作2本を封じたことで、スタローン映画の中でも珍品ばかり集まるのではないのかと。しかしながら、進み始めた列車は簡単には止められないし、辞められないのだ。
 この不安は実際にプレゼンが開始されたら、杞憂であったことがわかった。
 名作と呼ばれる作品から、「あぁ、あった!あった!」となる作品まで、広く紹介された。

当日の参加者(敬称略)と紹介作品

プレゼンを受ける。
否、好きの押し付けを受ける幸せな被害者として
らくだ

プレゼンターを実施の順番で作品とあわせてご紹介

コンブ
「デイライト」(1996)

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 僭越ながら一番手として、紹介させて頂いた。
 スタローンが珍しく人を殺さない系の作品であり、もしも自分が事故にあった時に助けてくれるヒーローとして、スタローンを紹介。
 災害パニックアクション映画として楽しめる作品であることをお伝えしつつ、当時CG技術が不十分だったため、本物の模型やセットを使って撮影されている見応えのある作品である事をお伝えさせて頂いた。
 警官でも、軍人でもないスタローンということで、らくださんの関心を引いたのは間違いなだろう。

なまくら
「デモリッションマン」(1993)

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 21世紀の凶悪犯は冷凍刑務所に入れられ、スタローンも冤罪により投獄される。30年後、保釈中に脱獄を果たした21世紀の凶悪犯罪者(スナイプス)を、犯罪がなくなった未来社会の警察では対処できず、投獄されていたスタローンを解凍して捜査に加える・・・。非常に真っ当なSF映画であるが、最後まで使い方がわからないトイレの貝殻の話や、サンドラ・ブロックが可愛い。と言ったキャッチーなネタでらくださんの心を鷲掴みにした。

ミューバッカ
「コブラ」(1986)

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 連続殺人事件を追う型破りな刑事役のスタローン。
 プレゼン早々「人を殺さないスタローンもいいが、悪い奴は殺さないといけない!」とコンブにカウンターを入れつつ、80年代「調子に乗ったスタローン」の派手なアクション、勧善懲悪性、マッチ棒スタイルとご自身の家族エピソードを交えて紹介いただいた。勿論、名シーンの一つである冷たいピザシーンや、元嫁さんであるブリジット・ニールセンの役名ふざけすぎ問題の指摘など、らくださんに強いインパクトを与えたのは疑う余地もない。

ハンター
「大脱出」(2013)

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 刑務所などのセキュリティーコンサルタントの役に扮するスタローン。
 突っ込み所の多い「完璧な監獄」から脱出する物語であるが、ストーリー解説はほぼ放棄。
 往年のライバルであり、友人であるシュワツェネッガーとのW主演である事を強調。スタローンとシュワちゃんの殴り合いを通してのイチャイチャはBLであり、ブロマンス映画として楽しめる面を紹介。
 スタローンプレゼンの場で、シュワの魅力もプレゼンする高等テクニックを披露し、らくださんはシュワ映画も観たくなったに違いない。

キリコ(ホスト)
「コップランド」(1997)

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 警察官しかいない町「コップランド」にて起きた不正に立ち向かう保安官をスタローン演じた本作。体重を増やし、それまでのイメージを覆す冴えない中年の保安官を演じたことで話題となった。 
 スタローンの役作り力に注目し、それまでの「最強の男」が演技一つで、弱々しいい男を体現していることを紹介。
 スタローンがノーギャラで参加し、演技派として認められた作品の一本として、らくださんにも印象付けることが出来たのは言うまでもない。

いやー本当にみんなスタローンが大好きね

 プレゼン後も、リスナーで入れた方々含み、「スタローン人間出来過ぎ論」や他の作品も良いよね談義など、非常に楽しいスペースであった。
 メインである、らくださんも大いに笑ってくれていたので、我々も大満足だ。
 きっとスタローン映画を昨日今日にでも、TSUTAYAかGEOに行って、レンタルしてるに違いない。
 おそらく今回の参加メンバーであれば、ニコラス・ケイジ、シュワちゃん、ヴァンダム、セガール辺りまで行ける気がする。
 第二回も機会があれば、是非参加したい。

結局らくださんは何を観たのか

 後日開かれたスペースで、見た作品を聞いたところ。

 なまくらさん、おめでとうございます。 

 デモリッションマン

 とのことです。貴殿の布教活動は成功しました。
 なぜ、デモリッションマンなのかと言うと
「貝殻が気になって、気になってしかたなかった」との事です。

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ちなみに淀川長治さんの解説動画を見つけたので、下記リンクをどうぞ。
日曜洋画劇場 / デモリションマン
https://www.youtube.com/watch?v=-k8N6FZoNws

本記事について

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