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oasisチケット争奪戦記(英国:チケットマスター編)

2025年のoasis世界ツアーに向けて、全世界でチケットの争奪戦が繰り広げられた。
私も一卒兵としてその戦いに参加したので、記録を残しておこうと思う。

現段階で決まってるoasisのワールドツアーは、イギリス・アイルランド・北アメリカ・南米・オーストラリア・日本・韓国である。

私がチケット争奪戦に参加したのは、
8月に発表されたイギリス・アイルランドのツアーと11月に発表された日本ツアーの2つである。
それぞれ章(note)を分けて書いていく。


【UK・アイルランドツアーの発表】

前のnoteにも書いたが、oasisの再結成はイギリス・アイルランドのツアーと共に公表された。
と言うより、「再結成(Reunion)」というワードは使わず「ツアーやるぜ!」 = 再結成になってた感じ。
Xのポストを見て頂ければわかりやすい。

そう、彼らは「再結成」とは言ってない。
もしかしたらライブを終えたらまた解散するのかもしれない…ファン心理としては、末長く(というか一生)活動を続けて頂きたいものだ。

この発表があった時はライブがどうのより、とにかく"oasis"が復活したことが嬉しかった。
もうそれだけで満足だった。
嬉しさのあまり「イギリスまで行ってやる!!」とは思ったものの、冷静になると、
「いやいや、イギリスはさすがに無理でしょ」と考えを改めた。


【PRE-SALE BALLOT】

oasisとして再結成ツアーのアナウンスがあったのが8/27で、チケットの販売(先行)は8/29からだった。つまり正味2日間でイギリスへ行くかどうするか判断をしなければならなかった。

・・・とりあえず応募するだけしてみるか!

この時はあまりの嬉しさに何も考えず、oasisに関する全てのこと(特にライブ関連)に参加したい気持ちだった。

しかし先行チケットの申し込みは登録制(oasisの公式サイトに登録)かつ、申し込む権利を得るための抽選に受からなければならないデスゲーム形式だった。
サッカーで言うならば、W杯に出場する権利を得るためにアジア予選を通過しなければいけない的な…。厳しすぎるだろ!笑

ちなみに予選にはこんなクイズも出題された。

「次のうち、Oasisの初代ドラマーは誰ですか?」

という質問。私はこれを、

「次のうち、Oasisのドラマーに入れたいのは誰ですか?」

と訳していた。
絶望的にアホすぎる!!!!!笑
「initial」この単語が分からず、「in」だから入る?だろう…と勝手に解釈していた。英語力赤ちゃんレベルなのに翻訳機能も使わず適当に判断して回答していた。
そしてその下に
「*あなたが正確に答えられたら抽選の資格が得られます」と書いてある。
コレも全く読まず(英語がとにかく苦手…)、、、


結果、私が選んだのは「Alan White」
( 正解はTony MaCarroll )

当然ながら投票権は得られず…😂⚡️⚡️⚡️
というか、もはや海外に行く資格すら無いのでは?と激しく思ったのである。

※ちなみに「initial」は「最初の」という意味である。


【不安要素と家族の理解】

先行販売(抽選)に合格した人には8/30にメールが届くのだが、Xのフォロワーさんでも何人か見事に先行でチケットを獲得している人がいた。

歓喜のポストを眺めてるとまた沸々と欲望が湧いてくる。語学力ゼロだろうが、狭き門だろうが、やっぱりOasisのライブが観たい!!
(この時点では日本に来るかも不明だったので)

そう、先行販売(抽選)は狭き門として最初から諦め半分だったが(むしろ90%諦めていた)、次こそ本番の一般発売(先着順)である。

はい、ここでまた最初に感じた「oasisのライブを観にイギリスまで行くの!?そんなの無理!!」という問題が発生する。
無理かもと思う理由のパーセンテージは以下である。

◆仕事問題 50%
◆体調問題 70%
◆語学力&旅先トラブル問題 80%
◆金銭問題 200%
◆子供問題 300%

上の3つは自分次第でどうにでもなるかなぁと思っているが、下の2つは深刻だ。
調べたところ、7月〜8月のイギリス旅行は最低でも35万円はかかるそうだ(もちろんそれ以上の出費は覚悟している)。1回の旅行で35マン+α…プラスoasisのチケット代&グッズ代…きつい。

そして一番の懸念は子供のことである。
自分が独身(結婚してても子なし)だったら迷わず行くと決めている。これは国内のライブやフェスでも同じなのだが、子供を置いてまで自分の趣味を優先していいのか⁉︎ または子供を自分の趣味に巻き込むのか⁉︎というのは音楽を趣味にする自分にとっては永遠のテーマである。

イギリスに行くならもちろん子供は連れて行かない。自分も経験あるが、10時間以上のフライトは本当に大変。そんな過酷な体験をこんな小さいうちからさせたくない、というのが一番にある。

以上の問題を抱えながらも、
どーーーーーっしても!oasisのライブを観たい!!!という思いは捨てきれなかった。

とりあえず夫に相談した。夫からの返答は…
「車とか時計とかを趣味にしている人に比べたら、ウチら趣味に全然お金使ってないから(行っても)いいんじゃない」

確かに!!いいこと言うじゃん旦那よ!!
この言葉は…めちゃくちゃ勇気をもらった。
むしろこの一言で行く決心をしたくらい心強い言葉だった。それに加えて、もし行くなら自分(夫)も一緒に行くと言ってくれた。…正直言うと、反対されると思ってたからめちゃくちゃ嬉しかった。

そして娘にも聞いてみた。
私「ママたち来年イギリスに行くけど、1週間ばぁばのお家で過ごせる?」

娘「え!1週間もばぁばのお家に泊まれるの!?やったぁーー〜☆」

え?いいんかい?!それでいいんかい!!?
無理して言ってくれているのかもしれないが、娘からも心強い言葉を聞けた。
そしてよく考えたらその期間は夏休みだ。
昨年の夏、甥っ子(8歳)は一人で飛行機に乗り、旦那の実家まで行き、親と離れて2週間ほどそこで過ごしている。娘もいけるのではないだろうか、、、という思いが強くなった(しかも泊まるのは自宅近くの私の実家である)。

趣味を楽しむためには家族の理解やサポートが不可欠だと思うが、この時ほどそれを思ったことはなかった。

もしチケットが取れて旅行の準備が全部整った後に行けなくなっても、家族のためなら後悔はしない。


【チケットマスターでの戦い】

私情をダラダラとスミマセン。
ここから本当のチケット争奪戦記が始まります。
(かなり長いです…)

一般チケットの発売日時は8/30 PM17:00〜となっており、イギリスのチケットマスターから発売される。事前にチケットマスターの会員登録が必要だ。これが結構大変だった。
電話番号の登録とSMSに送られてくる認証コードが必須なのだが何回やってもエラーとなる。
4回目もエラー。もうダメだ…と諦めかけたとき、、、5回目で登録が出来たぁぁぁぁ!!!(もしかして認証コードが他の人と被ってて認証されなかったとか?)

Xのほうで「チケットマスターは格安SIMだと電話番号の登録ができない」というポストを見かけたが、私はこの時UQモバイルだったが普通に登録できたぞ。その情報の信憑性はいかに🤔

チケットマスターの会員登録も出来たので、チケット発売時間の17:00前まで仮眠した(←とことんマイペースwww)

16:50に目が覚めてXを確認すると、既にoasisチケットに並んでいる人がたくさんいた。

ん?並ぶ・・・?

そう、チケットマスターは発売開始前に行きたいコンサートのチケット列に並んでチケット購入の部屋へ入ることが出来る仕組みなのだ。

そんなことは梅雨知らず、スヤスヤ寝ていた私はかなり出遅れたスタートになってしまった!!
結果・・・まっっっっっっっっっっっったく繋がらない!

日程を選ぶ画面までは行けるのだが、その先が全く行けず…。てゆーか、たとえ繋がったとして、チケット購入画面(座席を選んだり決済カードを入力するとこ)まで行くのに更に並ぶ必要があるのだ。しかもその数が尋常じゃなく多い!
いや、需要ありすぎでしょーがっっ!!!

ちなみに繋がったらこんな画面になる。
このQUEUEでまた長時間並ぶことになる。
この場合は14万9415番目に
チケットを買う順番がまわってくるwww


チケット販売開始から1時間…2時間…3時間…と、時間だけが過ぎていく。
3時間過ぎても全く繋がらず、画面はずっとくるくる読み込んでいるだけだった。

Xを見るとチケット購入できたというポストがチラホラ出てきた。ちゃんと準備して並んでた人は購入できたのかぁー😭と気持ち半ば諦めかけていたとき、アイルランドやエディンバラ公演は繋がる!!と言うポストが目についた。

私はずっとウェンブリーでoasisが観たい!と思っていてウェンブリーの列をひたすらリロードしていた。次点はマンチェスター希望だったのでマンチェスター公演も見ていたが、どちらも全く繋がらなかった。

こうなったら場所は問わず、ダブリンとエディンバラも試してみよう!

ダブリンは繋がらず、、、そして、エディンバラは、、、、繋がった!!!!!
QUEUEに入れた!待ち人数20万人!!wwww
いや、コレ売り切れるでしょww

しかし、繋がったのでそのまま待ってみることに。またもや、1時間、2時間・・・と時間だけが過ぎていく。21時半くらいの時点で待ち人16万人…しかしチケットはまだ残っているようだ。
そして22時を過ぎたあたりで、、、急に待ち人が一気に減り、、、、、なんと!!!!チケット購入画面に入れた!!
もう心臓ドッキドキ🫀💓‼️‼️‼️

その時の画面がこちら⬇️

この画面の下にある
£200.00-£506.00each  Removeの
恐ろしい意味をこの時はまだ知らなかった。

座席を選んで⇒購入画面に行く仕組みだ。
この時点では残りわずかだが、チラホラと残席はあった。「ここがいい!」と選んで次の画面へ行くと"空席なし"のエラー画面になる。同時に何人もの人が私と同じタイミングで席を選んでいるため席が取れないのだ。早い者勝ちである。
この席取り合戦を10回くらい繰り返し、ようやく2席を確保できた。

次の画面が、座席No.と金額の確認 & チケットに付随するオプションなどを選ぶものだった。

はい、ここで例の如く「英語を理解するより先に登録を済ませろ」という超危険なマイルールが発動します。
Xのフォロワーさんから「5分以内に支払いしないとタイムアウトになる」なことを言われ、かなり急ぎ足で登録していた。何故かチケットマスターのこの画面でブラウザの翻訳機能が使えず、自分の赤ちゃんレベルの英語力で必死に書いてあることの意味を理解しようとしていた。
(後に気づいたのだが、iPhoneにはもともと翻訳機能アプリが備わっており、文章をコピペすれば綺麗にすべてを翻訳してくれるものがあった!これを活用すれば良かった…)

とにかく急いでいた。せっかくここまで来たのにモタついたせいで全てを振り出しに戻したくない。
そんな考えで頭がいっぱいだった。

クレカは決済時に弾かれた人が多かったみたいだけど、私は一発で決済できた(エポスカードのゴールドです)

すべて終わり、やり切った感が半端なかった。
手が震えていた。

期待やら不安やら歓喜やら恐怖やらで、
もの凄く心臓がドキドキした。

「oasisのイギリス公演のチケット取れちゃった…」

2025.8.8エディンバラ公演のチケットを獲得✨


そしてこのすぐあとにとんでもない事態に気づくのであった・・・

少し冷静さを取り戻し、Xを遡っていくと以下のようなポストがたくさん目についた。

「チケットの価格がいきなり高くなった」
「チケット高すぎて買えない」
「こんなの、ぼったくりじゃん」

ん?チケットってそんな高い値段だったっけ?
そう思い、自分が支払った金額を改めて確認してみた。

GBP £988.50 (2人分)

GBP?え?イギリスってユーロじゃないんだっけ!?(←無知とは怖いですね)
GBPは英ポンドです。
この時のレートは1£ = 191.92円

つまりチケットの総額は、、、、
£988.50×192=189,792円

・・・・・( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚・・・・・

文字通り、唖然としてしまった。
頭が真っ白、、、、そして状況を理解したときには冷や汗と手の震え(チケット取ったときとは別の感覚)が止まらなかった。

は?18万(ほぼ19万)???
嘘でしょ…え、だってチケットの値段2、3万円くらいだったよね?と頭がパニック状態だった。

どうやら、チケットマスターはチケットの需要が高まるとそれに応じて価格が上がるシステムらしい。

2022年に導入されたチケットマスターの 「サージ・プライシング 」は需要に応じてチケット価格が変動するものとなっている。チケットマスターは以前ウェブサイトで、チケットは「市場価格」であり、「需要に基づき、いつでも増減する可能性があり、これは航空券やホテルの部屋がどのように販売されているかと同様です」と述べている。

https://nme-jp.com/news/148965/


いやいやいや、ちょっと待って!!!
チケットマスターの悪どい手法は勿論許せないけど、その前に私!!!!!ちゃんと金額(円レート)を確認しろよっっ!!!!!!

コレばっかりは自分が悪い!!!
救いようがねぇわ…

QUEUEに並んでる時、ある時間を境に10万人以上の列があっという間に消えていったのは、この価格変動のせいなのね。こんな馬鹿高いチケットだったらみんな即座に諦めて退出するはずだわ…。

また、需要バカ高なoasisチケットは5万枚近くが転売サイトで転売されているが、プロモーターは転売チケットについては全て無効にすると発表している(その無効分については正規の価格で再販されるようです)

私のバカ高チケットを売って、その正規価格のものを買い直したいぃぃ😭😭😭

ちなみにチケットマスターで買ったチケットは、現地(イギリス)の銀行口座を持っていないとリセールは出来ないそうです(…終わった…)
※リセールも正規価格でしか取引できないっぽいです(…ガチで終わった…)


【参加記念のチケット争奪戦】

このチケット問題で一週間くらい病んでいた。
昼夜頭を悩まし夜もよく眠れなかった。

本当のことを言えば、イギリスまでoasisを観に行くかどうするかは最後まで悩んでいた。
家族にGOサインをもらえても、私の中ではずっと心がグラついてた。やはり「海外でライブを観る」ということがとても現実的ではなかったから。

それでも何もせず後悔したくない!という思いからチケット争奪戦に参加した。
「別にチケットが取れなくてもいい。今世紀最大のイベントに"参加した"という思い出が残ればそれで十分だ」と思っていた。

高額チケットが取れてしまったのは、そんな邪推な気持ちが招いた悲劇なのかもしれない。

私の失態は…
・翻訳機能を使わない
・仮眠して事前準備を怠る
・為替レートの確認しない

…うん、チケット取れない要素(または高額チケットを掴む要素)は十分あるわ。こいつ本気でチケット狙ってんのか?oasisの再結成をナメてるんちゃう?…と往年のoasisファンからバッシングされそう……実際に舐めてたのかもしれないし。。。

夫には、いの一番に高額チケについて伝えました。
私「なんか取れたoasisのチケットがめちゃくちゃ高いんだけど、どうしよう〜(泣)」
夫「いくらだったの?」
私「一人10万です…」
夫「やっぱりoasisだとチケット価格も10万円くらいするのか〜」

なんか、この言葉を聞いて妙に安心してしまった(笑)

そっか、10万円のチケットはoasisならあり得るのか。確かに10万で再結成直後のoasisを観れるなら安いのか?という変な納得感も生まれたww
(※通常のチケット価格は2万6千円です)

そして、オアシス好きな友達にも話したら、
「15年分の総決算だと思えばいいんじゃない」と言われた(その子も高騰チケットを入手していた)。

確かに…oasisを観れなかった15年分の価格だと思えば安いのかも、、、コレまた妙に納得してしまった。

こうして少しずつ高額チケットのことも受け入れて、本格的に「oasisを観にイギリスへ行くぞ!」と決心を固めたのであった。

そう決意してからはずーーーーーっと、渡英のことばかり考えている。考えない日は1日もないです。noteでもイギリス旅行した人の旅記ばかり読んでおり、フォローしている人の半分以上が海外旅行について書いてる人になってしまいました(もしこのnoteをご覧になっておりましたら、この場でお礼を申し上げます。大変参考にさせて頂いてます✨🙏✨)

今や、oasisのライブと同じくらい(またはそれ以上に)イギリス旅行が楽しみになってしまっている。行きたい場所・やりたい事も固まってきているのでいつかnoteにまとめようと思う。

2ndアルバム「モーニング・グローリー」の
ジャケットとなっている、ロンドン・ソーホーの
BERWICK STREETは絶対に行きたい!!



以上、私が経験した英・チケットマスターのチケット争奪戦記録でした。

ちなみに自分と同じくらい高値(£440)のチケットを購入した人はいるのかXやネット上で探したが、海外の人で£500以上のチケット購入してる人(男性)が1人いただけで、その他はいなかった。

つまり私は歴史上、oasisの1公演のライブに最高額を払った女となる😂(ただの馬鹿です

海外に行く時には十分に気をつけよう。しっかり下調べをしてちゃんと準備しよう、と心に命じた。

まだ8ヶ月も先の話なので十分に準備時間もありますが、不安も色々とあります。
どうか、どうか、来年の8月にエディンバラで無事にoasisのライブが観れますように🙏🇬🇧🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿✨✨

次回はチケット争奪戦記(日本編)について書いていきます。

また読んでいただければ嬉しいです。

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