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音楽トーク : 私にとってのOasis〜第1章〜

音楽トーク第3弾目は、英国が誇るファッキンブラザーズバンドOasisのお出まし。

いつかはOasisについて書きたい!と思いつつ、ずっと先延ばしにしていた。
私にとってはあまりにも重要で大切すぎるバンドがゆえ、こうして文字に起こすのは些か気が引けてしまっていたから。または、これまでに散々ブログやSNSで彼らについて語ってきた事もあり、今更もう語るまでもないと思っていたからか。

兎に角、書きたい!と思いつつ「書くの面倒くさい!」と思っていた。笑

しかし、なんと言っても今年の8月に起きた

🎊Oasis再結成🎊

というビッグニュースを前に、コレはもう書かなければ!この歴史的事実を自分の言葉で残さねば!と思い今に至る(そこから2ヶ月もの月日が経ってしまったが)


【Oasisについて】

真ん中の2人は常にカメラにメンチ切ってます笑

イギリスのマンチェスター出身の兄ノエル・ギャラガーとボーカルの弟リアム・ギャラガーのギャラガー兄弟を中心に1991年に結成されたロックバンド。全世界でのトータルセールスは5,000万枚以上を記録している。
ビートルズを大変敬愛しており、ビートルズの曲をカバー演奏したり、メディアへの発言などにも影響を及ぼしている。
2009年8月28日、ノエルがオアシスの脱退を表明し解散した。
15年の月日を経て、2024年8月27日に公式SNSへの投稿でバンドの再結成とワールドツアー「OASIS LIVE 25」の開催が発表された。

Wikipediaより引用

日本でも超メジャーなバンドなので、今更もう説明するまでもないと思うが、中には知らない人もいると思うので記しておく(ちなみに私の友達や前の職場の後輩はoasisの名前すら聞いたことがないと言っておりビックリした😅)


【Oasisとの出会い】

出会った頃はこの4人メンバーでした。

私がOasisを知ったのは相当遅くて、2008年の3月頃。それまで「名前くらいは聞いたことある」くらいの認識で、どんな人がどんな音楽を演ってるのか全く知らなかった(そもそも洋楽自体をそんなに聴いてなかった)
つまり私自身も前述した友人や後輩の立場と同じだった。

出会いのきっかけは、Radioheadがおふざけで歌った「Wonderwall」のカヴァー動画である。
それが妙に耳に残り、本家本元の「Wonderwall」を聴いてあまりの曲の良さにぶっ飛んだ。

そういった事を当時始めたばかりのアメブロで記事にしたところ、Oasisを好きな人が見に来てくれたり、逆に他人の記事を読みに行ったりしながら、音楽とともにファンの熱量にまた感動し、少しずつハマっていったのだ。

今も思うが、Oasisファンの熱量は本当に凄い。
洋楽バンドの色んなファンの人たちを見てきたけど、やはりOasisファンは知識やサーチ能力が段違いで凄いし、人気も熱狂も比べものにならないくらい圧倒的にある、、、!!!!

私もOasisに関しては相当好きな方だと自負しているが、上には上がいる、の、もっと上がいるという感じ。そしてもちろん、この熱狂は日本に留まらず世界中に存在している。
まさにビートルズの再来だ。

⬇️【RadioheadのおふざけOasisカヴァー】⬇️



【最初に聴いたアルバム】

4th「Standing on the Shoulder of Giants」


何故このアルバムを一番最初に選んだのかと言うと、Book Offにたくさん並んであったから。
3rd「Be Here Now」も多かったが、私が行ったBook Offでは4枚目のアルバムが一番多く置かれていた。

不人気がゆえの在庫の多さなのだろう、と今にしてみれば思うが、当時はそんな事は微塵にも思わず、むしろ「このアルバムが一番人気なんだ」くらいに思っていた(当時の自分は洋楽に対して、雑誌やネットで調べるという概念がなかった。そこまでに至る気力もなかった)
家に帰りCDプレーヤーにCDを差し込み、自分のOasisの入り口として選んだアルバムの1曲目「Fuckin' In The Bushes」が耳に鳴り響いた。

「ん?Wonderwallとだいぶ毛並みが違うぞ」と思ったくらいで、それほど熱心には聴いてなかったと思う。

そんなある日、当時、親交があった音楽仲間とカラオケに行った。そのうちの一人が「Gas Panic!」を歌いはじめた(4thの6曲目に収録されているOasisの中でもサイケデリックなナンバー)

もうそれが凄く良くて!ビックリするくらい聴き入ってしまって、こんなにサイケデリックでせつない曲があるのか…!と家に帰ってから繰り返し何度も聴いた。それ以来「Gas Panic!」はOasisの中でもTOP10に入るくらい大好きなナンバーだ。


この時のリアムのヴィジュアルが本当に良すぎて当時何度も再生してた(途中変な日本語(ひらがな?)が出てきて??な状態になる笑)

今にして思えば、一番最初に聴いたのが「Standing on the Shoulder of Giants」で良かった。何故ならこのアルバムを好きな人が少ないから。私は割と好きなので少数派に入れて嬉しい。笑

ちなみに、ノエルはこのアルバムについて

「絶対に作るべきじゃなかった」
「ツアーに出る言い訳が必要だった」

と酷評している(2011年当時の話)
引用は下記サイトから。




【兄と弟どっち派?】

左:リアム・ギャラガー(弟)
右:ノエル・ギャラガー(兄)
眉毛の濃さは良い勝負です笑

Oasisファンなら一度は、兄と弟のどっちが好きだろう?と考えたことがあるのではないだろうか。タイプも違ければ、光る才能もそれぞれ違うので結構分かれると思う。
ちなみに私はノエル派である。
実は最初の頃、兄弟でバンドをやっているとは知らず、それどころか兄と弟でボーカルを分けていることも認識していなかった。私は4th「Standing on the Shoulder of Giants」と同時に、7th「Dig Out Your Soul」も聴いていた。その中で、好きな曲の殆どがノエルボーカルだったため自然とノエルに惹かれていたのだと思う。


7th「Dig Out Your Soul」


Oasisの入口がマイナーな4thと7thだったということ自体、珍しいと思うが(笑)
1st、2ndから入ったらまた違ったのかもしれないが、とにかくノエルの声・才能・顔・暴言、全部が好きだった。もちろんリアムも大好きだが、どちらか選ぶなら兄貴なのだろう。
ちなみに私の周りの反応を見てると、
男性→リアム派
女性→ノエル派
が多い気がする。あくまでも自分の周りにいるファンの統計だから実際のところはわからない。
そして兄とか弟とか関係なく、ギャラガー兄弟が大好きなのは変わりない。



【破天荒問題児リアム・ギャラガー】

フロントマンとしてのカリスマは誰にも負けない

正直に言うと、最初の頃、Oasisの音楽はあまりピンと来なかった。この頃の自分は、GUNS N' ROSESやSKID ROW、NIRVANAなどHR/HMのハードロックを主に好んで聴いてた。なのでOasisの音楽は刺激が足りず退屈だなと思っていた。ビジュアルも「なんか地味」と感じており、興味が薄かった(芸人の永野さんがご自身のYouTubeチャンネルでOasisとBlurについて話してた回があるのだが、全く同じことを言っており笑ってしまった)

そんなある日、ニコニコ動画で彼らのライブ動画を観ていた。普通にライブやってる…と思いきや、途中からボーカル、リアム・ギャラガーの様子がおかしいことに気づいた。曲の途中で歌うのをやめたり、曲の間奏でメンバーに絡んだり、ライブセットをいじったり。

そう、かなり泥酔してるのだ!!!

この普通ではない異常なライブがとにかく面白く、「なにやってんの⁉︎」と思いながら笑いが止まらなかった。そしてメインギターかつバンドのリーダーでありリアムの兄貴でもある、ノエル・ギャラガーがメチャクチャキレてる!!笑
とにかくもうハラハラして目が離せなかった。

そして私はこの瞬間、Oasisというバンドが大好きになった。

Oasisの音楽の聴き方も変わった。歌詞がリアルに聴こえ、ボーカルのカッコ良さに痺れ、響き渡るサウンドに温かみを感じた。こんなにも、(いい意味で)人間くさいバンドがあるのかと感動した。

私はノエルの才能や人柄が好きなのだが、
ロックンロールスター要素は間違いなくリアムが勝っていると思う。

その問題コンサートがこちら⬇️
Oasisを大好きになった今では酷いライブだな…としか思えないが笑
当時は「この破天荒さこそがロックスターなんだ!!」と思っていた(←誤った認識www)



【フジロックフェスティバル'09】

あらかじめ言っておくが、これはフジロックに「参加した話」ではなく「参加しなかった話」である。

Oasisは2001年と2009年にフジロックに出演している。

私は2001年の頃はオアシスの「オ」の字も知らなかったので(そもそもフジロックの存在も知らなかった)、行ける術もないのだが。2009年にはCDも聴き込んでおり、ブログ仲間と毎日Oasisの話で盛り上がっていた時期だったので、「Oasisフジロック出演」は自分の中ではかなりの沸騰ワードになっていた。
だがしかし、「フジロック」とは苗場スキー場で行われるフェスティバル!当然日帰りなどでは行けないため宿泊が必須!!しかもOasisの出演は金曜日のヘッドライナー!!!
社会人に成り立ての私にはそこまで行くというお金もそのために仕事を休むという度胸もなかった(特に当時の会社は6月7月が繁忙期で、7月の最後が業績に関わる大事な期間だった)

後々、フジロックが大好きになった私は、フジロックのために仕事を辞めようと何度も考えることになる…。


そんな感じで、2009年のフジロックは見送ったのであった(実はチケットは申し込んでおいて当選したのだが、最終的にビビって入金しなかった…)

この時に思ったのが、
「Oasisなら絶対また日本に来てくれるよね!」
という事。とにかく来日は何度もしてるというイメージがあった(単独ツアーのみならず、フェスやTV出演もバンバンしてたので、なんか凄い日本が好きな人達なんだろうな〜と思ったりした)

しかし、この考えや行動がいかに浅はかだったのか、1ヶ月後に思い知るのである。
そう、この世に「絶対」はない。

私が人生において一番か二番目に後悔している事が、このときフジロックへ行かなかったこと。
Oasisを語る上で絶対に外せないのが2009年のフジロックなのだ。それも「参加した話」ではなく、「参加しなかった話」
他人が聞いても全く面白味がない、ごくごく普通の身の上の話だ。同じ経験をした人がいたらお酒を飲みながら永遠に語り合えるだろう。



【ノエル脱退とOasis解散】

伝説と言われてる96年のネブワース公演の一コマ
「This is History!!」

あれは忘れもしない、2009年8月29日の朝。

当時の私は音楽(Oasis)の情報収集といえば、アメブロのフォロワーさんからの話かmixiのコミュニティ間での情報が主であった(メディアの堅苦しい文章より、ファンの面白おかしい話を見るのが好きだった)

その日の朝も起きてすぐにmixiのコミュニティをチェックしていた。そしたら、目を疑うフレーズが飛び込んできた。

「ノエル、Oasisを脱退」

・・・は?
でも最初は信じていなかった。兄弟喧嘩とか脱退とか解散とか、これまでも何度も囁かれてたし話題にも上がってたけど一時の感情でそう言ってるだけのことが多かったから。
また古いトピックが話題に上がってみんなネタにしてるのだと思っていたから。

しかし、今度は様子が違う。
トピックの日付を見たら今日の話!そしてノエルの声明文も発表されており深刻な感じだった。
その時のノエルのコメント⬇️

A STATEMENT FROM NOEL
28 August 2009

"It's with some sadness and great relief to tell you that I quit Oasis tonight. People will write and say what they like, but I simply at I quit Oasis tonight. People will write and say what they like, but I simply could not go on working with Liam a day longer.

"Apologies to all the people who bought tickets for the shows in Paris, Konstanz and Milan."

《和訳》
ノエルからの声明
2009.8.28

今夜オアシスを辞めたことを伝えるのは悲しいが、大きな安心感もある。人々は好きなことを書いたり言ったりするだろうが、俺は今夜オアシスを辞める。人々は好きなことを書いたり言ったりするだろうが、俺はもうリアムと一日たりとも一緒に仕事を続けることができなかった。

パリ、コンスタンツ、ミラノでのショーのチケットを購入したすべての人々に謝罪する。

「コレは本気だ・・・・・」
この翌日に正式に脱退の声明文を公表している(※下の画像参考)


膝から崩れ落ちた。

何度も嘘であってほしいと願った。一時的な感情でムキになってるだけなんだと思いたかった。
でも、ノエルがこうしてコメントを出すという事は本気でOasisから去るんだなと心の中で覚悟している自分もいた。

その日は一日中「Don't Go Away」という曲を聴きながら泣いてた。
そして次の日からは、もう何の音楽も聴けなくなった。もう二度と新しいアーティストなんか好きになるもんか!!と思った。
その頃、音楽だけが生きる全てだった自分の心はズタズタだった。

正式に解散表明したのは10月10日だったかな…
その辺はもう記憶もおぼろげで・・・
実質的なマネジメントを全て行っていたであろうノエルが居ないのでは、もうバンドとして機能しないんだろうなと諦めの境地だった。

「まだ一度もOasisのライブを見ていない」

呪いみたいにその言葉を携えて、自分も消えたくなった。世界は真っ暗闇に包まれた。


2009.8.29
正式に脱退を発表したノエルの声明全文。



【第2章へ続く】

私がOasisに出会ってからバンドが解散するまでの期間は、約1年半という月日だった。18年間という長い活動期間を考えれば、とても浅い期間だったと思う(しかも最初の頃はあまり好きではなかったのでファンと言える期間は実質1年間くらいかな?)

昔からずっとファンだった人に比べたらあまりにもOasisを知らなすぎるが、それでも自分の中ではOasisのことばかり考えて濃縮された一年間だったと思う。

デビューが1991年なので、Oasisを全く知らなかった期間は16年間だ。その空白の16年間をバンドが解散(活動停止)してる15年間で埋めていったのかと思うと非常にエモいなぁと思った笑


次回第2章は「解散後のギャラガー兄弟〜Oasis再結成」について書いていこうと思う。(楽しみにしてる人がいるか分からないが)お楽しみに。
次はここまで長くならない(と思う。笑)

⬇️ノエルが脱退したときにメチャクチャ聴いてた「Don't Go Away」


⬇️おそらくOasisの曲の中で再生した回数No.1
ノエルVo.の大名曲「Don't Look Back In Anger」 

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