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うれしかったこと

娘の友人が、写真のコンテストで入賞をした。

「箪笥の肥やしになっていたパパの一眼レフが掃除をしていた時に出てきてね。
子どもたちが幼稚園生だった時にちょっと使ってたくらいで、もうすっかり存在も忘れていたんだけど。」

その子のお母さんが、入賞した写真を見せてくれた。
どんな時もいつも面白くって、謙虚をちょっと過ぎるくらいの自虐ネタ満載で話をしてくるお母さんだけど、
「miyaさん見てくださーい!」
ってすごく喜んだ様子で連絡をくれた。

一般の人も応募されているから、受賞した写真は本格的な雰囲気のものが多くて。

写真の横には、私じゃ全くチンプンカンプンな細かいカメラの設定?が機種名と共に書いてある。

この間は作文のコンクールでも入賞していた。

自分がフリースクールに通っている事を含めて、自分の内面にとても正直に真摯に向き合おうと葛藤しながら過ごしている様子が、読み手にまっすぐ伝わって来る文章だった。

「僕は、これからも自分はじぶんの味方であり続けたいと思っている。」

そういう思いの強さや、ひとつひとつの言葉から感じられる周りへの優しい気遣いや思慮深さは、それこそ幼稚園生の頃から彼が持ち続けているものだった。

"同性だったなら、きっと親友だったよね"
と、彼のお母さんといつも笑い話になるけれど、彼とうちの娘は思考回路がよく似ている。

ちょっと周りよりもゆっくり時間が流れているようなところがあって、それはいいこともあるけれど本人たちの葛藤のタネになっているときもあると思う。

それにしても、2人とも逞しく生きているなと思う。
たくさん感じて、考えてる。

彼の写真はとてもとてもやわらかくてあたたかい作品だった。

写真には撮った人の人となりが表れるって、まさにだなと思った。


yurutto_biyoriさんのお写真をお借りしました🐈
ありがとうございます🌻

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