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サトシンさんの絵本

わたしがサトシンさんを知ったのは、4年程前。

以前住んでいた町に個人の絵本屋さんが出来たことを何かで知ったわたしは、写真で見たお店の雰囲気に
「うわ!好き!この空間に行きたい!」
と思い、帰省をした際に短い滞在期間にも関わらず
「どうしても行きたい場所があるから連れて行ってください!」
と父にお願いして(夫よりひと足先に新幹線で帰っていて足が無いもので…)父と母、子どもたち2人とわたし の5人で、オープンして間もない、まだ木の香りがしているその絵本屋さんに行きました。

想像以上に素敵なお店の佇まいと、明るい店内、店主さんのなんとも言えない…楽しさ&誠実さがぎゅぎゅっと詰まった雰囲気をガツンと感じて
「早くこの人に出会いたかったなぁ。。
そしたらわたしも何かもっと明るく生きてこられたかも…。」
などと思ってしまうほど、お店に入ってすぐにもう胸を撃ち抜かれていました✨

父と母も「いいお店だね」と言ってゆっくり絵本のディスプレイを眺めたり、手に取ってみたり。
わたしが店主さんとお話をしている間に、子どもたちは1冊づつ好きな絵本を選び、それを父が嬉しそうに買ってくれました。

その後、Facebookで店主さんをフォローしているとある日、怪しげなおじ様と店主さんのツーショット写真が投稿されていました。

頭にかぶりものを乗せてるテンション高そうなサングラスかけたおじ様…🕶
あの素敵な店主さんがこんなに笑顔で仲良さそうにしているから、、きっとおじさん良い人なんだろうな。。と思いつつも、ソワソワ。。
それが初めてサトシンさんの存在を知った時でした。

その後も、ウ◯チのかぶりものなどの見た目のテンションについて行けないわたしでしたが、どうにも氣になってしまい、結局Facebookでサトシンさんもフォローをして、しばらく横目でチラチラ見ている感じでした。

すると一昨年の年末に、わたしが今住んでいる町に急遽サトシンさんが来る!と言う投稿を目にしました。
その企画をしている方々、以前チラッと関わりがあった方がチラホラと。。

"大空小学校の木村(元)校長先生" を招いてディスカッションをする企画だったり、ママたちが学ぶ防災の企画だったり、ほかにもちょこちょこと"袖振り合うも…"的な感じで参加をさせてもらっては、
"今日参加できてよかったな〜面白かったな。" 
と思えた企画ばかりだったので。
これはもう間違いないはず!と思い、前日でギリギリでしたが申し込みを済ませて、サトシンさんに会いに行ってみました。

急なお知らせだったらしいのですが、会場は結構賑わっていました。
来ている人たちの表情が明らかにウキウキしていて何かを期待しているのが感じられたので、
"サトシンさんは人気者なんだな〜。わたしついていけるかな〜"とそんな事を考えていました。
が…
いざ始まってみると、予想を上回るテンションと話術であっという間に前のめりになるわたし、、泣いたり笑ったりかなり感情の揺れが激しい濃ゆい時間でした。
もうさっぱり忘れてしまいましたが、その時わたしは何かでちょっと落ち込んでいて。
でも、会場で涙をたくさん出したことで帰り道にはスッキリしていたのだけは覚えています。

イベントが終わってからの物品販売も長蛇の列…
"今日の記念に本を買って、わたしもサトシンさんと写真撮りたいな〜。あの可愛いサインも描いてもらいたいし。。"
と、この時にはすでにサトシンさん(にわか)ファンになっていたわたしは2冊の本を買って、幸せ気分でした。

一冊はこの本
『わたしはあかねこ』
きゅっと切ないけれど、"あかねこちゃん"何だか自分と重なるところがある様に思えてきます。
娘に読んだ時にも
「あ。この氣持ちわかるよ。」と。
最後はホッとして、一緒に笑顔になれる本でした。
裏表紙も可愛い♡

        その時のサトシンさん♫↑

もう一冊は
『ごめんなさい』
という本。
表紙にはお母さんが男の子を膝に乗せてお話をしているような絵です。

サトシンさんの指名を受け、会場に来ていた参加者のお母さんが即興で朗読をしてくれたのですが、、わたしも周りのお母さんたちも涙がぼろぼろ🥲

これは是非持っておきたい!と思って購入しました。
帰ってから子どもたちに読んでみると
「これはお母さんの言い訳の本や〜ん😆」
と息子。。
はい、そうです😂
ネタバレになりますが、この本の
「ごめんなさい」
を言うのは、お母さんやお父さんの方なんです^^
でも、2人ともまんざらじゃない様子でした。

そのあと、「あかねこ」の方は何回かリクエストされて読みましたが、「ごめんなさい」は確か1、2回しかリクエストされずに本棚に置かれていました。

それが、去年の5月の休校時。
思わぬ日の目を見ました。。
…それがこちら↓

ちょっと(?)イライラしながら2階に上がっていたわたしがリビングに降りてくると
これがドアの所に貼られていました。
本を浮かせられるマスキングテープの強度にもビックリしましたが、息子が書いたこの言葉に笑ってしまいました。。

絵本って親から子どもへのメッセージを届けるだけじゃなくって、双方でいけるんですね✨
絵本の可能性の広さを知った出来事でした。
おしまい^^

♫ご案内♫
わたしも参加させてもらっている
『ファミリー ライブラリー』✨

メンバーさんがあたたかく楽しい方ばかりでとてもステキなサークルです♪わたしはもっぱら閲覧専門ですが、それでも十分楽しいという…😄
ご興味ある方はぜひ覗いてみてください✨

*momoro66さんのイラストをお借りしました。
カピバラと仔猫がただただ可愛いです♡
ありがとうございます^^

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