【書評】「運転者」を読んでみた感想(ネタバレ無し)★★★★★
ライターの仕事をしながらも、たいして本を読むことのない私が、久々に手に取って読んでみて大変素晴らしかったので、いきなりの書評です。
まず、先に言っておきますが、ネタバレはなしです。これから読むかどうか迷ってる方も安心して読んでくださいね!
ちなみにこの「運転者」はプライムリーディングで0円!!Amazonプライム会員の人って結構多いと思うので、まあ騙されたと思って読んでみてほしい!
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40代で人生にちょっと行き詰まっている人へ薦めたい
この本はおそらく誰が読んでもきっと楽しめるし、読みやすくて読後感も素晴らしい本だと思います。そりゃ、レビュー15,000越えですからね。さすがです。
でも、個人的には私と同じ40代くらいの「これから先、ほんと大丈夫なんだろうか」と人生にぼやっとした不安を抱いている方にこそ読んでほしいと思います。
なぜか。
それは、まず主人公の男性が同じくらいの年齢であること。そして、この男性(修一)が悩んでいる内容は、きっと誰しもが共感できるようなことだと思うからです。
なぜ「運転者」が書籍として素晴らしいのか
普段本を読まない私がなぜこんなにもこの本に限って絶賛しているのかというと、「運転者」は単なる小説に終わらないからです。
どういうことかというと、この本は確かに修一という主人公の目線で書かれたフィクションの小説なのですが、非常にメッセージ性が強く、そのメッセージは例外なく誰にでも響くものだから。
よく、自己啓発本なんかを手に取ってみたりするのですが、あまりこのようないわゆる「小説」は普段読まないのが私です。
でも、読んでみて思った!
これは、小説というよりも自己啓発本に近いと。
それでいて、説教くさいところがひとつもない。なぜなら小説であり、物語として読めてしまっているから。だからすごいんですよ。
人生に希望を見出せる本であり、明日の自分を変えられる本である
この本で書かれていることの中で、とても印象的な部分のひとつに、「自分が不機嫌な顔をしていると、いろんなチャンスを逃してしまう」みたいなくだりがあります。
たしかに、引き寄せの法則系の本にもよく書かれていますよね、ハッピーでいることがなぜ大事なのか、なぜハッピーでいるとハッピーなことが引き寄せられるのか、などなど。
私はこの考え方がとても好きで日頃から意識しています。ただ、毎日機嫌よく生きていくなんてことができるほど、私は人間として成長できていないので、「そんなの無理じゃん」と思う自分も常にいます。
多くの人がそうなのではないでしょうか。
この本の主人公、修一も私たちと同じく、「けっ、そんなこと言うのは簡単でも実際のところ無理だろ」とむすくれているわけですよ。
このあたりが非常に現実的で、共感しやすい。そうだよね、うんうん、と途中からだんだん自分が修一に共感しまくっているのを感じました。
自己啓発本で読んでもなかなか入ってこないような内容でも、この主人公を通して理解することで、すごく腑に落ちるんです。
明日から、ちょっとがんばってみようかな。そう思わせてくれる本です。
ほんと、読んでよかった。
ストーリーが非常によくできている
「運転者」は読み物としての面白さを十分に備えています。だからこそ、読書嫌いの人でもほんの数日で一気読みすることができるんですよね。
ストーリー的にはやや不思議な体験を綴ったものなので、序盤は「??」となるのですが、すべての伏線がきちんと最終的に回収されて、それはそれは見事に綺麗に話が完結します。
そして、結構感動しました。本を読んでウルっとくることなんてこれまでにあったかしら。もう思い出せませんが、とにかくこの本には感動させられました。
Kindleアプリは無料でダウンロードできるよ!
この本はプライムリーディングで無料で読むことができます。(いつか有料に変わるかもですが、、)
とは冒頭にてお伝えした通りですが、みなさんKindleで本を読んだことありますか?
私はこの本を三人の友人に薦めたのですが、この三人ともがKindleについてあまり理解していなかったので、念のためにここでも説明しておきますね。
私はいわゆる電子書籍リーダーの「Kindle端末」を持っているので、それで本を読むのですが、Kindleはスマホアプリとしてダウンロードが可能です。
Kindleの端末を持っていないからKindle本は読めない、と勘違いをしている方は、だいぶ勿体無いので、ぜひこの機会にダウンロードしてみてくださいね!(無料ですよ〜)
要するに、Amazonのページで本を購入したら、Kindleのスマホアプリで読むことができる、そういう仕組みです。
※個人的にはやはり↓このような端末の方が圧倒的に読みやすいです。
まとめ
というわけでいきなりの書評でしたが、本当に心から良い本だったので、どうしてもその良さだけどうにか伝えたくて記事にしました。
私は読書家ではないのであまり書評は書きませんが、個人的にとてもよかったと思えるものは積極的に紹介していくつもりです!
ではまた〜!読んでくれてありがとう!