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ズバズバ斬っても好かれる人は好かれる
コナツです。
突然ですが、ジェーンスーさんの新刊がでましたね!
私はとある友人から勧められてオーバーザ・サン(Podcast)を聴くようになり、それ以来ジェーンスーさんのファンになりました。
私は40代前半、50代をたくましくパワフルに生きているジェーンスーさんの存在は、これからの中年ライフをより楽しみにさせてくれます。
もちろんオーバーザ・サンは、スーさんとミカさんによって成り立っていますし、ミカさんのこともとても好きですよ。
私はフリーランスライターですが、読書をほとんどしないタイプの物書きです。でも、ジェーンスーさんの著書はほぼ全部読んだかな、とにかく読みやすく面白いので楽に読めます。
中でもお気に入りは、こちらです。↓ 多分3回読んだと思います。笑
ジェーンスーさんの魅力について考えてみた
普段テレビを見ない私は、芸能人や有名人の類の人たちにあまり興味を持つことがありません。
テレビは無駄な情報が多くわずらわしいのと、自分が見たいと思わないものまで断りなく自動的に入ってくる感じが気に入らないのです。高校生の時から私はテレビに嫌悪感(言い過ぎ)があり、ほとんど見てなかったですね。
それは置いといて、ジェーンスーさんの話ですね。
なぜそんな私が、スーさんに惹かれたのか。
多分ですが、その理由は勝手ながらスーさんと私には共通点があるように思えたからです。
文章を書く仕事をしている
アメリカ生活の経験があり英語が話せる
HIPHOPなどのブラックミュージックが好き
法律婚に対して思うところがある
身長が高い
自分の意見が明確にあり率直に発言する
私も一応物書きの端くれですから、やはりエッセイストであるジェーンスーさんは、尊敬するに値する人物です。
でも、そういうことではなく多分一番最後に挙げた「自分の意見が明確にあり率直に発言する」の部分に強く惹かれているんだと自分では感じています。
ズバズバものを言うことの良し悪し
日本人は少なからず「周りを常に気にして発言し行動する」ところがあり、私はこの点にずっと若干の違和感を感じながら大人になりました。
出る杭は打たれる。
社会に出ても「出る杭」になりやすい私は、大学卒業後16年間ほど会社員として働く中で、気をつけるべきシーンがとても多かったと記憶しています。
今でこそフリーランスとして生計を立てているので、会社という組織に属している必要がなくなり、かなり楽にはなりましたが。
周りの人が思っていても言わないようなことを、つい言ってしまうのが私の性格。発言する前にもちろん考えてはいます。
そんな私を気に入ってくれる人もいれば、そうでない人もいて、特に会社員時代に年上の同性上司からよくない意味で目をつけられることは日常茶飯事でした。
会社だけでなく、私生活においても「ズバズバものを言う」タイプの私は、人と衝突することも少なからず経験した方だと思います。
もちろん、大切な友達にはどう伝えるかを考えてから発言しているのですが、それでも「言わなきゃよかったのかもな」と思うことが多々ありました。
ただ、日本を出て英語でコミュニケーションをとっていると、この問題に出会う頻度が圧倒的に減ります。むしろ、ほぼない。
というか、はっきり言わないことにより人間関係に問題が生じることの方が多い。だから私にとって、日本以外で多国籍の人たちとつながるライフスタイルはとても合っているように思えるし、自分らしくいられるんですよね。
スーさんに共感する人たちが多いのはなぜか
私を含めて多くの女性がジェーンスーさんを慕っています。
スーさんは比較的ものの言い方もストレートですし、回りくどい遠慮がちな言い方をするタイプの方ではありません。
言うべきところは率直に物申す。このスタイルは私の経験上日本という国では支持されにくいと思っていたけれど、どうやらそうでもないらしい。
なぜか。
私なりに考えた結果、スーさんはズバズバとものを言う一方で、人の気持ちに最大限配慮しているからじゃないかな。
「私はこう思う」とはっきり意見したあとで、「でも、同じように考えない人がたくさんいることも知っている」ことをしっかり伝える。
要は、何かについて肯定するか否定するかの場面において、「いやそれは違うでしょ、私はこうだと思うよ」と言うところで終わらず、そのあとにちゃんと向こう側(別意見の人々)の人たちに向けて「あなたたちの考えも理解はしてるよ」と示すことができる。
これってコミュニケーションにおいてとても大事なことだと思うんですよね。
ズバズバ言って嫌われる人とは?
つまり、スーさんのようにズバズバとものを言う人で、あまり人から好かれない人というのは、意見の言い逃げをするタイプの人たち。
このタイプの人間は、自分の意見をさも例外なく正しい、と言わんばかりに主張して、それ以外の意見を全てねじ伏せようとします。
これだと、会話している相手の気分がよくないのは当然です。
相手の意見に同意することはなくても、その意見があることを承認する。だって皆考え方は違うんだから。というスタンス。
これができるとできないとでは他人からの印象がまるで違うんですよね。
オーバーザ・サンよりも、「生活は踊る」の相談コーナー「相談は踊る」のスーさんの発言を聴いてみた方が、この辺のことに関しては良くわかります。
どんなふうに配慮しているのか、その上でスーさんがどのように意見しているのか。学ぶことがとっても多いなと感じました。
ただのガミガミおばさんでなく「愛されるズバズバ系」を目指す
私はズバズバとものを言うタイプの人間ですが、スーさんのように愛のあるズバズバ系でありたいと思っています。
結局人間は一人では生きていけませんからね。友達がいない人生なんて孤独すぎるし、楽しく生きていけるはずがない。
「ひとりが好き」な人は、友達やパートナーや家族がいるけれどたまにはひとりの時間を楽しみたい、だけ。ずっとひとりで居続けたい、なんてのは嘘です。
誰彼構わず大事にすべき、とまでは私は思っていません。でも、やっぱり自分にとって大切な限られた人たちには、常に思いやりの心を持って接したいものですね。
まさに今、スーさんの新刊をポチりながら、そんなことをふと思いました。