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休職記録
こんばんは。今日は、休職してから約1ヶ月が経ち、どんな風に日々を過ごしてきたのか、また考え方の変化について記録をしたいと思います。
どんな風に日々を過ごしてきたか
休職してから1週間は、家からほぼ一歩も出ず寝たきりで過ごすことが多かったように思います。休んでいることへの罪悪感、仕事ができない自分の状態への怒り、何もせず1日を無駄にしてしまったという焦燥感でいっぱいでした。
しかし、以前から決めていたことに彼氏との同棲を始める予定がありました。それが、休職のわずか1週間後。体力的にきつく延期したかったものの、手続きが全て終わっておりキャンセルもできず、強行突破することになりました。人生初の引っ越しは家族が手伝ってくれて、なんとか二日で終えることができました。
これが、結果的に良かったなと思います。体を動かすことで余計なことを考えずにすみ、また「仕事はどうするの?」「体調はまだ悪いの?」と、心配で毎日聞いてくる家族と離れた(心配してくれるのはありがたい)ことで、落ち着いて自分の時間を過ごすことができました。
この期間は、
・家事
掃除、洗濯、料理
・読書
小説、心理学、海外のガイドブックなど家に積ん読状態だった本を読み漁る。図書館、近くの本屋にも行きました。
・散歩
近くの公園、雑誌やYouTubeで見て気になった場所を半日くらいでまわる。1日は疲れてしまうので、家を出る時間を遅らせるなどセーブできるように調整しました。
・買い物
新生活に必要なもの(実際に店舗で見て、購入はネット)を揃える。人混みや閉鎖された空間にいると動悸と冷や汗が出るので、満員電車を避け、なるべく平日に車で連れてってもらいました(ありがとう、彼氏。)東京ではなく、郊外のショッピングモールを探して行っていました。
・勉強
趣味だった英語学習
・通院
1週間に一度の心療内科、通えていなかった耳鼻科、歯医者、皮膚科などに行った
をすることが多かったです。後回しにしていた自分のことをやりまくりました。
考え方の変化
これまでを振り返ってみて、自分は、完璧主義、真面目、優しい(他人と自分の境界線が曖昧で断れない性格)、負けず嫌いな優等生タイプでした。
→こういう方はね、やっぱり適応障害になりやすいらしいですよ。
仕事人間で、物事の優先順位が全て仕事を中心にまわっていました。周りの期待を勝手に背負い込み過度に自分を追い立ててしまいました。
→頑張りすぎちゃうのは新卒あるあるな気がします。何一つわからない状況で、できることはとにかく体を張ることというか。「なんでもやります!」で安請け負いしまくってました。
今までバスケやら運動をずっとしてきたし、自分はそういったブラックな環境にも耐性があると思っていたのですが、大間違いでした。
これからは、
・自分を大切にしてくれる人(家族、パートナー、友人)を大切にする
・それができる心の余裕を持てるようにする
・気が合わない人とは無理に会わない
=これに関しては、うちの祖母の「気が合う親友みたいなのは、一人いればいいんだ。」という言葉にだいぶ救われました。
・体調が優れなければ(なんとなく気持ち的に行きたくないなも含め)無理をしない
ようにしたいと思います。
最後に伝えたいこと
このnoteを読んでくださった方は、きっとご自身も、休職しようか迷われていたり、実際に今休職されている人もいるかと思います。
休職にあたっては、私もギリギリまで非常に悩みましたし、職場で泣いてお休みをもらった日も、「明日こそは迷惑をかけないぞ、何があっても仕事には行こう」と思っていました。
(ここからは自分の話なので、飛ばして読んでいただいても・・!)
心療内科に通い始めたのは、昨年の12月末、パートナーの勧めがあったからでした(学生時代に彼も鬱を経験済み。自分の判断で通院をやめてしまったそうですが、やっぱり私に似て真面目なところがあって、まだ軽いうつ状態のような感じみたいです)。
「仕事じゃなくて自分を大事にしなよ」という彼の発言に対し、「仕事を頑張ることが今の自分にとっては重要で、なんで頑張っている自分を応援してくれないんだ。追い詰めるようなことを言ってくるんだ」と喧嘩もしました。
でも、その頃は、ほぼ毎日頭痛はするし、仕事から帰ってくると泣いていたし(職場でもふとした瞬間に涙が出た)、まっすぐ歩けないくらいめまいがしていました。
微熱が出ても解熱剤を飲み出勤し、声が出ないと拡声器を使って仕事をしていました。慢性的な咽頭炎になってしまい、声を潰しやすくなってしまいました。たった2年半で。
でも、好きなことや、嬉しい瞬間に出会えることは確かにあったからこそ、どうしても続けたかった。
だからこそ、休職した最初は、自分が不甲斐なく、どうしようもなく辛かったです。ほっぽり仕事のことを思い出しては、ごめんなさい、と呟く日々でした。
でも、毎日泣いている私の様子を見かねた母親が、「そんな状態で仕事続けられるの?」とばっさり。あと、信頼している上司に相談したところ「休職は労働者の権利だから、気にせず思いっきり休んだらいい。休んだからって、あなたが今まで積み上げてきたことがゼロになるわけではないよ。また、この仕事をやりたいと思ったら戻ってくればいい。」と言ってくれて、踏み切ることができました。
(以上で自分語り終わり!)
今は、この時間を、忘れていたもの、自分の好きだったことを思い出す時間として、前向きに捉えられるようになりました。
どうか、体と心を大切にされてください。
あなたを守れるのは、あなただけです。
辛い、しんどいと思うなら、思いつく限りの方法で、自分を思いっきり甘やかしてあげてください。
今の気持ち、気分を書き出すことは、効果があるみたいですよ。
Gravityというアプリで気持ちを吐き出して、まったく顔も名前もわからない人に話を聞いてもらい、少し救われた気持ちになりました。家族や友人に相談ができないという方は、そういう方法もあります!
どうか、ゆっくり心休まる時間がありますように。温かいココアでも飲んで、お風呂に入って、手当たり次第食べられるものを食べて。
ここまでの駄文・長文を読んでいただき、ありがとうございました。
最後に
自分を救ってくれた詩です。お時間あるときに。
自分の感受性くらい ー茨木のり子
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
気難しくなってきたのを
友人のせいにはするな
しなやかさを失ったのはどちらなのか
苛立つのを
近親のせいにはするな
なにもかも下手だったのはわたくし
初心消えかかるのを
暮しのせいにはするな
そもそもが、ひよわな志にすぎなかった
駄目なことの一切を
時代のせいにはするな
わずかに光る尊厳の放棄
自分の感受性くらい
自分で守れ
ばかものよ