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言葉を食べる

こんにちは。元クレープ屋の「こうたろう」ということで「こな太郎」です。(※浸透するまで続けてみる)

5月にこっそりとnoteをはじめて、それっきり。なんとなくネタになりそうなことはメモに残していたものの、icloudの同期かなにかで消えてしまい、すっかりやる気を失くしていました。

前回のnoteで高々と宣言したように…

1:プロスケット(見習い)としての生きざまレポート
2:こな太郎としての活動(レシピとか感想。備忘録みたいなもの)
3:それ以外の日常、雑記

の3本柱でやっていこうと思っているので、さっそく「3:それ以外の日常、雑記」をテーマに書いていきます。

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タイトルのキーワードにも入っている「言葉」

みんなのお母さんである(?)あのお方はこんなことを言っていました。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。

ぜんぶつながってるから、根っこの部分から意志を持とう、みたいなことだとぼくは思ってます。

いったい、どう気をつけたらいいんでしょうね?
思考、言葉、行動、習慣、性格。

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(C) GAINAX・カラー/Project Eva.

思考はね、もう半分あきらめてます。だって考えちゃうんだから。
でも、言葉はどうにかなるかもって最近は思っていたり、気をつけていたりします。

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いま振り返ってみると、「言葉」に気をつけるきっかけになったのは、大学を出てはたらきはじめたクレープ屋さんかもしれない。

こいつら言葉通じねぇ…ほんとうに最初は悩んだんですよね。(ぜんぶ僕が悪いんだけど笑)

それこそ大きな意志もなく、ムダに勉強をしてきてしまったせいで、すごい頭がかたいし、つかう言葉がわかりづらい(なんとなくわかった気でつかっていることもある)のかも。

伝える相手のことを気にしてなかったのかも、って初めて自覚したというか。異国の文化を認識したというか。せまい世界で生きてたんですよ。

もちろん、クレープ屋さん、飲食業界ではたらく人たちを卑下しているのでは決してないんです。むしろ大好きで、人間関係が軽薄だとまとめられがちな東京という街でも、店員さんと飲みに行くくらい仲良しのお店もいくつもあるし、やめた会社の子たちともいまだに連絡をとってます。

そもそも背中で語るんだよ、とか言葉だけじゃない、とかここらへんも話がつきないので、これはまたいつか。

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そんなこんなで、自分がいままで口にしていた言葉に対する違和感や、自然とでてきてしまう言葉へのコンプレックスみたいなものが芽生えたと。

本や漫画を読むのは小さいころから好きだったけど、最近になって読むのはビジネス書とか自己啓発書ばっかりで…

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これ蔵書の一部ですけど、ワクワクしない笑

もっとたくさんの人に伝わりやすい表現だったり、やわらかい言葉、温かみのある言葉で伝えたいのに、なんて思いつつ…

まずは、小説を読んでみたり、知ってるけど読んだことない児童文学を買ってみたりしてたんです。


そして、大学に入ってからつけている読書ノートに、素敵だなあと思う一節をまるまる書き写したりして…

そうこうしていると、普段の会話でえらぶ言葉もやわらかくなってきたような気がしています。あとは、言葉をえらんで話そうとしているな、伝えようとしてるんだな、ということが相手にも届いて、真剣に聞いてくれるようなこともあるかもしれません。

ものごとの捉え方や考え方も、つかう言葉と同じように少しだけやさしくなった気がします。

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ここでようやく、タイトル「言葉を食べる」

日常生活で食べているものが身体をつくるから、栄養バランスを考えよう、なんて一度は言われたことがあると思います。

言葉も一緒なんじゃないかなって。

普段の会話もそう。広告もそう。twitterのタイムラインも、映画に出てくるセリフも、本も。

ぼくらは毎日たくさんの言葉を食べています。どんな言葉をえらんで食べるかで、つくられる心や思考がかわってくる。

そして、とても大事なポイントが一つ。

たくさんの言葉を食べた自分がつかう言葉は、他のだれかがまた食べる、ということ。

そうやってバトンが回っていくのかも。言葉をよく噛んで食べないと、吸収されづらい。よく噛まないままで出すと、なんだかよくわからないまま伝わる…(なんか汚いシーンを想像してしまった。とうもろこし🌽ごめんなさい)

世界をよくするために、みんなやさしい言葉をつかおう、なんて矮小な考えに着地したくはないのだけれど、こんなことを考えるなどしています。(矮小とか、わかりづらいのにね。この間のイベントで聞いたもんだから)

食べる言葉をえらぶようになり、自分の身体を通して、表現することで沁みついていくような感覚がある。

読書ノートに書き写すことに加えて、最近は朗読もするようになりました。

そんな音声もこのnoteにあげてみようと思っているきょうこの頃です。

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