育ての母
5/9が「母の日」ですので、お店では「母の日セット」を企画しました❗️
家族みんなで楽しめるように、全部がセットになったセット販売です。
家族みんなで、楽しんでもらえたらと思っています✨
でも、今年も外食はなかなか難しい・・・
そう思い、「母の日オードブル」も企画しました❗️
5/9までの受け渡しが可能ですが、どちらも食材の関係上2日前までに
ご予約をお願いしております。
詳しくは、ぐるなびさんへ
母の日の企画をずっと考えていると、沢山母のことを思いますね☺️
そして実の母以上に思い出すのが「育ての母」です✨
自分が小さい頃、両親は共働きでしたので
もちろん僕は預けられるのですが、それが母親の姉、つまり叔母です。
家から歩いて2.3分のところで、農家をしていましたので
いつもいる訳で、毎日そこで朝から晩まで過ごしてました。
昔の古い農家でしたので、大きな家と農地で、
土間があったり、お風呂は五右衛門風呂でした❗️
掘りコタツは、木炭だったのですよ‼️
さらに農地には、犬や猫をはじめ、沢山の虫や
小動物がいて、まさに僕にとってはテーマパーク✨
楽しかったです😁
その叔母は、僕にとってまさに「育ての母」です。
農家ですので、いつも新鮮な野菜を食べさせてくれ
土間には、土で作った竈門があるのです。
ガスなんてありませんでした。
竈門に薪を入れて、火をつけてご飯を炊きます。
これが美味い❗️
いまだにあの時のご飯の味は超えません・・・。
よく母の味といいますが、
僕の母の味は、叔母が作ってくれた「きんぴらごぼう」
これも実の母より、叔母のきんぴらが好きでした。
朝には毎日ニワトリの小屋に行き
生みたての卵をもらい、卵焼きにしてもらいます。
夏にはカブトムシやクワガタをとったり
蝶のサナギやカマキリの卵に興奮。
田んぼに行けば、ザリガニや蛙がいて
本当に楽しかったです。
本当に沢山のことを経験して、
生命の尊さも教えてもらいました。
今でも覚えているのは、畑の脇にトマトの苗が捨てたりました。
もちろん、弱い苗を捨てて強い苗で甘いトマトを育てる為でしたが
子供の頃の僕には、理解はできませんでした。
叔母に「かわいそう・・・」と言うと
畑の端に、その苗を植えてくれました。
夏になり、他のトマトとは少し育ちの悪いトマトができましたが
「僕のトマトだよ」と収穫してくれました。
その時のトマトの味は、「美味しさ」ではなく「嬉しさ」でした。
小学生の時には、母は家にいたのですが
それでもほぼ毎日叔母のところにいました。
しかし中学に入ると、部活がありあまり行かなくなります。
叔母は、高校入学では通学の自転車を買ってくれ
本当に自分の子供のように接してくれました。
しかし、大人になるにつれ離れていきました。
僕も成人になると、家を出て一人暮らしをしてて
そうなると、数年に一度顔を出すか出さないか・・・
そして自分でお店を出す時には、本当に喜んでくれました✨
あとはお嫁さんを紹介できたら、親孝行かな⁉️
そう思っていましたが、叔母の痴呆が始まりまってしまいました💧
僕に会いたい❗️会いたい‼️と言うのですが、
もう僕さえ解らず、会いたい僕とは、子供の頃の僕へなのです。
もう少し早く、叔母に感謝を返したかったと、本当に悔やみました。
叔母が亡くなった時、あんなに泣いたのは初めてでした。
もしあなたのお母さんが、まだご健在でしたら
少しでも親孝行してください。
出来なかった後悔は、絶対に消えません。
実の母も、歳をとりました。
少しでも出来ることを手伝い、感謝を伝えたいと思っています。
お母さんありがとう❤️