「離婚の条件はどうやって決めればいいの?①」
はじめに
離婚を考え始めた時、例えば自宅はどうすればいいのか、預貯金はどうすればいいのか、養育費は?・・・などなど条件を考える必要があります。
では、この離婚の条件はどうやって決めればよいのでしょうか。
今回はこの点についてお話をします。
「冷静な判断」ができる状態を作りましょう
まず、離婚の条件を相手と話し合う前に気をつけなくてはいけないのが、ご本人が「冷静な判断」ができる状態で条件を考えることができているか、という点です。
ご相談をいただいた方の中には、どうしても離婚をしたいから無理な条件で合意してしまった、とか相手が提示した条件が正しいと思って合意をしてしまった、という方も見受けられます。
特に配偶者からモラルハラスメントなどを受けるなどして、相手の言っていることを全て素直に受け止めてしまっている傾向のある方は注意が必要です。
第三者に率直な意見を聞いてみましょう
では冷静な判断ができる状態に持っていくためにはどうすればいいのでしょうか。
色々な方法があると思いますが、まずは客観的に意見をくれる第三者に相談をすることが大切だと思います。
親族、信頼できるご友人でもよいと思いますし、弁護士にご相談をいただければ、ご自身や相手の考えている条件が相場に合っているのか、というのを判断することができます。
まとめ
離婚という場面において相手が急に変わるということは、ほぼありません。そのため離婚の条件を考える際には、相手から提示された条件を前提に考えるのではなく、ご自身の希望、客観的な相場など色々な情報を考慮する必要があります。
結婚生活よりも離婚後の生活の方が長い、という方も多くいらっしゃいます。またお子さんがいる場合には、離婚の条件はそのお子さん達の今後にも影響してきます。
離婚の条件を相手の言うがままに決めてしまい、後悔をされる方も一定数いらっしゃいます。当事務所としては、そのような事態が無くなり、納得した上で再スタートを切ってもらいたいと考えています。
そのため離婚を考えられた際には、まずは弁護士にご相談いただき、冷静な判断ができる状態を作ってから条件を一緒に検討しましょう!
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