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『回遊』第三号発売開始!

 こんにちは。『回遊』第三号の編集長です。
 甲南読書会ZINE『回遊』第三号、ついに完成しました! ありがたいことに執筆者が増え、ページ数もはじめて100ページを突破しました。かなりボリューミーになった反面、編集・校正作業が遅れてしまい、八月末発売予定のはずがもう11月……。楽しみに待って下さった皆様、長い間お待たせしてしまい申し訳ございません! これから順次、大学生協や書店で発売を開始していきます。

回遊『第三号』目次

・特集1 『ナチスは「良いこと」もしたのか』『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』 田野大輔先生にインタビュー』(6)
・特集2 【・・・と〇】×『私が諸島である』読書会(19)
・コラム 甲南読書会及び『回遊』について (33)
・コラム ゆるやかにつながる――読書会と僕―― 肥前諒(34)
・コラム 九鬼周造の日時計 神戸⇆京都 巽香連(36)
・コラム 日々是古本――京都古本巡り 林大地(40)
・コラム 築百年越えの家に暮らし始めました 三邉香織 (50)
・特集3 〈留年〉を考える――経済学部6年生にインタビュー(52)
・コラム ほんとうに正しいことはいつも途中にある 趙健博 (62)
・コラム 祖母と爪切り 田村駿弥 (64)
・童話 眠い火の子 りんりん (65)
・コラム ソープ嬢となった私の旧友について 匿名 (66)
・コラム Ambient+ 草地栄紀 (68)
・コラム オスタルギーとアウシュヴィッツ 杉山精一 (72)
・コラム 嘔吐と調律 ジョナサン・グレイザー論 西田博至 (74)
・コラム 2010年代のドイツの小説が主にナチス時代をどう描くのかをめぐって Y (80)
・小説 壁と穴 田村駿弥 (90)
・小説 手紙 谷口創 (92)
・小説 布団を売りました 多留樽 (94)
・俳句 中谷拓夢
・小説 落馬した蝶 柳川弘樹 (99)
・次回予告 (102)

内容紹介


表紙の写真は前回に引き続き、オーストラリアにワーキングホリデーに行ったっきり、一向に帰ってきそうにない友人が撮影したものです。といってもこの写真はオーストラリアではなく、京都の伊根で以前撮影したものだそうです。今回も素敵な写真を送ってくれてありがとう! 

『回遊』第三号の目玉は、甲南大学教授でナチズム研究で知られる田野大輔先生のインタビュー記事です。『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』『〈悪の凡庸さ〉を問い直す』の話を中心に、田野先生が好きな中国料理の話など盛りだくさんの内容になっています。

インタビュー後、田野先生オリジナルステッカーをいただきました!


特集の2つ目は、【・・・と〇】(てんてんとまわる)読書会です。タイトルの意味がよく分からないと思いますが(正直編集長の僕もよく分かっていない……)、いつもの甲南読書会大学とは雰囲気を変え、大学の外で読書会をしよう!みたいなコンセプトで始まった企画です。詳しくは紙面をお読みください。


【・・・と〇】読書会、記念すべき第一回目の課題図書は、中村達『私が諸島である カリブ海思想入門』です。カリブ海……海……須磨?という安直な理由で、読書会の開催場所は須磨の海岸になりました。


 『回遊』第三号、3つ目の特集は「〈留年〉を考える  ――経済学部6回生にインタビュー」です。 甲南大学iCoomons4Fにあるブックカフェには、留学生界隈や大学院生界隈など、多種多様な人たちが集まります。また、私たち『回遊』編集部のたまり場でもあります。そんなブックカフェの常連でもある留年生二人にインタビューをしました。お二人の素敵な写真にも注目です。

以上の特集に加え、個々人のコラム(エッセイ、小論、小説、絵、写真など)も多種多様なものが集まりました。今回からは童話や俳句といった新たなジャンルも加わっています。

販売について

『回遊』第三号
企画:甲南読書会
デザイン:巽香連
編集:肥前諒
価格:1,100円(税込み)
発売日:2024年10月31日
A4 / 106ページ

販売場所
【神戸】
・甲南大学生協北館
・甲南大学iCommons4FBookCafe

【姫路】
・あまかわ文庫

【京都】
・京都大学生協ルネ
・恵文社一乗寺店
・午睡書架
・善行堂
・同志社大学生協 良心館ブック&ショップ

【東京】
・古書防波堤(吉祥寺)

また随時販売場所が決まり次第、こちらに追記していきます。
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