ものもらいゾーン 24/10/17

 ものもらいになっちゃった~~~よ~~~!!!
 ものもらいとその感想だけで1日分の日記が書けそう。ものもらい一日これ一本。
 原因としては、前日にやった雑草取りか、朝に公園で逆立ちの練習をしようとして土を触った手が洗えていなかったか。どちらにしても不潔な手でいつの間にか目を触ったらしいことは間違いなく、完全に自分に非がある点で他の体調不良より悔しい思いをしている。左目がお釈迦になっている。23歳は公園で逆立ちの練習をしない方がいい。
 日記書いてる人が体調不良だと時が過ぎている感じがして興奮します(要らない報告)。

 ていうかナニコレ?視界が2Dなんですけど。片目しか見えん。各器官が2つずつあるありがたみって、1つ失ってから気づく。1つ目小僧がものもらいになった場合、失明を意味するし。たまに右目が痒くなるから、うっかり両目イカれて本当に一時的な盲目になるんじゃないかと怯えている。
 今は抗菌目薬をさして眼帯をしているからそうでもないんだけど、最初が緊急事態的な痛みだった。親知らず抜歯後は物を噛むことで発生する痛みだったけど、ものもらいはその目版だ。目を開けることで発生する痛み。使用頻度としては勿論歯より目の方が多いわけで、しっかりと物を見ようとするたびに痛むのが最悪。
 授業が始まってすぐに左目に違和感を覚え、目にゴミが入ってるかな~と思いつつ1時間過ごしたあたりで異常を察して「ものもらい」を検索した。なんせ人生で初めてなってるし、知らない感覚だから。結果ティッシュを側に置いて、片方だけ尋常じゃない量の涙と鼻水を流しながら授業を受けた。リモート授業で心底よかったと思う。
 あとちょうど休みの前に罹ったのもよかった。この状態でパソコンの画面とにらめっこし続けるのはしんどい。3日くらいで治ってほしい。
 というか目を使う行為全般がしんどいし、目を使わない行為って生きているとほとんどないので、基本なにも楽しめない。普段は精神病ツライツライムーブをしているけど、盲目の方が全然辛いだろうと思う。

 あと月曜日には左側の親知らずを抜くのも控えているので、顔の左側面が腫れまくった人間になる日も近い。この痛みを迎えることで厄落としみたいになっていたらいいな。
 眼帯をしている自分の見た目、めちゃめちゃ胡散臭い。片目が塞がれているともう片目も大きく開かない気がするのだけど、それによって糸目キャラ的というか、全然人間のこと信じてなさそうな風貌になる。右目は腫れていないのに、開き具合で腫れてるように見える。

 この状態でも夕ご飯を作ったので凄く偉かった。プロ意識のような何かに駆られるようだったけど、全然プロではない。母親がどんなに体調不良でも最低限の家事だけしているのを見たことがあるけど、こういう何かに駆られるような気持ちだったのかもしれない。

 父親は体調不良を過剰に心配するタイプなのだが、案の定心配され、スーパーでものもらい対策グッズを大量に買ってきた。あと3回ものもらいになれるくらいの量がある。眼帯・眼帯・眼帯・目薬・目薬・アイボン・クールアイマスク。粉奈丸さん何個目ェあんだよ。眼帯で目潰れるわ。でもありがたい限りだった。ものもらいの時の眼帯がこんなに楽だとは思っていなかった。

 目を開けるのが億劫で、暇な時間にほぼ何もせず目を閉じて何か思いつき次第スマホにメモる、というのをやっていた。スマホを手元に置いて寝転がっていると、スマホが外付けのHDDみたいだ。そのメモの結果がこのものもらい感想文である。
 ラジオでも聴けばよかったんだろうけど、痛みで集中できる気がせず、自分の身体で遊ぶなどしていた。変な意味じゃないです。声帯を震わせたり、腕をぷらぷらさせたり。

 少し前から気づいていたけど、粉奈丸さんは粉奈丸さん自身の声がかなり好きだ。自分が声を発する度におお!と思えるので、かなり得していると思う。元々若干バイセクシャルの気質があるので、好きな同性を真似したりなんたりで声が研鑽されていく感覚がある。とは言ってキモオタなんでつが……。
 というか性に懐疑的なだけで、バイとはまたちょっと違うのかもしれない。性がnullだったら楽だったろうな、って場面が多いだけで。それはそれとして男性用ASMRも女性用ASMRも気分次第で聴く強欲な楽しみ方はしてしまっているので、今更性がnullだったら……なんて都合のいいことは言えないんだけど。ということは性がnullの世界線について考えることになるけど、その世界線はとっても虚しいんだろうな。どちらの性の下世話な話にもついていけず、周りは扱いに困り、いいところも悪いところも実感できないまま生きながらえる。一回実感を手に入れちゃってるからこそ、失っても構わないなって思うだけかもしれない。なんかそういうSSが書けそうだね。

 リモート授業中、「知るということは不可逆で覚悟の要ることで~」という旨の雑談をされていた。その通りだと思う反面、いいことは割とすぐ忘れるし記憶は簡単に塗り替えられるし、その癖よくないことばかり反芻して防衛機制的に覚えてるんだよな……これが増えていくのはつらい……という思考になった。
 統合を失調した時のピークの脳内は極度にいい夢と極度に悪い夢を同時に同じ量見た、って感じだったけど、今となって実感として残るのは「アレなんだったんだ」というぼんやりとした記憶だけだ。たぶんあと60年くらい生きて死ぬときもおんなじことを思うんだろうな~と感じる。「アレなんだったんだ」「なんだコレ」を繰り返して、特に意味もないまま生きて死んでいくのが人生なんだろうな。

 ものもらいのせいか、よくわからないゾーンに入っている。

こなまるでした。

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粉奈丸
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