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シカゴ カフェバイト32日目 

月曜日はいつもアレックス(オーナー)がいるけど、今日は休みだった。アレックスがいると、積極的にバリスタをさせてくれるけど、今日はいなかったから、フード担当だった。

今日はマネージャーのTaraが、いつもの3倍くらい従業員と喋り続けていた。連日働き続けて、疲れてたのかもしれない。何を話してるのか分からなかったけど、たまに女性の名が出て来て、その人について話してる様子だった。

12時上がりだったけど、12時前から混んできて、帰れる状況ではなかった。少しだけ延長して、スピナッチパイやクロワッサンをオーブンに入れて帰った。

何も抱えてない人がいるだろうか

コーヒーを買いに来てくれる人。

毎日のルーティーンの人もいれば、はじめての人もいる。とても疲れ果て、憔悴しきってるひともいれば、時間に急いでる人もいる。いろいろだ。ぱっとみた表情から読み取れない、「何か抱えてるひと」もいると思う。むしろ、抱えてない人の方が、少ないんじゃないか。

私がカフェに行く時は、自分が主人公の人生だと再確認したい時が多い。一人の時間で、コーヒーのアロマと音楽に浸りたい。「馴染みじゃないカフェ」に行きたくなることもある。馴染みじゃない理由は、「表情を整えないといけない」と思いたくないからだ。

その人にも人生がある、ということを忘れてはいけない

働く人も、そうだろう。
機械じゃないんだから、今日の気分がある。表に出さなくても、こころにしまい、ふとした時に溢れることもある。今朝の口論や、前日のミスしたことを、引きずったまま働いてることもある。

その人にも人生がある、ということを忘れてはいけない。
だからこそ、お客さん、もちろん従業員同士、敬意をもって接することを忘れずにいたいと思う。


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