「展覧会 岡本太郎」をみてきました.
愛知県美術館で開催中の「展覧会 岡本太郎」を見てきました.会期は3月14日まで.栄を別件で通りかかったときに気づいてふらりと入ったのですが,開催序盤だったのでかなりスムースでした.
岡本太郎といえば現代日本美術史の超ビッグネームですが,太陽の塔以外よく知らんなぁ,という私でも(というかそういう人に向けての展覧会だと思う),岡本太郎という芸術家の足跡がよくわかる展覧会でした.
会場内かなり撮影OKでした.造形物は「上からの撮影不可」でしたが,肖像権的な問題ではなく「カメラが落ちると造形物が壊れるから」という理由だそうです.
太陽の塔は万博記念公園に行ったときに近くで見たことがありますが,形も色も「異様」の一言ですよね.当時は中に入れなかったので,そのうち中にも入りたい.(そのときはうっかり民博に入ってその展示の質量に慄きほうほうのていで帰宅した記憶があります.民博も時間取ってしっかり見に行きたいですねー).
回顧展を鑑賞すると同じ作家の作品を高密度で摂取し続けるのでぼちぼち気分が悪くなることがあるんですが,今回はひときわでした.この絵が動いてなくて良かった….技術と感性に裏打ちされた純度の高い狂気のようなものと対峙するのが美術鑑賞の一つの醍醐味だと思っているので,気分が悪くなるのもどんとこい!な気分ではあるしありがたいのですが,やっぱり疲れますね(苦笑.
(初稿:2023年1月中旬)