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J1降格ボーダーラインを統計的に予測していたら結構近かった件
2021年のJリーグ開幕前に,J1降格ボーダーラインを予測する,という記事を書きました.
スポーツのこういった予測系の記事は検証されないことも多いのですが,そんなに面倒でもないので書いておきます.
本来は有料記事なので読んでほしいところでもあるのですが,すでに国内の研究会で口頭発表済みで資料も公開済みなので予測の核心を書いてしまいます.
20チームの実力分布を仮定して多数シミュレーションを行い17位の勝点の平均を計算する,という方法を実行しました.そこで得られた結論は,
勝ち点38=「残留ボーダーライン」:17位以下になる確率が50%程度あり、正しい意味での「ボーダーライン」
でした.
実際は16位と17位の勝点が37と36でしたので,予測の平均とほぼ一致していたことがわかります.例年の条件(18チーム中3チーム降格またはPO)でも,勝点/試合=1.0はわかりやすい指標になっているのですが,今シーズンの条件(20チーム中4チーム降格)でもこの値が目安として働いていたことがわかりました.