ゲルハルト・リヒター展を見てきました(東京国立近代美術館)
都内で夕方に予定があったので,その日の午前中に美術展を観てきました.日時と場所の都合で直前に決めたので,予習なしの出たとこ勝負です.
会場は竹橋(皇居の北側)にある東京国立近代美術館.20年位ぶりだと思うのですが,前に来た時の記憶があんまりまりません.
美術館の公式ツイッターやYouTubeで作品や展示室の様子がかなり公開されていますが,自分で撮った写真を並べておきます.
柱や天井の感じから,1960年代後半の建築かな…と予想したら当たっていてうれしかったです.
ゲルハルト・リヒター氏については名前は聞いたことがあってどこかの展示で見たことがあるかも…という程度の予備知識でしたが,楽しめました.私の趣味がアブストラクト,コンセプチュアル方面なので,相性が良かったと思います.
撮影可の展示室も多かったです(撮影不可の時代が長かったおっさんなので,いまだに展示室でカメラを出すのをためらってしまう(苦笑))
展示の目玉であった「ビルケナウ」では良い鑑賞体験ができました.
題材とされた4枚の写真からなぜか4枚の抽象画が描かれ,なぜかそれがカラープリントされて対で展示されており,さらに展示室内のグレーの鏡で反射像を見せられ,「見るということは何か?」「像とは何か?」をかなり端的に体験できる空間となっていました.
建物や常設展もよかったです.
「眺めのよい部屋」という眺めのよい部屋がありました.眺めがよかったです.
常設展に行く頃には足が疲れてましたが,国内の重文級の作品でおなかいっぱいになりました.
常設展は驚愕の500円.これをワンコインで見れる東京はすごいなぁ.数週間都内に滞在して美術館博物館めぐりをするぞ!というのが一生のうちでやりたいことリストに入っています.学生の頃似たことやったけど4日くらいで金もなかったし.その時以来の東京国立近代美術館訪問でした.
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