日本でどうやって試合を見るのかはわかっていませんが,UEFA EURO2024を予測してみました.(追記:WOWOWさまが中継してくれるそうです)(追記2:Abemaさまも)
今年はUEFA EUROと夏の五輪があって忙しい年です.今年のEUROはドイツ開催.日本で試合を見る方法が決まっていないらしいですね.
前回はコロナ感染症のなんやかんやで1年ずれた2021年開催だったので,中3年.あわただしさが加速しています.その時の予測を活用してさぼって今大会も予測したいと思います.
ちなみに前回の予測は相当うまくいきました.現実がこっちによって来てくれた感じです.
過去の得失点のみに基づく実力評価と予測
2018年のWCロシア大会の予測手法を流用しています.
データは2024年3月までの国際試合のものが公開済みでしたのでありがたく利用します.
2021年7月21日から2024年3月26日までのA代表の国際試合2908試合を利用して各国代表の実力評価を行いました.直近の試合ほど重要視するような重みを利用しています.重みの値は過去のワールドカップの予測精度に基づいて決めました.
各国評価と大会展望
各国の評価値(レーティング)を示します.最低評価値のアルバニアを基準の0とした評価値です.青棒と赤棒はそれぞれチームのレーティングとホームアドバンテージです.前回大会よりも評価値の幅が狭くなっているのが興味深いですね.多分,カタール大会でアジアとアフリカのチームがかなり勝ったことの影響だと思います.
(余談ですが,この評価値だと日本は0.41でセルビアとイタリアの間(11番目),世界に広げても17番目です.もし日本がUEFA所属だったら,EURO本戦には結構余裕で出場できて,R16で止まるかQFまで行けるか?という評価になります).
評価値の差が下図に従って予測勝率を説明する予測モデルです.例えば,レーティングが対戦相手より0.5大きいチームは予測勝/分/負率が70.1%/20.7%/9.2%です.
実施予定の試合をホーム開催地と合わせて入力すると,対戦チーム間のレーティング差とホームアドバンテージから予測勝率を計算できます.グループステージ(GS)とその先のノックアウトステージ(KS)の全試合をたくさんシミュレーションして最終順位の分布を計算しました.
開幕後は毎日結果を眺めながら予測評価をしつつ,パリ五輪の球技予測の工作に取り掛からないといけませんね.今年も忙しい!
追記(20240613):グループステージの試合ごとの予測はこんな感じです.
追記(20240610):WOWOWさまが中継してくれるそうです.
追記2(20240610):Abemaさまも.