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簡易版ゴール期待値(simplified expected goals, sxG)を定義して淡々と計算していますよという記事(20191224追記)
(20191224追記)
2019シーズン全試合レポートが完成しました.それが目当ての方はページ最下部へ,説明をお読みになる方は直下へお進みください.
サッカーにおける「ゴール期待値」
サッカーではゴール期待値という指標が最近ぽつぽつと話題に上がっています.「シュートがどれくらい得点になりやすいのか?」という指標です.
シュートのうち得点に関わる要因をどれだけ反映させるのか?が肝になるわけでして,ヨーロッパの研究者はシュート時の他の選手の配置なんかを反映させているようです.
私が情報元としているのはFootball Labさまのマッチレポートで,ここにはシュートの位置とどのシュートがゴールになったのかが記載されています.ただし,シュート時の他の選手の配置情報は公開されていません.
「簡易版ゴール期待値」の提案
ですので,「シュートを打った位置」のみについてゴール期待値を計算してみようと思い立ちました.簡易版なので,簡易版ゴール期待値(simplified expected goals, sxG)と名づけました.非常に大まかに定義すると,「ピッチ上のある位置について,その位置の付近から放たれた過去のシュートのうちどれだけのシュートが入ったかの割合.」です.きちんとした説明はそのうち論文か何かで書きます.
で,今期のJリーグ全試合のsxGと,そこから計算できる得失点差の確率なんかを図にまとめていて,ツイッターに流したりしています.
名古屋対浦和(20190512) シュート位置および簡易版ゴール期待値のレポートです. pic.twitter.com/m2B2Yc8rCP
— konakalab (小中研究室/名城大) (@konakalab) May 13, 2019
そして,「これ全部まとめたら需要あるかな・・・」と思い立ちました.
リーグ戦全試合のシュート位置と簡易版ゴール期待値をまとめたレポートのpdfファイルとか,需要ありますかね?ここに貼ったようなページが試合ごとに淡々と並んでるだけのやつなんですが.グランパス以外でも作れるようにはしてあります. pic.twitter.com/VaW8IdJilS
— konakalab (小中研究室/名城大) (@konakalab) May 21, 2019
まぁ,需要の有無に関わらず工作が楽しそうだったので手を動かしてました.本当はWebで仕立てて検索なんかを入れたり,それこと本家FootballLab様にゴール期待値の計算を提案したりしたほうがよいのでしょうけれども,でかいpdfができあがるさまも面白かったりします.
ということで,本日のお土産です.相変わらずタイトル未設定ですがpdfファイルへのリンクです.6MBくらいです.
(20190523追記) 簡潔な説明,チーム単位でのデータなどを追記し,試合数も増やしました.10MBくらいあります.リンクは↓で変わっていません.
2月の開幕から4月末までのJリーグのリーグ戦についてのレポートがまとまっています.1ページ1試合なので,530ページくらいあります.あの試合,この試合を思い出しながらご覧ください.
プログラム走らせてる待ち時間がちょっとうっとおしいくらいなので,月イチとかリーグ中断期間とかくらいに作ります.それではまた.
(20190723追記)
レポートを更新しました.1237ページ,18MBのお土産です.ご査収ください.あと,多分全試合抜けはなくなっていると思います.
(20191224追記)
レポートを更新しました.2290ページ,30MBのお土産です.ご査収ください.あと,多分全試合抜けはなくなっていると思います.