ゾロ目の魅力:n勝n分n敗を最も経験しているクラブはどこだ!
こん**は.Jリーグのどうでも良さそうな記録を発掘しているkonakalabです.
9月3日の試合後に最終順位予測を計算したところ,我らが名古屋グランパスは上位3位以内(来年国際大会に出れる)も16位以下(降格するかもしれない)もほぼなさそう,という結果でした.包み隠さずツイートしたところ,無視できない数のツイートで「伝統の中位力」「さすが名古屋」といった反応がありました.
さらに素晴らしいことに,27試合終了して9勝9分9敗のゾロ目!順位も半分直下の10位と美しさにあふれています.
手元に公式サイトからスクレイピングした試合結果がありますので,「2005年以降,J1リーグでn勝n分n敗を経験した回数」を集計してみます.さて,我らが名古屋は美しきゾロ目をどれだけ経験しているのか?
(注:2005年以降原則18クラブ34試合.2ステージ制のシーズンはその年の通算勝敗数で算出)
算出結果(総回数)
計算してみました.それでは総数の第4位から!
第4位 13回 名古屋:我らが名古屋,中位力を発揮してゾロ目も最多かと思いきや第4位にとどまりました.2022年(今シーズン)はn=1,2,5,9と推移し現在シーズン4回目.
第3位 14回 横浜FM:オリジナル10かつ降格未経験の横浜FMが3位.2005年には10勝10分10敗を記録しているが,強豪チームとなったここ数年はn=1のみを記録.
第2位 16回 ヴィッセル神戸:2005年以降2年の降格を経験しているものの堂々の2位.2022年にはn=1,3,4,8と4回ゾロ目を記録したもののその後不調に陥り9勝9分16敗.
第1位 17回 ジュビロ磐田:2005年以降4年の降格を経験しているにも関わらず堂々の1位.2006年,2018年に4回のゾロ目を記録.
算出結果(シーズン最多/最大n)
1シーズンでの最多は4回です(内訳は以下).このうち仙台の2013年はn=1,2,3,4を連続して記録するという珍しいパターンでした(開幕からの連続ゾロ目最長記録).
仙台 2013
名古屋 2022 (シーズン途中)
横浜FM 2005
浦和 2018
磐田 2006
磐田 2018
神戸 2020
鳥栖 2017
最大のnはn=11(11勝11分11敗)でした.(磐田2011年,G大阪2019年)
今シーズンの名古屋はゾロ目回数最多記録を更新する可能性があります.最大のnは34試合制では更新しようがないので,あってタイ記録ですね.
(J1リーグでは引き分けは1/3ではなく24%くらいなので,本当に平均に近い=中位力を発揮しているのは13勝8分13敗あたりなのですが,まぁそんなところで正確さを出しても面白くないので…)
ということで,#Jリーグどうでもいい記録マン でした!