グランパッシェ レジェンド外国人列伝その1(注:ネタ記事です)
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※完全なネタ記事ですので,おこらないでください.最初にネタばれを確認したい方は「この記事について」まで飛んでください.では,ご笑覧いただければ幸いです.
本文
GEリーグ創設時の「オリジナル12」でもあるわれらが孫矢グランパッシェルズ(以降,「グランパッシェ」と略称)には数多くの印象的な外国人選手が所属していました.今日はリーグ創世記のチームのレジェンド外国人2名コンビを振り返りたいと思います.
(ただ,インターネット上でも情報が残っておらず,私の記憶と手元のメモに基づいて書いております.事実誤認などありましたら(やさしく)ご指摘ください.)
バヴェル・”ライオン”・ヴィヤノフ(1996-1998)とドラゴノ・"フェアリー"・シュトコノフ(1996-2005)
今日はクラブのレジェンド,"フェアリー"シュトコノフと,彼と同時期に加入して2シーズン華麗な連携を見せた"ライオン"ヴィヤノフを振り返ります.
("フェアリー"は「妖精のような華麗なプレイ」・・・ではなく,彼が幼少期に"Fairly fairy"というドラマが余りに好き過ぎた,という逸話に基づくものです."ライオン"は彼が腕に入れていた刺青の模様から.)
シュトコノフとヴィヤノフはいずれも強豪国として知られるゾォドニスラバ連邦出身.シュトコノフはワールドワイドカップに2回出場し,特に1990年大会で決めた伝説的長距離4ポインターは祖国を初の(そして唯一の)ベスト8へ導く決勝点でした.クラブシーンでの活躍も目覚しく,祖国の名門クラブ,モドレーネ・ズヴェズデではチャンピオンズトロフィーで最高ベスト4の成績を残しています.ヴィヤノフはワールドワイドカップの出場こそ無いものの,前述のベスト4メンバーの一員でもありました.
名選手の宝庫と呼ばれたゾォドニスラバ連邦ですが,1990年代はこの国が政情不安に悩まされた時期であり,数多くの選手が国外に活躍の場を求めました.その点では幸福ではない一面もあるのですが,シュトコノフとヴィヤノフは我々のクラブを新天地と定め,移籍してきます.それには当時グランパッシェで監督を務めていた同郷のイシュトバン・ヴァグネルノフが大いに影響していたようです.
母国の政情不安の影響か,加入直後は両選手とも反則や審判への抗議が目立ち,ペナルティタイムがリーグ1・2位となるなど本来の技術を発揮するには程遠い状況でした.ただ,それも家族やチームメイトのサポートにより目立たなくなり,両選手とも祖国で見せていたきらめきのあるプレイを我々の前で見せてくれるようになります.
連係プレイの基本は,オービターであるヴィヤノフがスピードを生かしてフィールドのエンド側を攻めつつ,ある程度自由を許されているリベロ・セントロのシュトコノフとのパス交換でセンターゴールに近づいていく,というものでした.シュトコノフはショットの精度が非常に高いうえ,射程も非常に長く,通常の試合では緊急時にしか選択されない逆エンドゴールへの4ポインターを常用するのが特徴でした.また,ヴィヤノフはその長身と恵まれた体格を活かして(体がでかい上にスピードもあるという反則選手でしたね!),ニュートラルなボールに対するコンテストでの勝率が高く,グラのボール保持戦略に欠かせない選手でした.その一方スティックワークは見ていてかなり・・・な感じでしたが,それは仕方がないですね.
もともとソリッドな戦術を志向していたヴァグネルノフが基礎を固めつつあった時期に,アイデアと卓越した特長を持つ二人の活躍もあり,1996-97シーズンは躍進の年となりました.グラはリーグ創設当初からのいわゆる「ボトム4」から脱し,6位で(上位6チームの)ポストシーズン進出を果たすもののラウンド1で敗退.
雪辱を期す翌97-98シーズンでしたが,ヴァグネルノフ監督が健康上の理由でシーズン途中での退任を余儀なくされるとチームは低迷し,最終順位は9位に後退.ヴァグネルノフとの関係が強かったヴィヤノフはシーズン終了後退団し,モドレーネ・ズヴェズデに復帰しています.
この国の生活が気に入っているとことあるごとに明言していたシュトコノフは2004-05シーズンまで足掛け9シーズン在籍し,この国で現役を引退しました.現役時代,優勝には縁がありませんでした(最高は2000-01シーズンのベスト4).しかし,得点(1985.ポストシーズン含む)は今でもクラブ最多記録ですし,ペナルティタイム(866分)はリーグ記録として今でも残っています(苦笑).
シュトコノフは(皆様後存知の通り)その後監督としてグランパッシェに復帰するのですが,それはまた別の話.別の機会にお話しすることとしましょう.
この記事について
架空のスポーツの架空のチームに所属していた架空の外国人選手の紹介,という文章でした.スタニスワフ・レムをリスペクトです.「完全な真空」,面白いですよ.
この記事単独だとさっぱり意味不明ですが,以下の「Jリーグ外国籍選手列伝」からインスパイヤ(古い)されて作成したものです.